2026.04.20

はぴテク相談室:遊び心を養うことが、自尊心(自己肯定感)につながる

相談者

最近、自分に自信が持てなくて…。何をやっても「どうせ自分なんて」って思ってしまうんです。自己肯定感を上げるにはどうすればいいんでしょうか?

はぴテクさん
はぴテクさん

それはつらいですね。「どうせ自分なんて」って気持ち、ずっと抱えてると疲れてしまいますよね。実は最近、自己肯定感と「遊び心」の関係を調べた面白い研究が出たんですよ。聞いてみますか?

相談者

遊び心…?自己肯定感と遊び心って、なんか関係あるんですか?意外すぎてびっくりです。

はぴテクさん
はぴテクさん

そうですよね、意外な組み合わせですよね!ドイツのブラウアー先生たちの研究なんですが、大人の遊び心と自己肯定感には一定の相関関係があることが分かったんです。つまり、遊び心が高い人は自己肯定感も高い傾向があって、逆も然り、という結果でした。

相談者

へえ!でも「遊び心」って、ふざけることとか冗談を言うことだけじゃないんですか?

はぴテクさん
はぴテクさん

いい質問です!実はこの研究では、遊び心を4つのタイプに分けて考えているんです。①人付き合いの中でユーモアを使う「他者志向タイプ」、②人生をゲームみたいに楽しむ「軽快・陽気タイプ」、③アイデアをこねくり回すのが好きな「知的タイプ」、そして④変わったものや珍しいことに惹かれる「奇抜タイプ」の4つです。

相談者

4種類もあるんですね。どのタイプが自己肯定感と一番つながっていたんでしょう?

はぴテクさん
はぴテクさん

一番関連が強かったのは②の「軽快・陽気タイプ」、つまり人生をゲームのように捉えるスタイルでした。計画通りにいかないことでも「じゃあこれはこのゲームのミッションだ!」みたいに受け取れる感覚、とイメージするとわかりやすいかもしれません。

相談者

なるほど…。でも私、完璧主義なところがあって、うまくいかないとすぐ落ち込んでしまって。それって逆の方向ですよね。

はぴテクさん
はぴテクさん

まさにそこがポイントかもしれません!研究から考えると、「完璧にやらなきゃ」という「戦場モード」から、「とりあえずやってみよう」という「遊び場モード」に少し切り替えてみることが、自己肯定感にもよい関わりをしている可能性があります。失敗も「ゲームのイベント」くらいに捉え直す練習、ちょっと試してみる価値がありそうですよ。

相談者

「遊び場モード」か…。面白い言い方ですね。でも、私は人付き合いが得意じゃないし、知的な遊び心とか奇抜なタイプも自分には縁遠い気がして。

はぴテクさん
はぴテクさん

大丈夫ですよ、4つ全部を鍛えなきゃいけないわけじゃないんです。たとえば知的タイプなら、「もし自分が宇宙人だったらどう見えるかな?」みたいな答えのない問いを一人でぼーっと考えるだけでもOK。奇抜タイプなら、いつもと違う道を歩いてみたり、気になった変わった趣味をちょっとのぞいてみるだけでも十分です。

相談者

それくらいなら私にもできそうです!でも、遊び心を高めたら自己肯定感が上がる、と断言できるんでしょうか?

はぴテクさん
はぴテクさん

実は、どちらが先か(遊び心が高いから自己肯定感が上がるのか、自己肯定感が高いから遊び心が育つのか)は、この研究では断言できていないんです。あくまで「両者は関係しあっている」という段階です。ただ、関係している以上、遊び心を意識して育てることは、自己肯定感にとっても無関係ではないと言えそうです。

相談者

焦って結果を出そうとせず、まず遊び心を少し意識してみることから始めてみます。なんか、気持ちが少し軽くなった気がします!

はぴテクさん
はぴテクさん

それが一番大事なことかもしれませんね!まさに「ゲーム感覚」で、気軽にちょっとずつ試してみてください。どれか一つでも「面白いかも」と思えるものから始めるだけで十分ですよ。応援しています!

■ 今日のまとめ

  • 遊び心(OLIWモデルの4タイプ)と自己肯定感には一定の相関関係があることが研究で示されており、特に「人生をゲームのように楽しむ軽快・陽気タイプ」との関連が最も強かった。
  • 完璧主義の「戦場モード」から「遊び場モード」へ少し切り替え、計画通りにいかないことをゲームのイベントとして受け取り直す練習が、自己肯定感に関わる可能性がある。
  • 遊び心と自己肯定感はどちらが先かは現時点では不明(相関関係)だが、4タイプのうち自分に合ったものを一つだけでも意識して取り入れることから始めるのが現実的なアプローチ。

■ 出典・注意事項

  • 【出典】Kay Brauer, Garry Chick, René T. Proyer, 'Studying the associations between adult playfulness and self-esteem: An exploratory study using two samples and a mini meta-analysis', Personality and Individual Differences, 2026/4/20. https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0191886926001807

  • 【注意事項①:相関であって因果ではない】本研究は相関分析・回帰分析によるものであり、「遊び心を高めると自己肯定感が上がる」という因果関係は示されていません。どちらが先かは今後の研究課題とされています。

  • 【注意事項②:効果量について】遊び心の各次元と自己肯定感の相関係数はr=0.03〜0.28と弱〜中程度であり、関連はあるものの強い関係とは言えません。

  • 【注意事項③:対象集団の限界】サンプルはドイツの成人2集団(N=257、334)であり、文化的背景や年齢層によって結果が異なる可能性があります。日本人への直接的な一般化には注意が必要です。

投稿者によるコメント・補足(1件)
コメント 1

研究自体の紹介はこちら😊
遊び心を養うことが、自尊心(自己肯定感)につながる
https://wellbeing-archive.pages.dev/posts/2026-04-20-1776722411/

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