レジリエンスと幸せ、そして場(仕事・家庭・趣味)による違い
レジリエンス:困難で脅威的な状況にもかかわらず, うまく適応する過程・能力・結果(Masten et al., 1990)
は、
Well-beingや生産性の向上にも寄与します😍
(Troy et al., 2023; 小 塩 他, 2021; 上野他,2023)
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●レジリエンスは場によって違う
そんなレジリエンスって、場(仕事、趣味、家庭)によって、違わない?という研究😊
で結果としても、
レジリエンスは場によって割と異なっていた。
(仕事ではレジリエンスあって困難に対処できるけど、家庭ではレジリエンスなくて困難があると崩れちゃう。みたいな人がいる)
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●レジリエンスの要素
なお、レジリエンスは、以下の7つの下位因子で測定。
気質と関連の強い資質的レジリエンス要因(楽観性,統御力, 社交性,行動力)
発達とともに変容しやすい獲得的レジリエンス要因(問題解決志向,自己理解,他者心理の理解)
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●レジリエンスと幸せ(などの心理特性)
レジリエンスが高い人は、
自尊感情(r=0.44)が高く
人生満足度(r=0.40)が高く
抑うつ状態(r=-0.34)が少なく
立ち直りが早い(r=0.35)。
(世帯年収とか教育レベルは、人生満足度などに影響が小さかった。)
なので、基本的にレジリエンスは高い方が良い。
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●レジリエンスのばらつきと幸せ(などの心理特性)
理解が難しいけど、とても面白い所で、
レジリエンスのばらつきと、幸せの関係性も見て頂いています😊
・楽観性、統御力(目標に向かう努力)、自己理解は、ばらつきがない方が幸せ。
⇒どんな場であっても楽観性、統御力(目標に向かう努力)、自己理解は大事。
自分の核となる部分はいつも大事ということですかね。
・問題解決志向、他者心理の理解は、ばらつきがある方が幸せ。
⇒場によって、出したり出さなかったりするのが大事。
仕事では問題解決志向を大事にするが、家庭では感情的なアプローチの方が有効。とかですかね。
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とのこと。
なるほど、常にレジリエントであるのが良い訳ではない。というのは面白いですね😍
自分の核となる楽観性、統御力、自己理解は高めつつ、
スキルである問題解決志向や他者心理の理解は場によって出したり出さなかったりする。
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レジリエンスの「場」による変動性――日本人勤労者の仕事と趣味,家庭の場に注目して
上野 雄己, 平野 真理
パーソナリティ研究,2025
https://www.jstage.jst.go.jp/article/personality/34/1/34_34.1.12/_pdf/-char/ja
抄録
本研究では,一個人における仕事と趣味,家庭という異なる「場」でのレジリエンスの違いに焦点をあて,その個人内分散(ばらつき)と心理的なアウトカムとの関連を明らかにする。分析対象者は日本人30–39歳1,105名(男性568名,女性537名)であった。反復測定共分散分析の結果,仕事,趣味,家庭という場によってレジリエンス得点に差がみられた。また各場のレジリエンス得点の個人内分散,交絡因子(社会人口統計学的要因)を独立変数にした重回帰分析の結果,各場において,楽観性,統御力,自己理解の得点に幅があることは心理的なアウトカム(自尊感情や人生に対する満足度,抑うつ症状,立ち直りの早さ)にネガティブに関連する一方で,問題解決志向や他者心理の理解に幅があることはポジティブに関連することが明らかになった。以上の結果から,個人のレジリエンスが「場」によって異なること,あるいは一貫していることが,心理的な健康に関連することが示唆された。