職場における親切は、する人もされる人も幸せになるし、親切はうつっていく😍
幸せな職場は、まずあなたの親切から始まる
5年前くらいの論文ですが、
カリフォルニア大学のジョセフ・チャンセラーやソニア・リュボミアスキー先生らの研究。
とっても好きな研究なので、ご紹介😊
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スペインのとある職場で、20%ちょいの人に週に1回、職場で5つの親切をしてくださいと指示。(×4週間)
親切活動は、飲み物を持って行くとか、落ち込んでいる人を励ますとか、みんなの前で褒めるとか。
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そうすると、
親切をした人は、
幸福度(人生満足度)と仕事満足度が向上していたんですね😊
(有能感や自律性、フローも。)
しかもこの親切を行った2ヶ月後でも。
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一方で親切をされた人も幸福度は高まったんですが、
親切をした人ほどではない。
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しかしですね、親切をされた人は、そうでない人に比べて、
4倍近く、親切な行為を行う行動が増えていたんですね😍
(しかも親切してくれた人に、親切をお返しするだけでなく、
他の人に対しても親切をするようになった。)
なので、職場での親切は伝染する😍😍
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職場の幸福度を高める方法は色々ありますが、
まずは自分自身が、職場の誰かに親切をしてみてはいかがでしょう😊
その親切が伝染していき、職場自体が親切に包まれます❗
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別の研究では、職場の幸せに効いてくるのは、圧倒的に飛び抜けたものが2つ、
それは意味ある仕事と、職場の親切でした😊(評価や金銭面などよりも、遙かに効く)
自分が親切を行う事で、職場が親切に包まれ、職場の幸せが爆上げです😍
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職場における日常的な利他行動:与えること、受け取ること、そして垣間見ることに宿る効用
Everyday prosociality in the workplace: The benefits of giving, getting, and glimpsing.
Joseph Chancellor(カリフォルニア大学), Seth Margolis, Katherine Jacobs Bao, and Sonja Lyubomirsky (2018).
Emotion, 18, 507-517.
https://doi.org/10.1037/emo0000321
↓DL用
https://sonjalyubomirsky.com/wp-content/uploads/2024/03/Chancellor-Margolis-Bao-Lyubomirsky-2018.pdf
向社会性の機能分析では、向社会的な行動の素因が現実世界でどのように親切な行動を促し、強化し、伝播するかを考察します。 日々の向社会性を実践し、受け、観察することの効果、およびこれらの効果の背後にあるメカニズムを調べるために、スペインの企業の職場の従業員 (N = 111) をランダムにギバー、レシーバー、コントロールに割り当てました。 ギバーは 4 週間にわたって、パーソナライズされたレシーバーのリストに対して 5 つの親切な行為を実践しました。 ギバーとレシーバーは、短期的 (例: 能力と自律性の週次尺度) および長期的 (例: レシーバーは 2 か月後に幸福度が増し、ギバーはうつ状態が軽減し、生活と仕事への満足度が増した) の両方で幸福感において相互に利益を得ることがわかりました。 さらに、ギバーの向社会的な行為は他の人の行動を促しました。レシーバーは、コントロールよりも 278% 多くの向社会的な行動で親切な行為をお返ししました。我々の研究結果は、日常的に向社会性を実践することは、感情的に強化され、かつ伝染性がある(他者に親切心を喚起し、快楽的報酬を生み出す)こと、そして日常的に向社会性を受けることは紛れもなく肯定的な経験である(これはギバーの行動をさらに強化する可能性がある)ことを明らかにした。向社会性の恩恵は、進化上最も近い種族と比較して、人類において向社会性が驚くほど普遍的に見られることを明らかにしている。
NotebookLMさんに、動画解説頂きました😊
https://youtu.be/wpRLPaXFGBg
■研究の背景
●縦断的相関研究(長期間の観察研究)
Choi & Chou (2010):ボランティア活動などの向社会的行動を長期間観察
Corporation for National and Community Service (2007):向社会性の実践が健康とウェルビーイング(幸福や生活の質)の向上と関連
Morrow-Howell et al. (2009):その効果は本人だけでなく家族やコミュニティにまで広がる
→問題点:相関研究は因果関係を証明できない。向社会的な人がもともと幸せなのか、向社会的行動が幸せにするのかわからない。
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●実験研究による因果関係の検証
Lyubomirsky, Sheldon, & Schkade (2005):親切の実践が幸福度を高めることを実験で確認
Dunn, Aknin, & Norton (2008):他者のためにお金を使うと幸福度が上がる(Science誌に掲載)
Layous et al. (2012):子どもに親切を実践させると、仲間からの受容と幸福度が向上
Nelson et al. (2014):親切の実践効果は数週間後も持続
→ しかし、これらの研究は「親切をする人」に焦点を当てていて、「親切をされる人」への影響はほとんど調べられていなかった。
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●職場のウェルビーイングと業績の関係
Boehm & Lyubomirsky (2008)、Fisher (2010):幸福な従業員は、長く続ける、パフォーマンスが良い、欠勤が少ない、上司からの評価が高い
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●向社会的行動の職場での効果
Grant & Sonnentag (2010):向社会的行動は燃え尽き症候群と感情的消耗を防ぐ
Grant & Berry (2011):他者への焦点が視点取得(相手の立場に立つ能力)、共感、創造性を促進
Anik et al. (2013):チームメイトのための給与ボーナス(向社会的ボーナス)は、個人のための給与ボーナスよりも営業チームの生産性を高める
→ 職場で向社会性を促進することには、個人と組織の両方にメリットがある可能性。
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●援助を受けることの負の側面
Fisher, Nadler, & Whitcher-Alagna (1982):援助を受けることは必ずしも良い経験ではない
・自己効力感(自分でできるという感覚)を脅かす
・自律性(自分で決めている感覚)を制限する
・負債感(お返ししなければという気持ち)を生む
⇒この研究の主張:
これらの負の効果は、援助が「無力さ」を暗示する場合に起こりやすい。例:助けを求める、困っている、苦しんでいる状況。
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●一方、日常的な親切(パートナー、親、友人、同僚に対する小さな親切)は:
・日常生活で普通に行われている
・負の副作用を引き起こす可能性がはるかに低い
→ しかし、日常的な親切が、親切をする人とされる人の両方の幸福度に、長期間にわたってどう影響するかを調べた研究はほとんどなかった。