はぴテク相談室:幸せな人は何を考えているのか
最近、仕事のことや将来のことが頭から離れなくて…。不安なことばかり考えてしまうんです。幸せそうな人って、こういうこと考えないのかな、って思って。
それは気になりますよね。実は最近おもしろい研究があって、「幸せな人って、何を考えているんだろう?」を直接調べたんです。参加者に静かに座ってもらって、そのあと「今、何を考えてましたか?」って聞く、というシンプルな方法で。
へえ!で、幸せな人って、やっぱり悩みとかあんまり考えてないんですか?
これがびっくりで——「人生の問題や悩みを考える時間」は、幸せな人もそうでない人も、ほぼ同じだったんです。自分自身のことを考える時間も、差がなかった。幸せな人が「悩まない人」なわけじゃなかったんですね。
え、そうなんですか!じゃあ、何が違うんですか?
はっきり違ったのは「ポジティブな話題」を考える時間でした。良好な人間関係のこと、人生でよかったこと、そして自分のこれからの目標——こういうことを頭の中で考える時間が、幸せな人のほうがずっと長かったんです。
つまり、不安を消してるんじゃなくて、別のことを「足してる」イメージですか?
まさにそのイメージです!研究のポイントをひとことで言うと、「ネガティブが少ない」のではなく「ポジティブを足している」。これが幸せな人の思考の特徴として見えてきた、ということなんです。
なるほど…。でも、不安なときって、ポジティブなことを考えようとしても、なかなか自然に浮かんでこないんですよね。
すごくリアルな感覚だと思います。この研究は「意識的に切り替えれば幸せになれる」という因果関係を示したものではないので、「無理にポジティブを考えよう!」とプレッシャーをかけるのは趣旨と違うんです。ただ、ふとした瞬間に「最近、誰と話して楽しかったかな」「ちょっと前に嬉しかったことって何だろう」と心を向ける習慣が、幸せな人の思考パターンと重なっているのは確かです。
無理に消そうとするより、好きなことや大切な人のことを思い浮かべる時間を、ちょっと増やしてみる感じですね。
そうです、そのくらいのイメージがちょうどいいと思います。あと、この研究の対象は若い大学生が中心なので、年代や文化が違うと結果も変わる可能性があります。「自分に当てはまるかも」くらいの気持ちで参考にしてみてください😊
幸せな人も悩みはちゃんと考えてるって分かって、なんか少し楽になりました。ありがとうございます!
■ 今日のまとめ
- 幸せな人も、悩みや問題を考える時間は幸せでない人とほぼ同じ。「悩まない人」が幸せなわけではない。
- 幸せな人と幸せでない人の違いは、良い人間関係・過去のよかったこと・これからの目標など「ポジティブな話題」を考える時間の長さにあった。
- 不安を無理に消そうとするより、大切な人や嬉しかったこと、目標に心を向ける時間を日常にそっと増やすことが、幸せな人の思考パターンと重なっている。
■ 出典・注意事項
- 出典:Fereidouni, H., & Robinson, M. D. (2026). What Do Happy People Think About? A New Paradigm for Assessing Self-Generated Thoughts in the Laboratory. Journal of Happiness Studies, 27, 76.
- 【注意事項】本研究は幸福度と思考傾向の『相関』を調べたものです。「ポジティブなことを考えれば幸せになれる」という因果関係を示したものではありません。
- 対象は主に若い大学生であり、年齢・文化・生活環境が異なる集団では結果が変わる可能性があります。
研究自体の紹介はこちら😊
幸せな人は何を考えているのか
https://wellbeing-archive.pages.dev/posts/2026-06-09-1780974360/