心理的柔軟性の欠如とウェルビーイング
〜ネガティブなことも避けすぎないことが大事〜
心理的柔軟性の欠如とは、
不快な思考や感情に直面した時に影響を大きく受けて、価値ある行動が阻害される状態。
7万人以上への大規模調査の結果として、
そんな心理的柔軟性の欠如とウェルビーイングはかなり相関がある。
というお話😊
ー
ネガティブなことも必要あれば経験する、
思考と現実を混同しない(頭の中にとらわれ過ぎない)、
困難があっても自分が大切にしている方向に進む、
ことが、幸せに効いてくるという事ですね😊
ーーー
成人の心理的柔軟性とウェルビーイングの関係:受容と行動質問票(AAQ)のメタ分析
The Relationship Between Psychological Inflexibility and WellBeing in Adults: A Meta-Analysis of the Acceptance and Action
Questionnaire (AAQ)
Clarissa W. Ong(ボストン大学), Abigail L. Barthel, Stefan G. Hofmann
Behav Ther. 2024
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0005789423000576
DL用
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC10787153/pdf/nihms-1905483.pdf
心理的柔軟性の欠如とは、刺激(例:不快な思考や感情)に対する硬直的な反応を指し、幸福感や価値ある行動を妨げるものである。
これは受容とコミットメント療法(ACT)における治療目標である。
柔軟性の欠如と幸福感の関連性はACT理論の中核をなすにもかかわらず、この関係の性質を明らかにする実証的検証は行われていない。
そこで本メタ分析では、受容行動質問票(AAQ)及びその派生版で測定された心理的柔軟性の欠如と幸福感とのメタ相関を検証した。系統的レビューにより151研究(AAQの25バージョンと43の幸福感尺度を含む)が抽出された。ACT理論と一致して、心理的柔軟性の欠如が高いほど幸福感は低かった。
(AAQの25バージョンと幸福感測定法43種を含む。ACT理論と一致し、心理的柔軟性の低さは幸福感の低下と関連した(r = −.47, 95% CI[−.49, −.45])
さらに、対象群の診断、AAQの種類、幸福感測定法の種類がこの関係を有意に調整した。
全体として、我々の知見は心理的柔軟性の低さとウェルビーイングの悪化との関連性を支持する。限界点として、横断的データに依存しているため因果関係の解釈は不可能である。