UNESCOさんのHappy Schoolイニシアチブ
という取り組みがあります😊
UNESCOバンコクさんが2014年に開始し、アジア、世界に広まってきた取り組み。
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2016年に最初のレポート(Happy Schools A Framework for Learner Well-being in the Asia-Pacific)
が公開され、
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第二期として、一部学校にて試験運用。
2021年にその取り組みを公開頂いています。
(日本からも5校が参加)
Happy Schools: Capacity Building for Learner Well-being in the Asia-Pacific; findings from the 2018-2020 pilots in Japan, Lao PDR, and Thailand
https://unesdoc.unesco.org/notice?id=p::usmarcdef_0000377799&locale=en
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そして、それに続いて、昨年2024年に、↓のレポートを公開頂いています😊
Why the world needs happy schools: Global report on happiness in and for learning
そのレポートを中心に、AIにスライドを起こして頂いたので添付します。
※ただし、"7. 日本の教育への示唆と適用方法"はレポート内容ではなく、AIによる提案です。
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主には、
幸せな学校の4つの柱。というフレームワークを提案されています。
①人(People):
支援的で協力的な関係
身体的・社会的・感情的なウェルビーイング
ポジティブな態度と資質
②プロセス(Process):
バランスのとれたカリキュラム
楽しく魅力的な教育法
全人的で柔軟な評価
③場所(Place):
安全で健康的、アクセスしやすく持続可能なインフラと施設
機能的で包括的な空間デザイン
コミュニティのハブとしての学校
④原則(Principles):
信頼
包摂
エンパワーメント
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Why the world needs happy schools
Global report on happiness in and for learning
UNESCO,2024
https://www.unesco.org/en/education-policies/happy-schools
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日本でのhappy schoolイニシアチブの試験的実施
https://www.unesco-school.mext.go.jp/network/join-the-project/happyschool/
第二期_日本でのパイロット学校↓
♦ 杉並区立西田小学校
♦ 名古屋国際中学校・高等学校
♦ 福山市立福山中・高等学校
♦ 広島県立安古市高等学校
♦ 箕面こどもの森学園
福山市立福山中・高等学校の事例
https://www.edu.city.fukuyama.hiroshima.jp/kou-ichifuku/topfile/kyouken/map.pdf
■研究の背景
幸福と学習の関係:研究の系譜と知見
1. 幸福研究の起源と基本的考え方
幸福研究の土台となる「ポジティブ心理学」は、20世紀後半から本格的に発展しました。この分野は、従来の心理学が精神疾患や問題に焦点を当てていたのに対し、人間の強みや幸福に注目する新しいアプローチを提案しています。
この流れの先駆者として、ウィリアム・ジェームズ、アブラハム・マズロー、マリー・ジャホダなどの研究者がいます。特にジャホダ(1958)は「Mental health is more than the absence of mental illness」(精神的健康とは精神疾患がないだけではない)という考え方を提唱し、人を健康にする要素の研究を始めました(Jahoda, M., 1958. Current Concepts of Positive Mental Health)。
1990年代になると、マーティン・セリグマンとミハイ・チクセントミハイによって「ポジティブ心理学」という用語が確立されました。セリグマンとチクセントミハイ(2000)は「Positive psychology is the scientific study of positive human functioning and flourishing on multiple levels」(ポジティブ心理学は、複数のレベルにおける人間の前向きな機能と繁栄に関する科学的研究である)と定義しています(Seligman, M. E. and Csikszentmihalyi, M., 2000. Positive psychology: An introduction)。
2. 幸福の構成要素に関する研究
幸福に関する研究が進み、セリグマンは「PERMA」モデルを提案しました。これは幸福の5つの基本要素を示すモデルです:
また、ミハイ・チクセントミハイの「フロー理論」(1990)も重要な概念です。フローとは、活動に完全に没頭し、時間の感覚を失うほど集中している状態を指します。この状態では、創造性、パフォーマンス、生産性が高まります(Csikszentmihalyi, M., 1990. Flow. The Psychology of Optimal Experience)。
さらに、バーバラ・フレドリクソン(2004)の「拡張・形成理論」(Broaden-and-Build Theory)は、ポジティブな感情が認知的・感情的な能力を拡張させるという考え方です。ネガティブな感情が視野を狭めるのに対し、ポジティブな感情は視野を広げ、探索や創造性を促進するとしています(Fredrickson, B. L., 2004. The broaden–and–build theory of positive emotions)。
3. 学習と脳科学の研究
学習プロセスに関する研究も進み、特に神経科学の発展により脳と学習の関係が明らかになってきました。イモーディノ・ヤンら(2019)は、学習タスクには社会的・感情的活動を専門とする脳の領域が関わっていることを示しました(Immordino-Yang, M. H. et al., 2019. Nurturing nature: How brain development is inherently social and emotional, and what this means for education)。
この研究は、思考と感情の脳領域が密接に結合していることを示しています。つまり「認知的記憶」は「情動的経験」と直接接続されているのです。これにより、UNESCO(2023b)のGlobal Education Monitoring Reportは「人が認知タスクを実行する際には、そのタスクに対してポジティブまたはネガティブな感情を経験せずに行うことは本質的に不可能であり、ポジティブな態度を持つタスクの方がより良く実行できる」と結論づけています。
4. 幸福と学習の関係性に関する実証研究
4.1 幸福感情と学習プロセスの関係
ダイヤモンド(2013)、ジラウト他(2022)、ロヴォル他(2017)などの研究は、喜び、熱意、好奇心などのポジティブな感情が学習の向上に役立つことを示しています。神経科学的観点からは、ポジティブな感情が動機づけ、注意力、記憶力といった学習の基本メカニズムを改善することが分かっています(Li et al., 2020)。
一方で、不安、悲しみ、ストレスなどのネガティブな感情は学習を妨げます(Tan et al., 2021)。UNESCO-MGIEP(2020)は、ストレスが柔軟な認知学習から硬直的な習慣的行動へのシフトを引き起こし、記憶や全体的な学習成果を妨げることを指摘しています。
4.2 幸福と学業成績の関係についてのメタ分析
幸福と学業成績の関係を調査した主要なメタ分析として、前述のKaya & Erdem(2021)があります。この研究は、幸福と学業成績の間に有意な正の相関関係があることを示しました。特に認知的、社会的、主観的な幸福が学業成績に最も大きな影響を与えていました。
また、Bücker他(2018)のメタ分析も、主観的幸福と学業成績の間の関係を研究し、同様に正の相関関係を発見しています(Bücker, S. et al., 2018. Subjective well-being and academic achievement: A meta-analysis)。
PISA(国際学習到達度調査)のデータを用いた研究も重要です。Kirkcaldy他(2004)は、PISA参加30か国のデータを分析し、主観的幸福と学業成績(特に読解力)の間に有意な関連を見出しました(Kirkcaldy, B. et al., 2004. The relationship between health efficacy, educational attainment, and well-being among 30 nations)。
4.3 教師の幸福と生徒の学習成績の関係
前述のGranziera他(2023)の研究は、教師の幸福と生徒の学業成績の関係を示す重要な研究です。教師の疲労(バーンアウト)が生徒の学業成績低下と関連していることを明らかにしました。
この他にも、教師のストレスと幸福に関する国際的な調査として、「教育者の健康とウェルビーイングに関する国際バロメーター」(I-BEST)があります。これによると、10か国の調査で25〜33%の教師が職場での暴力を経験し、高いストレスレベルや過重な業務負担が報告されています(Education and Solidarity Network, 2023)。