2025.02.24

仕事中毒(ワーカホリック)になると、道徳観が低下する。

アストン大学のマイケル・ノール先生らの最新研究。

仕事中毒(ワーカホリック)になると、道徳観が低下する。とのこと。

さらに、各自が自己利益のみを追う風土は、それを加速させる。

ちなみに、道徳観は幸福度と相関します。

ただし、仕事量(ワークロード)からの影響は小さいので、

物理的な仕事量というより、内的な強迫観念や組織風土的な面が大事そうです😊

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Study1:仕事中毒が道徳観を低下させる

仕事中毒(ワーカホリック):働くことへの内的な強迫観念。衝動

被倫理的行動を正当化する(道徳的離脱)

被倫理的な事に対し、声を上げない(沈黙増加)

道徳的な意図での発言が減る(道徳的発言意図の現象)

の流れで、仕事中毒になると、道徳観が低下してしまう。

(ただし、仕事量の多さ(ワークロード)は、直接的に道徳観を低下させなかった。)

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Study2:特に認知的・感情的仕事中毒が低下させ、個人利益を追う風土がさらに加速させる

1に加えて、

仕事中毒(ワーカホリック)を、↓の4つに分ける。

同期的:常に圧力を感じる

認知的:仕事について考えるのを止められない

感情的:仕事ができないと動揺する

行動的:他の人が休憩する時も仕事をする

自己利益の風土(各自が自己利益のみを追う風土)の影響も見る。

と、

認知的:仕事について考えるのを止められない

感情的:仕事ができないと動揺する

な仕事中毒(ワーカホリック)が、道徳観を低下させた。

し、

自己利益の風土も、道徳観を低下させた。

し、感情的仕事中毒→道徳観の低下の影響も強化した。

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★AIサマリー

■「静かなワーカホリック?ワーカホリズムと従業員の沈黙および道徳的発言の関連性」の主なポイント

研究者たちは、過度に働きたいという内的衝動を特徴とするワーカホリズムが、倫理的問題について発言する(道徳的発言)傾向や、職場での問題行動を目撃した際に沈黙を保つ傾向にどのように影響するかを調査しています。

■主な発見

  • ワーカホリズムは従業員の沈黙増加と道徳的発言意図の減少に関連している

  • この関係は道徳的離脱(非倫理的行動を正当化する心理的プロセス)によって媒介されている

  • 職場における「自己利益の風土」は、ワーカホリズムと道徳的離脱の関係を強化する

  • ワーカホリズムの認知的・感情的側面(単に長時間働くこととは異なる)が特に道徳的離脱と関連している

■研究方法

研究者たちは、イタリアとイギリスの従業員を対象に、異なるタイミングでワーカホリズム、道徳的離脱、沈黙行動、道徳的発言意図を測定する2つの三段階時差研究を実施しました。

■重要性

この研究は、倫理的行動に関心がある組織は、ワーカホリックの従業員が倫理的問題について発言する可能性が低いことを認識すべきであり、特に自己利益を強調する環境ではその傾向が強まることを示唆しています。この研究は、単なる仕事量の多さ(長時間働くこと)と真のワーカホリズム(働くことへの内的衝動)を区別し、後者がより強く道徳的離脱と関連していることを発見しています。

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クワイエット・ワーカーホリック? 道徳の社会的認知理論によって説明されるワーカホリズムと従業員の沈黙と道徳的発言の関連性

Quiet Workaholics? The Link Between Workaholism and Employee Silence and Moral Voice as Explained by the Social-Cognitive Theory of Morality

2025/2/10,Journal of Organizational Behavior

https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1002/job.2867

従業員が潜在的に有害な行為に及んだ場合、組織や社会はこれらの問題を発言する他者を頼りにする。 我々は、ワーカホリスム(workaholism)とは、今日の激しく厳しい職場環境に対処し、成功するために一部の個人が身につける方法であり、このような個人が道徳的な発言に関与する意思を低下させ、従業員の沈黙を増加させることを提案する。 道徳の社会認知理論に基づき、我々は、ワーカホリズムが、広範囲に働かなければならないという内面的な強迫観念に駆られ、道徳的な自己規制を解除し、その結果、道徳的行動の活性化(すなわち、発言意図)と非道徳的行動の抑制(すなわち、従業員の沈黙)の両方に影響を及ぼすために、このようなことが起こることを提案する。 さらに、道徳的行動は個人的基準と社会的基準によって共同で調整されるという社会認知理論の前提に基づき、このような内的圧力を是認する文脈(すなわち、自己利益風土)が、ワーカホリズムと道徳的離脱の関係を強化することを提案する。 イタリアと英国の従業員を対象とした2つの3波時系列研究から得られた知見は、仕事量ではなくワーカホリズムが道徳的離脱と関連し、間接的に沈黙の多さや道徳的発言意図の少なさと関連することを示唆している。 さらに、研究2のモデレーテッド・メディエーション・モデルは、知覚された自己利益風土がワーカホリズムと道徳的離脱の関係をモデレートすることを示し、ワーカホリズムの次元特異的効果を明らかにした。

論文紹介 職場・働く幸せ感情・レジリエンス

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