2025.06.23

組織で活かす早期ダイアローグ,未来語りのダイアローグ

産業精神保健の最新号の特集は、

「職場における対話の新しい価値を考える」😍😍😍

ちょっと感じている心配ごとなどをシェアする早期ダイアローグ

未来にタイムスリップして、良い感じな状況をイメージ。そこへ行くには誰と何をしていったら良いかを語り合う未来語りのダイアローグ

について😍

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■早期ダイアローグと未来語りのダイアローグの特徴

① 出発点が「心配」や「違和感」

② 問題解決ではなく「関係性の修復と再構築」

③ 未来を「語る」ことで希望と協力が生まれる

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↓の動画が、イメージつきやすいです。

●早期ダイアローグ

未来語りのダイアローグに向けて、早期ダイアローグをしてみた!

https://www.youtube.com/watch?v=nZdRuEh3c7Y

●未来語りのダイアローグ

未来語りのダイアローグ風産後おはなし会【3年後にタイムワープデモ】

https://www.youtube.com/watch?v=hSYKyddIFVM

フィンランドの『未来語りのダイアローグ』を参考にしたグループワークのデモンストレーション動画です!

3年後のうまくいっている未来に一緒にタイムスリップして、お話しします!

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組織で活かす早期ダイアローグ,未来語りのダイアローグ

春日未歩子先生(一般社団法人 森とこころの研究所)

産業精神保健,2025/6

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjomh/33/2/33_114/_pdf

本稿では,フィンランドで発展した「早期ダイアローグ(Early Dialogues)」と「未来語りのダイアローグ

(Anticipation Dialogues)」の特徴と,それらの組織支援への応用について論じる.早期ダイアローグは,支援

者が抱く小さな心配事を共有することを出発点とし,関係性の悪化を未然に防ぐことを目的とする.一方,

未来語りのダイアローグは,関係者が「うまくいっている未来」を共同で想像することで,対話的に関係性

の再構築を図る実践である.筆者はこれらを企業の研修や職場支援に応用し,心配を語る文化と安心して対

話できる場の形成が,心理的安全性や相互支援の促進に寄与することを実践から確認した.両手法は,関係

性に焦点をあてた支援として,今後の組織開発に有効であると考えられる.

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■未来語りのダイアローグ

第 1 段階:インタビュー

ファシリテーターがクライアントと家族に,次の3 つのインタビューを行う 8).

①1 年(あるいは合意した長さ)が過ぎ,かなりよい状況にあります.あなたにとってはどのような状況になっていますか?特にあなたを幸せと感じさせてくれているのは何でしょうか?

②何があなたにこの肯定的な変化をもたらしてくれましたか?誰がどうやってあなたを助けてくれましたか?

③「1 年前」に,何があなたを心配させていましたか?また何があなたの心配を減らしてくれましたか?

次に,ファシリテーターは,支援チーム側に未来

の視点から以下の質問をしていく.

①お聞きいただいた通り,クライエントやご家族はかなりよい状況です.よい変化がもたらされるように支援するのに,あなたは何をしましたか?また,誰がどうやってあなたを助けてくれましたか?

②「1 年前」に,何があなたを心配させていましたか?また,何が,あなたの心配を減らしてくれましたか?

第 2 段階:具体的計画

この後,参加者は未来から戻ってきて,「誰が,誰と,何を行うか」といった具体的なプランを,語られた要素から決めていく.

未来語りのダイアローグの特徴と効果について,

白木 9)は,問題の原因を探るのではなく,未来の可能性に焦点を当てることで,関係者間の視点の転換と再接続が起こること,また,問題が複雑で言葉にしづらい状況でも,「未来」について語ることで安心

して声を出せる場が生まれることを指摘している.

未来語りは,「診断」や「分析」よりも,「物語の共有」と「関係性の再創造」に力点を置いた実践であると述べている.

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■早期ダイアローグと未来語りのダイアローグの特徴

① 出発点が「心配」や「違和感」

多くの対話が「課題」や「成果」から始まるのに対し,早期ダイアローグでは個人が感じる小さな不安や心配を出発点とする.これにより,組織内で見過ごされやすい未顕在の摩擦や孤立感に早期に気づくことが可能となる.

② 問題解決ではなく「関係性の修復と再構築」

「どう解決するか」よりも,「関係性のなかで何が起きているのかを共に見つめる」ことに重きを置く.特に,誰かが心配を語ることで,それを受け取った

他者の心が動き,「助けたい」という自然な相互関係が生まれる.

③ 未来を「語る」ことで希望と協力が生まれる

未来語りでは,「1 年後にどんな状態でありたいか」「誰が自分を支えてくれるか」を語ることで,共通の方向性と連帯感が形成される.現在の問題ではなく,共に向かいたい未来に焦点を当てることで,対話のエネルギーが希望的かつ創造的になる.

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