楽観的な人ほど幸福度が高いが、悲観は現在の幸福度に関係ない
数年前の研究ですが、内田由紀子先生らによる研究
「日本・オランダ・コスタリカ3か国におけるさまざまな幸福感と楽観性・悲観性との関連性,2021」
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●楽観と悲観は別物。
前提として、楽観性と悲観性は別物という観点。
つまり楽観性がありつつも悲観性もあるという人もいる。
実際に日本では、楽観性と悲観性に有意な相関はありませんでした。
(オランダでは弱い負の相関があったりはしましたが。)
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●楽観と悲観は幸せに関連するのか?
【楽観性の効果】
現在の幸福度:どの国でも◎
生活満足度:どの国でもあるが、日本で特に強い◎◎
理想の幸福度:どの国でも△
5年後の予測:日本のみ◎
【悲観性の効果】
現在の幸福度:どの国でも×
生活満足度:どの国でも×
理想の幸福度:日本のみ◎(悲観的だと理想が低い)
5年後の予測:日本のみ◎(悲観的だと予測が低い)
※全て因果ではなく、相関
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●所感
つまり、現在の幸福度という観点では、楽観性が大事!
悲観性は現在の幸福度とは関係ないが、将来の幸福度や理想の幸福度とは相関があるので、
解釈が難しい所ですが、まぁ、いったんはあってもなくても良いのかな。
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●参考_日本語版楽観性尺度(LOT-R) 坂本,田中2002
・楽観性
はっきりしないときでも、ふだん私は最も良いことを期待している
私は自分の将来についていつも楽観的である
概して、私は悪いことよりも良いことの方が自分の身に起こると思う
・悲観性
何か私にとってうまくいかなくなる可能性があれば、それはきっとそうなるものだ
私はものごとが自分の思い通りにいくとはほとんど思っていない
良いことが私に起こるなんてほとんどあてにしていない
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日本・オランダ・コスタリカ 3 か国におけるさまざまな幸福感と楽観性・悲観性との関連性
2021,Journal of Health Psychology Research
田中 芳幸先生, 津田 彰先生, 内田 由紀子先生, 高橋 義明先生
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jhpr/33/Special_issue/33_180918111/_article/-char/ja
※AI直訳
本研究は、幸福と楽観主義/悲観主義に関する様々な質問項目の国際比較を報告する。
回答者の幸福度レベルは、現在の幸福感、理想的な幸福感、現在の生活満足度、カントリルの人生の階段尺度、そして5年後の予測幸福感に関する5つの単一項目質問を用いて評価された。
結果から、参加者の楽観度が高いほど、国籍に関係なく、より幸福である、あるいは人生に対してより前向きに感じていることが示された。また、理想の幸福度については、国×悲観主義の有意な相互作用が認められ、悲観的な日本人の理想の幸福度は非悲観的な日本人よりも低かった。さらに、楽観主義スコアが高いほど、オランダやコスタリカの回答者よりも日本人の生活満足度が高くなると予測された。
また、楽観的で悲観的でない日本人は、将来の幸福についてより高い期待を持つ傾向があることも結果から示された。
これらの知見は、幸福と楽観主義/悲観主義の関係が、国籍と幸福に関する質問の種類によって異なることを示唆している。