目標設定は幸せに繋がるけど、自分ゴトとして設定したり、自分の喜びや利他心につなが
という報告。**
目標を追求する理由のフレームワークと主観的な幸福の間のサブグループ固有の関係**
Ehrlich, C., Milston, S. Subgroup specific relations between the goal-striving reasons framework and subjective well-being.
Curr Psychol (2023).
■気付き
・目標設定は、自分ゴト(自分のニーズやウォンツに沿って)として行うことが、幸福に繋がる。
・事前準備として、
アサーティブネスを高める(自己主張できるようにする)
バーンアウトレベルを下げる
ワークエンゲージメントを高める
があると良し。
・目標設定の理由には、喜び、自尊心喪失の恐怖、利他心、必要性がある。
(でも、喜びと利他心が幸せに繋がる。要は、自分自身がワクワクするような目標、もしくは誰かのためになる目標が幸福度を高める。)
■分かった事
①年配の従業員 (24 歳以上) とは対照的に、若い従業員の目標達成の理由は幸福とは関係がないことが示されました。
(24歳以上だと、自分の好みに合わせて目標設定できるなど、柔軟性があるから。)
③自己主張が強い人(アサーティブネス)、燃え尽き症候群レベルが低い人(バーンアウト)、ワークエンゲージメントが高い人ほど、目標を達成しようとする理由が幸福と強く関連しています。
(自己主張が低い人は、そもそも自分のニーズやウォンツを目標に取り入れづらいのではないか。)
■目標設定フレームワーク
GSRF:目標達成理由フレームワーク:the goal-striving reasons framework (GSRF;Ehrlich, 2012; Iwama et al., 2021; Vansteenkiste et al., 2014).
外的接近型→喜び
外的回避型→自尊心喪失の恐怖
内的接近型→利他心
内的回避型→必要性(経済的な必要最低限なものに対して)
が、目標設定の理由となる。
→GSRI:これを指数にしたもの。
この目標に取り組むのは楽しい、実際に楽しんでいる(喜び)
この目標にかなり取り組んでいる(喜び)
他人の役に立つ(利他)
大義名分がある(利他)
失敗したら負け犬のように感じる(自尊心喪失の恐れ)
失敗したら他人に見下される(自尊心喪失の恐れ)
生活するのに必要だ(必要性)
生活するのに役立つ(必要性)
■アブスト
人々が目標を追求する理由は、幸福と強く関連しています。目標追求の理由の違いをとらえる重要な概念は、目標追求理由フレームワークです。今日まで、目標達成の理由のフレームワークが特定の人々の幸福と異なって関連しているかどうかは不明のままです. ポジティブ アクティビティ モデルをガイド フレームワークとして使用して、手元にある論文は、目標設定のコンテキストに関連し、目標を追求する理由と幸福の間の関係を変えると想定される、多くの人に関連する特性を分析します。大規模な累積データ セットを採用することで、個人関連の特性は、人口統計学的変数 (年齢、性別、管理職の地位) と選択された幸福関連変数 (自己主張、燃え尽き症候群、関与、目標の進捗状況) で構成されます。相関分析をフィッシャーの Z 検定と組み合わせて使用すると、年配の従業員 (24 歳以上) とは対照的に、若い従業員の目標達成の理由は幸福とは関係がないことが示されました。女性の自尊心の理由は、男性よりも幸福感と強く関連しています。自己主張が強い人、燃え尽き症候群が少ない人、エンゲージメントが高い人ほど、目標を達成しようとする理由が幸福と強く関連しています。調査結果は、これらのサブグループのニーズに応えるためのトレーニングのさまざまな変更を特定するため、目標設定トレーニング、つまり目標を追求する理由のフレームワークに基づくポジティブ心理学の介入による幸福の提供に影響を与えます。