2026.04.20

遊び心を養うことが、自尊心(自己肯定感)につながる

遊び心も自尊心(Self esteem)も、

幸せにつながっていますが、

そんな遊び心と自己肯定感自体もつながっているよ。

というドイツのケイ・ブラウアー先生らの最新研究😊

遊び心は、以下の4つに分類することができるんですが、

その4つと、自尊心の関係性を見て頂きました。

■遊び心のOLIWモデル

①他者志向性(Other-directed)

他者との関わりのなかで遊び心を使うタイプ。

例:場の緊張をユーモアでほぐす、軽いからかいで親しみを示す

②軽快・陽気な遊び心(Lighthearted)

計画よりも即興を好み、人生を「戦場」ではなく「ゲーム」として見る世界観

③知的遊び心(Intellectual)

アイデアで遊ぶこと、異なる視点を検討することを楽しむ傾向

④奇抜な遊び心(Whimsical)

珍しいもの・趣味・人物を好む傾向

すると、

やはり、遊び心と自尊心は一定の相関があった。

つまりどちらかが高いと、もう一方も高い。

細かく見ると、

人生をゲームと捉える②軽快・陽気な遊び心(Lighthearted)と、自己評価のつながりが最も強力でした。

その瞬間瞬間をゲームとして捉えて楽しむことは、自己肯定にとってとても大事ですね😍

ただし、自尊心→遊び心なのか、遊び心→自尊心なのかは分かりませんが、まぁ他の研究も踏まえると、どちらの矢印もありそう。

自己肯定の基盤として、遊び心をもつことは重要そうです😍

OLIWモデルから考えると、例えば以下のような取組が、

遊び心、ひいては自尊心、そしてウェルビーイングを高めることにつながってくるかと。

①他者志向性(Other-directed)

・場の緊張をユーモアでほぐす

・軽い冗談で親しみを示す

・他者を元気づけることを意識する

②軽快・陽気な遊び心(Lighthearted)

・計画どおりでないことを「ゲーム」として受け止めてみる

・完璧主義を少し緩め、即興を許す

・「戦場」ではなく「遊び場」として物事を捉え直す練習

③知的遊び心(Intellectual)

・アイデアを自由に組み合わせて遊ぶ(思考実験、パズル、if質問)

・別の視点から物事を捉え直す習慣

・答えのない問いを楽しむ

④奇抜な遊び心(Whimsical)

・珍しい場所・趣味・人物に意識的に触れる

・「変わっている」と思えるものを否定せず、面白がってみる

ーーー

成人の遊び心と自尊心の関連性に関する研究:2つのサンプルとミニメタ分析を用いた探索的研究

Studying the associations between adult playfulness and self-esteem: An exploratory study using two samples and a mini meta-analysis

Personality and Individual Differences,2026/4/20

**Kay Brauer (ドイツ、ハレ=ヴィッテンベルク大学),Garry Chick , René T. Proyer **

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0191886926001807?dgcid=rss_sd_all

大人の遊び心は、多くの肯定的な心理機能の指標と相関する性格特性です。これまでの研究では、遊び心の全体的な指標と自尊心の間に正の相関があることも指摘されています。私たちは、遊び心と自尊心の両方に対する多次元的アプローチ、すなわち、遊び心の4次元OLIWモデルと自尊心の6次元モデルを使用して、遊び心と自尊心の最初の体系的な分析を提供することで、これまでの研究を拡張し、遊び心と自尊心の間の細かい関連性についてより深く理解しようとしました。私たちは、2つの独立したサンプル(N s = 257と334)からデータを収集し、私たちの発見の安定性を検証しました。相関分析と回帰分析により、遊び心と全体的な自尊心の間の関連性に関する以前の発見を再現したことが示されました。私たちはミニメタ分析を計算し、自尊心の次元と遊び心の間に弱いから中程度の関連性があることを示しました(r sは0.03から0.28の間)。本研究は、遊び心と自尊心の両方の多次元性を考慮に入れ、遊び心と自尊心のどの側面が関連しているか(あるいは関連していないか)を示すことで、先行研究の結果を再現し、さらに発展させたものである。本研究では、ポジティブな心理機能の観点からこれらの結果について考察し、自尊心の時間的安定性に関する今後の研究についても論じる。

プレイフルネスと自尊感情の交差点 成人の特性に関する2つのサンプルと小規模メタ分析から読み解く、多次元的なつながりと「誤解」 Based on Brauer, N., Check, G., & Proyer, R. T. (2026). Personality and Individual Differences. 一般的な仮説:遊び心のある人は、自尊感情も高い? 全体的なプレイフルネス 全体的な自尊感情 過去の研究(Aune & Wong, 2002)や私たちの直感は「遊び心(プレイフルネス)」と「自尊感情(セルフ・エスティーム)」が強い正の相関を指摘しています。 Other-directed Performance Performance Lighthearted Social Social Intellectual Appearance Appearance Whimsical Academic Academic Physical Physical Moral Moral しかし、人間の心理は単一のスコアで測るほど単純ではありません。 特性を「全体」として扱うのを避め、特性の「次元」に分解して解像度を上げたと言う。両者の関係性は驚くほど限定的で、特異なものになります。 Notebook.AI プレイフルネスの解剖:OLIWモデル 遊び心とは単なる「ふざけること」ではなく、日常を面白く、知的に刺激的なものに再構築するパーソナリティ特性です(Proyer, 2017)。 他者指向的(Other-directed) 対人関係の緊張を和らげ、周囲を楽しませるために遊び心を使う。 軽快(Lighthearted) 人生を戦場ではなく「ゲーム」として捉え、計画よりも即興を好む。 知的(Intellectual) アイデアや異なる視点を弄ぶこと、思考の遊びを楽しむ。 奇抜(Whimsical) 普通とは違う風変わりなもの、趣味、人を好む。 自尊感情の解剖:6つの多次元モデル 自尊感情もまた、単一の数字ではありません。6つの独立した次元のプロフィールとして機能します。 自己評価(Self-regard) 自己受容、背定的な自己評価、全般的な自信。 社会的接触(Social Contact) 社会的システムの一部としての自信、対人場面での安心感。 パフォーマンス(Performance) 学業や仕事における自分の能力に対する自信。 身体的能力(Physical Ability) 日常やスポーツにおける身体の協調性や運動能力への自信。 身体的魅力(Physical Appearance) 自分の身体への満足度、容姿に対する自信。 社会的批判(Social Criticism) 他者からの批判や不オテイな評価に対する耐性と対処。 🔵 NotebookLM 調査手法:2つの独立サンプルによる堅牢な検証 Sample 1 (N=257) German Demographics Sample 2 (N=334) German Demographics 小規模メタ分析 (Mini Meta- Analysis) N=591 / 高い信頼性 交絡要因の排除 年齢と性別の影響を統計的に統制。 高い再現性 1つのサンプルに依存せず、2つの独立したグループでデータを収集。 小規模メタ分析 両サンプルの結果を統合(Goh et al., 2016)し、サンプリング誤差を最小化。推定値の安定性を確保。 全体的な視点:私たちの直感は部分的に正しい 相関係数(r): 0.13~0.27 全体的なスコアで見ると、先行研究の通り「プレイフルネスが高い人は、自責感情も高い傾向がある」ことが確認されました。 しかし、これは傍像度の低い「マクロな視点」に過ぎません。この相関の裏には、次元間の「重複」という統計的な民族隠されています。 燃踏彫皿沁う 全体的なプレイフルネス NotebookLM 分析のフィルター:表面的な相関から、真の予測因子へ 単純な相関/ Bivariate Adult Playfulness 単純な相関(Bivariate): 自尊感情の6つの次元は広い に強く関連しているため (rs = 0.37~0.70)、表面上 はすべて関連しているように 見えます。 ステップワイズ回帰分析 (次元間の重複、年齢、性別を統制) 独自の予測因子(Regression): 重複する要素を取り除くと、 初期の強い相関は縮小し、本 当に直接的なつながりがあり つつ「真のリンク」だけが浮か び上がります。 独自の予測因子 /Regression NoteBookLM コネクション・マトリックス: 真のつながりはどこにあるのか? 他者指向的 軽快 知的 奇抜 自己評価 ○ ● 社会的接触 ○ ○ ● 社会的批判 ○ ● パフォーマンス ○ 身体の魅力 ○ ○ 身体の能力 ● Yellow → Self-Regard: 最も強い結びつき。 Purple → Social Contact/Criticism: 複雑な社会的ダイナミクス。 Orange → Physical Ability: 身体とのつながりリンク。 ●強い独自の測因子(回帰分析で有意) ○表面的な相関のみ空白:関連なし NoteBookLM Deep Dive 1: 人生を「ゲーム」と捉える強さ 最も明確なリスク: 軽快型プレイフルネス → 自己評価 (β ≒ 0.22~0.35) 本研究で最も強力で一貫した発見です。 人生を「職場」ではなく「ゲーム」として捉え、過度な計画よりも興興を楽しむ軽快な一姿勢は、全般的な自己受容や肯定的な自己評価と独自に結びついています。 深刻になりすぎない能力が、自己肯定の基盤となっている可能性があります。 軽快 (Lighthearted) 自己評価 (Self-regard) NotebookLM Deep Dive 2: 身体性との予期せぬリンク 他者指向的 知的 身体的能力 (Physical Ability) 他者を楽しませる能力(他者指向的)やアイデアで遊ぶ能力(知的)は、驚くべきことに、身体的な協調性や運動能力に対する自信と結びついています。 なぜか? 先行研究(Prover et al., 2018)によれば、プレイフルな人ほ社退屈を避けるために頻繁にスポーツや身体活動に参加する傾向があります。他者との遊びや知的探求が、アクティブなライフスタイルを促進し、結果として身体への自信に繋がっていると考えられます。 NoteBookLM Deep Dive 3: 奇抜さの社会的ジレンマ 奇抜 (Whimsical) 社会的接触 (Social Contact) [+] 社会的批判 (Social Criticism) [-] 変わったものや人を好む「奇抜型」のプレイフルネスは、特有の社会的プロファイルを持ちます。 [+] 社会的接触:独自の視点を持つため、対人関係や社会的な状況において高い自信を示します。 [-] 社会的批判:一方で、他者からの批判的な評価に対しては脆弱であり、ネガティブなフィードバックの処理に苦労する傾向があります。 📓
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本研究のウェルビーイング小話はこちら😊
はぴテク相談室:遊び心を養うことが、自尊心(自己肯定感)につながる
https://wellbeing-archive.pages.dev/posts/2026-04-20-1776722412/

論文紹介 なんとかなるありのままに ポジティブ心理学介入主観的幸福・幸福測定感情・レジリエンス

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