2024.12.01

学生さん向けのセルフコンパッション尺度(日本語版)

の論文が公開されました😊

尺度(アンケート)は見るだけで、その概念で大事なものが分かるので、面白いですね😍

幸せにも効いてくる、セルフコンパッション。

大人版とほぼ同様のものが残り(一部、統合されている因子もありますが)、

子供でも大人でも、概念的に(ほぼ)同じように扱えそうです。

また、セルフコンパッションと各種指標との相関も面白い。

●レジリエンスや幸せにつながるのは、大人と一緒😍

●セルフコンパッションの因子の中だと、共通の人間性(上手くいかないときに他の人もそんな事もあるだろうと思う。みたいな)は、あんまり幸せに効かない。

●面白いのは目標志向性のところで、

自己成長を目指すこと(マスタリー志向)とセルフコンパッションが相関するのは分かる。

し、

失敗や恥を避けたい(遂行回避志向)とセルフコンパッションが、逆に相関するのも分かる。

が、

人より優位を目指す(遂行接近志向)とセルフコンパッションが、相関するんだよなぁ。

これ、結構、子供や学生さんと、大人での違いだと思っていて。

子供や学生さんだと、俗にいう成功を目指す!とか人との競争に勝つ!みたいなのも、幸せにつながる。(やらされ感でなければ。)

みたいな研究がちらほら見受けられます。(大人は、基本的には幸せにつながらない。)

子供や学生さんは、成功を目指す、とか人との競争に勝つ、とかであっても、活力/エネルギッシュさが幸せにつながるのかな〜

と見ています😊

確かに、部活とかで人に勝つことを目指して熱中してたのも、幸せだったなあ〜

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●因子①:「自分へのやさしさ」Self-Kindness

つらいとき、自分に対して優しく接し、支えるようにする。

上手くいかないときや、気分が悪いとき、自分に優しくする。

●因子②:「共通の人間性」Common Humanity

自分が満足できないとき、他の人も同じように感じることがあることを思い出すようにする。

悲しいときや幸せでないとき、他の人も同じように感じることがあることを思い出すようにする。

何か上手くいかないことがあるとき、人生は誰にとっても、つらいときがあると考えるようにする。

●因子③:「マインドフルネス」mindfulness

何か動揺するようなことがあったとき、それを大げさに考えすぎず、ありのままを見るようにする。

何か困難なことが起きたとき、それを大げさに考えすぎず、正確にみるようにする。

失敗したときには、自分を理解し、冷静でいようとする。

動揺したときは、自分の感情に気づき、それに振り回されないようにする。

●因子④:「自己批判・孤独感・過剰同一性」Self-Judgement、Isolation、Over-identification★逆因子

悲しいときや落ち込んだとき、それを感じているのは自分だけのように感じる。

自分の嫌なところに気がつくと、とてもイライラする。

イライラしたり、がっかりしたとき、何度も何度もそのことについて考える。

自分がもっと上手くできないかと腹を立てる。

気分が悪いときや動揺しているとき、他の人は自分よりも幸せだろうと感じる。

失敗したとき、自分に対して厳しくする。

気分が悪いときや動揺しているときは、他に何も考えることができない。

苦労しているときは、他の人はもっと楽に過ごしているのではないかと感じる。

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Self-Compassion Scale for Youth 日本語版作成の試み

認知行動療法研究,2024/11/17

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjbct/advpub/0/advpub_23-010/_pdf

本研究の目的は、Self-Compassion Scale for Youth 日本語版を作成し、その信頼性と妥当性を検討することであった。

中学生 903 名を対象とした調査において因子構造、内的整合性、構成概念妥当性を検討し、

中学生 146 名を対象とした調査において再検査信頼性を検討した。

その結果、SelfCompassion Scale for Youth 日本語版は 17 項目 4因子構造が示され、概ね十分な妥当性を有することが確認された。

信頼性においては改善の余地があり、今後の検討課題であると考えられる。

論文紹介 ありのままになんとかなる 子ども・若者の幸福マインドフルネス・瞑想感情・レジリエンス

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