2024.09.01

中高生のウェルビーイング

中高生の心理的ウェルビーイング尺度を測ったら、従来の指標とは違った傾向を示したよ。

(従来の指標:授業を熱心に聞いている、生活態度が優秀である、など。いわゆる「いい子」)

確かに、ウェルビーイングだと成績のような既存の価値感が高まる。みたいな研究は多数あるのですが、

そもそもウェルビーイングという概念自体が、既存の価値感とは違うので、

ちゃんと中高生もウェルビーイングを測った方が良さそうですね😊

ーー

既存の尺度とウェルビーイングの尺度を色々聞いて、

グルーピングした6要素

①将来・挑戦:挑戦、将来理解

②相互作用:仲良く自分を活かす、会話多

③日常:授業熱心、生活態度優秀

④受容:自己受容、くじけない、未知の受容

⑤自律:好奇心強、自己決定、自分の人生

⑥世の中を知る:世の中を知る・考える

ーーー

国際バカロレア教育がウェルビーイング発達に及ぼす影響

小浜 駿先生, 小浜 龍太郎先生, 土屋 俊之先生

2024/8/31

https://www.jstage.jst.go.jp/article/citylife/25/0/25_127/_article/-char/ja

論文概要

現代社会において国際バカロレア教育に着目すべき理由や,IBのアウトカム指標としてウェルビーイングが重要であることが論考された。

実証検討では,中学生76名と高校生150名を対象として集合形式有意抽出で,記名式の調査が実施された。因子分析の結果,3つの独自尺度に対する信頼性が保証された。

既存尺度も含めた得点化の結果,ほぼすべての変数で中高生に得点差がなく,社会的望ましさとの関連もみられなかった。

ウェルビーイングは多数の変数と関連が見られ,今後は弁別性に焦点を当てて検討していく必要が示された。

また,数量化3類による検討から,授業を熱心に聞いたり生活態度が優秀であったりといった日常的に望ましい態度は,ウェルビーイングと異なる現象であることが確認された。

論文紹介 やってみようありのままに 子ども・若者の幸福教育とウェルビーイング研究方法論・指標

← 検索にもどる