職場におけるメンタルヘルス介入による幸福の効果
むむむむ。ちょっと前(1/10)に出て、(海外の)ちまたを賑わせている論文。
オックスフォードのWell-Being Research Centreからの論文です。
海外では、色々なメディアに取り上げられています。
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イギリスの大規模データを使って、福利厚生的な職場のメンタルヘルス介入に参加した人と、参加してない人の幸福度を測ってみた。4万人以上。
(メンタルヘルスへのあらゆる介入、ボランティア、マインドフルネス、レジリエンスプログラム、ウェルビーイングアプリ、マッサージ、時間管理トレーニング、コーチング、経済的ウェルビーイングのプログラム、睡眠促進イベント、睡眠促進アプリ、オンラインコーチング)
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すると、ボランティア以外は、大きな効果はなかった。
幸福度や、仕事満足度、ワークエンゲージメント、所属感、時間プレッシャー、ストレス、チームの協力、関係性などにおいて。
なので、幸せな会社作りには、
個人へのアプローチではなく、組織へのアプローチの方が大事だろう。
(ただし、組織へのアプローチでの調査は本論文内では無し。)
※組織へのアプローチ
仕事の要件、予想される作業量、時間のプレッシャー、またはタスクの複雑さを変更しようとする努力。
あるいは、たとえば同僚や上司のサポート、新しいテクノロジーなどを通じて、雇用資源を強化すること。
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という論文。
うーん、、、
組織へのアプローチとしては、
①個人の幸福度を高めるアプローチ(ボトムアップ)
②組織施策などで幸福度を高めるアプローチ(トップダウン)
があって、その両方に取り組めると、とても効果が高い。(ポジティブ組織論とかで。)
というのが研究で言われているし、
実際に色んな企業さんと一緒に取り組んでいても実感している所でしたが。。。
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そもそも、今回の調査は、
福利厚生的なウェルビーイングプログラムに参加している人と、していない人の幸福度に差がないよ。
という話なので、
ただ、ウェルビーイングが低い人が、必要を感じて取り組みに参加しているだけのような気がします。
それに、個人への幸福度向上の取り組みも、各研究で、効果も証明されていますし。
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一方で、確かに福利厚生的な対応だと、参加者が少なくなったりするので、
そこらへんは、対応していかないとなぁ。
結構、会社によって、参加率が大きく変わります。
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ちょっと個人的には、あんまり納得感がないんですが、
しばらく、ニュース等でこすられそうな気もするので、紹介させて頂きました😊
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※図の英語
SWEMWBS:エディンバラ・メンタル・ウェルビーイング・スケール
Kessler:ケスラーの心理的苦痛尺度(K10)
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Employee well-being outcomes from individual-level mental health interventions: Cross-sectional evidence from the United Kingdom
個人レベルのメンタルヘルス介入による従業員の幸福の成果:イギリスからの横断的証拠
2024/1/10,Industrial Relations journal
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/irj.12418
心の健康を促進する取り組みは、すべてのイギリス人労働者に正式に推奨されており、多くの実践が労働者個人のリソースの変化を対象としている。既存のエビデンスは、これらの介入について概して肯定的であるが、個人レベルの介入は労働条件に関与しないという懸念から、意見の相違が増加している。
この議論に貢献するため、本稿では調査データ(233組織、N=46,336労働者)を用いて、レジリエンス・トレーニング、マインドフルネス、ウェルビーイング・アプリなど、一般的な個人レベルのウェルビーイング介入策の参加者と非参加者を比較した。複数の主観的な幸福指標において、参加者の方が幸福度が高いという結果は得られなかった。結果は職務要求-資源理論によって解釈され、横断的結果における選択バイアスが検討された。全体として、介入は職務上の要求に対して追加的または適切なリソースを提供していないことを示唆している。