家の周りの自然はウェルビーイング向上に寄与する。
という積水ハウスさんと東大さんの共同研究。
①庭に在来種を中心とした自然があると、ウェルビーイングと環境配慮意識を高まる。
②庭に多様な自然があると、ウェルビーイングを高める。
そうです。
②は以前紹介した研究でもありましたね😊
①は面白いですね、外来種だと、ダメなんでしょうか。(今回の研究では比較はなし。)
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「5本の樹」計画の在来種中心の植栽がウェルビーイングの向上に寄与 東京大学と積水ハウス、生物多様性と健康に関する共同研究についての最新分析結果を発表
2024/7/9
https://www.sekisuihouse.co.jp/company/topics/topics_2024/20240709/
本共同研究は、「5本の樹」計画による生物多様性豊かな庭における身近な自然とのふれあいが、居住者の自然に対する態度・行動及び健康に及ぼす影響を総合的に検証するため、東京大学大学院農学生命科学研究科の曽我昌史准教授と積水ハウスが2022年12月より行っているものです。今回の研究にあたり行った、庭における詳細な種レベルの樹木データと居住者の方へのアンケート調査を紐づけた分析は、世界初の試みとなります。
(1)在来種を中心とした植栽によるウェルビーイングの向上
今回の分析で、庭の在来樹種数が増えることで多様な生きものを呼び込み、敷地内での生きもの(鳥・昆虫)とのふれあい頻度が高まり、それが住まい手のウェルビーイングの向上(幸福感・人生の充実度の向上、鬱症状の低下)に寄与し得ることが分かりました。
ウェルビーイング向上の程度を詳しく見ると、例えば鬱症状の場合、身近な生きもの(主に鳥)を見たり鳴き声を聞いたりする頻度が「全くない」から「よくある」に増加すると、鬱症状の発症リスクが54%から34%に減少する(20pt減る)ことが推定されました。鬱症状は様々な環境・社会経済的要因に影響されるため、この変化が住まい手個人のウェルビーイングに与える影響は決して小さくありません。
こうした効果は住まい手個人だけでなく社会的にも重要です。例えば、日本における鬱病性障害の疾病費用は、医療費に加え非就業費用等の間接経費も含めると、年間約3.1兆円(*³)と推定されています。生きものとのふれあいによる鬱症状の発症リスク低減効果はこれらの疾病費用削減にもつながるため、大きな経済効果を持ちます。
(2)在来種を中心とした植栽による環境配慮意識の高まり
さらに(1)と同様に、庭に植えられている在来樹種数が増えることで、身近な生きもの(主に昆虫)を見たり声を聞いたりする頻度が高い人ほど、自然の価値をより認識したり高い環境配慮意識を持つことも推定されました。こうした意識の変化は環境保全に対する前向きな行動にもつながり得ることから、国内外の環境保全政策(生物多様性国家戦略等)が推進する行動変容・社会変革に向けた重要なステップとなり得ます。
(3)花や実などの多様さによるウェルビーイングの向上
(1)の分析から、在来種の増加は、身近な生きものとのふれあいを介してウェルビーイングに作用することが分かりました。現在、この分析をさらに発展させ、多様な樹木を庭に植えることがウェルビーイングにもたらす直接的な影響を調べるために、植物の形質とウェルビーイングの関係を調べています。今回のアンケートに協力いただいた物件の樹木データを用いて、樹種それぞれの植物形質の一部を抽出して検証を行っており、これまでのところ、年間を通した花の総開花時期が長い庭や食用の実が豊富な庭に住む人は、ウェルビーイングが高まることが示されています。現時点では予備検証段階ですが、今後もより多様な形質(花の香りや色等)を考慮した分析を行い、ウェルビーイングの向上に最適な植栽の在り方を検討してまいります。