2025.10.23

希望の心理学について再考する

という論文😊

先日紹介したGFSでは、日本における1番の幸せの原因は"希望"でした。一方で、希望研究って他の幸せ関連の研究に比べると、まだ色々固まっていないようにも感じます。著名なのだとSnyder先生の希望理論と、エリクソン先生のとかですかね。

こちらは、20年前の論文ですが、希望という概念について整理頂いています😊

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AIサマリー

■著者の希望観の変化

著者は当初、「願うことが現実をつくる」という能動的な希望観を持っていましたが、研究を進める中で、「Let it be」こそが希望の中核ではないかと考えるようになりました。

●北村(1983)の希望の定義

・希望は「未来の状況に明るさがあるという感知に伴う快調をおびた感情」

・特定の目的や目標達成ではなく、未来への信頼の感覚

・目標や欲望とは区別されるが、それらは希望の外延に位置する

・希望と危惧・不安はコインの表裏の関係

●Snyderの希望理論

・目標(Goals)、経路(Pathways)、発動力(Agency)の3要素から構成

・しかし実際の尺度には目標が含まれず、自己信頼の内容が中心

●高垣の自己肯定感との関連

・他者との比較や評価に基づく「競争的自己肯定感」ではなく

・無条件的な「共感的・共生的自己肯定感」が重要

・これは「自分が自分であって大丈夫」という安心感

●エリクソンとの共通性

・基本的信頼感(他者信頼と自己信頼)が希望の源

・無償の相互作用の中で育まれる

・生涯にわたり発達を支え続ける基盤

■結論

希望とは、自己安心感を基盤として、「未来が明るいという快調を帯びた感情と認知の融合状態」であり、「うまくいかなくても、何とかなる」という忍耐や不屈の精神を含むものとして再定義されています。

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希望の心理学について再考する

― 研究覚書 ―渡辺弘純先生(教育心理学研究室)

愛媛大学紀要

[https://www.ed.ehime-u.ac.jp/~kiyou/2005/pdf/05.pdf](https://www.ed.ehime-u.ac.jp/~kiyou/2005/pdf/05.pdf)

1.はじめに

2.北村(1983)の希望についての定義的表現

希望は来るべき未来の状況に明るさがあるという感知に伴う快調をおびた感情である

3.大橋(2002a)の北村の視点に立った研究の展開

実存性と見通し・前向きな構えと期待・自他の一帯感で構成(Herth)

4.Snyder(2000a,b)の希望理論と北村の希望に関する定義的表現との共通する側面

目標・経路・発動力で構成

5 .Snyder(2000a,b)の希望理論と高垣(1999、2004)25 の自己肯定感との関連と相違

6.高垣の自己肯定感や自己愛のとらえ方とエリクソンら(1990)の考え方との関連

7.「うまくいかなくても、うまくいかなくても、きっと明日は」と思う感覚、「Let It Be」としての希望

論文紹介 なんとかなるありのままに 主観的幸福・幸福測定感情・レジリエンスポジティブ心理学介入

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