はぴテク相談室:毎日「自然の中の3つの良いこと」を書くと幸せになる
最近なんか毎日が同じことの繰り返しで、気持ちが沈みがちで…。特別に悪いことがあるわけじゃないんですけど、なんとなく幸せを感じにくくなってる気がして。
そういう「なんとなくモヤモヤする」感じ、すごくよくわかります。実は今日、ぴったりかもしれない研究を紹介したくて!ポジティブ心理学でずっと注目されてきた「3つの良いこと日記」って聞いたことありますか?
名前は聞いたことある気がします。毎日良かったことを3つ書くやつですよね?でも続かなくて…なんか書くことが思いつかないというか。
そうなんですよ、「何を書けばいいかわからない」って声、すごく多いんです。そこで今回紹介したいのが、2025年にホリーアン先生たちが発表した新しい研究で、「自然の中で気づいた3つの良いこと」を書くというアレンジ版なんです。たとえば「道で野生のウサギを見た」とか「風が冷たくて気持ちよかった」とか、そういう小さな自然の気づきを書くだけ。これが思った以上に効果的だったんです。
え、そんな些細なことでいいんですか?なんか、もっと「今日いいことがあった!」みたいな大きな出来事を書かないといけないのかと思ってました。
それ、誤解してる人めちゃくちゃ多いです!研究に実際に書かれた内容を見ると、「葉の色が変わっていた」「鳥のさえずりを聞いた」「太陽の暖かさを感じた」…そんなレベルでいいんです。この研究では330人を「通常の3つの良いこと」グループと「自然版」グループにランダムに分けて、7日間続けてもらいました。その結果、どちらのグループも幸福感(気持ちのバランスや人生への満足感)が同じくらい向上したことが確認されました。
へー!じゃあ「自然版」も普通版と同じくらい効果があるんですね。でも、わざわざ自然版にする意味ってあるんですか?
そこがポイントなんです!自然版には「追加の効果」が見られたんです。まず、自然とのつながり感が高まりました。それだけじゃなくて、他の人や人生全般ともつながっているという感覚、そして「深い感謝」や「じーんとする感動」みたいな気持ちも増えたことが研究で示されました。なんか、自然に気づくことで、世界との接点みたいなものが広がる感じですよね。
なんかその「じーんとする感動」っていう感覚、最近全然なかったかもしれないです。毎日スマホばかり見てたし。それって、山や公園みたいな大自然に行かないとダメですか?正直そんな時間もなくて…。
それも大事なポイントで、研究では「自然の中で過ごす時間の長さ」は通常版と自然版で同じだったんです。つまり、長時間自然の中にいたから効果が出たわけじゃない。大切なのは「日常の中の自然に気づくこと」と「それを記録すること」だったんです。通勤路の街路樹、ベランダから見える空、窓から聞こえる鳥の声…それで十分なんですよ。
それなら私でもできそうです!でも、7日間続けるのって難しくないですか?三日坊主で…。
研究でも実施されたのはまず7日間なので、「まず1週間だけ」と決めてやってみるのがおすすめです。実際に参加した方からは「自然の小さなことに気づくようになった」「7日間続けたら環境を守りたい気持ちが強くなった」という声も出ていました。ちなみに、「環境保護したい気持ちが強まる」という効果も研究で確認されていて、自分の幸せと地球への関心が同時に育まれる可能性が示されているのが面白いですよね。
自分が幸せになるだけじゃなくて、環境への関心まで変わるとは思わなかったです。じゃあ具体的に、明日からどうやって始めればいいですか?
とってもシンプルです!①今日から7日間、毎日寝る前に「今日、自然の中で気づいた良いこと」を3つ書く。②書く内容はどんな小さなことでもOK。空の色でも、風の感触でも。③メモ帳でも、スマホのメモアプリでもなんでもいい。書くことに意味があります。「はぴトレ」というアプリも無料で使えて、写真も残せるのでおすすめですよ。大事なのは「特別な体験を探す」のではなく、「いつもの景色の中に自然を発見する目を育てる」感じです。
なんかちょっとワクワクしてきました!毎日同じ通勤路なのに、見方が変わりそうですね。とりあえず1週間、やってみます!
その気持ち、最高です!研究では、気づくことと記録することの組み合わせが大事だとされています。「あ、これ今日の1つ目だ」って思いながら歩く通勤路、きっと今日と違って見えてきますよ。まずは1週間、楽しんでみてください!
■ 今日のまとめ
- 「自然の中で気づいた3つの良いこと」を7日間書くだけで、通常の3つの良いこと日記と同じくらい幸福感(感情のバランスや人生満足度)が向上することが、ランダム化比較研究で示されました。
- 自然版には追加効果として、自然や他者・人生全般とのつながり感の高まり、深い感謝や感動の増加が確認されました。さらに自然とのつながりが高まることで、環境保護行動への意欲とも関連が見られました。
- 特別な場所や長時間の自然体験は不要で、通勤路の木・空の雲・聞こえる鳥の声など日常の小さな自然に「気づいて記録する」ことがポイントです。
■ 出典・注意事項
- 出典:Passmore, H.-A., et al. (2025). Enhancing personal and planetary wellbeing: A comparative study of the '3 Good Things' and '3 Good Things in Nature' interventions. International Journal of Wellbeing. https://internationaljournalofwellbeing.org/index.php/ijow/article/view/4233
- 【注意事項】本研究は参加者330人を対象としたランダム化比較研究ですが、参加者の属性・文化的背景によって効果が異なる可能性があります。
- 相関・因果について:自然とのつながりが高まることと環境保護行動の意欲の関係は「予測因子」として示されていますが、自然版介入が直接的に環境保護行動を引き起こすと断言はできません。
- 幸福感の向上が確認されたのは7日間の介入期間に基づくもので、長期的な効果については本研究の範囲外です。
研究自体の紹介はこちら😊
毎日「自然の中の3つの良いこと」を書くと幸せになる
https://wellbeing-archive.pages.dev/posts/2025-10-18-1760817882/