2025.01.26

はぴテク相談室:余暇活動と幸せ〜親が余暇活動を楽しんでると、子供もそうなる〜

相談者

最近、子供がスマホばかり見ていて、なんとなく元気がないというか、ふさぎがちな気がして…。どうすればいいのか悩んでいます。

はぴテクさん
はぴテクさん

それは心配ですよね。実は最近、ドイツの研究で10〜18歳の青少年959人を対象に、「お休みの日の過ごし方と幸福度」の関係を調べた興味深い結果が出ているんです。少し一緒に見てみましょうか😊

相談者

はい、ぜひ聞かせてください!

はぴテクさん
はぴテクさん

この研究では、余暇の過ごし方を大きく2種類に分けています。「アクティブな過ごし方」と「受け身な過ごし方」です。アクティブというのは、家族や友人と過ごす時間、スポーツ、コンサートや映画鑑賞、カフェに行くといった活動。受け身というのは、スマホやPCをながめたり、ただだらだらと過ごす時間のことですね。

相談者

うちの子はまさに受け身な方ばかりですね…。それって幸福度に影響するんですか?

はぴテクさん
はぴテクさん

この研究では、アクティブな余暇活動と幸福度の高さ・問題行動の少なさとの間に関連が見られ、反対にスクリーンタイムが1日5時間以上になると幸福度の低下と関連していることが分かっています。ただしこれはあくまで「関連がある」という話で、「スマホが原因で不幸になる」と断言できるわけではないですよ。

相談者

なるほど。じゃあ子供にアクティブな活動を増やしてあげればいいんでしょうか?

はぴテクさん
はぴテクさん

それも大事なんですが、実はこの研究でもう一つすごく面白い発見があって。「親の余暇の過ごし方が子供に似てくる」という関連も確認されているんです。

相談者

え、親の過ごし方が子供に影響するんですか?

はぴテクさん
はぴテクさん

そうなんです。たとえば、親がコンサートやオペラを年1回以上観に行っている場合、子供も同じことをする確率が約3倍。親が1日30分以上読書する場合も約3倍。カフェに月1回以上行く場合は約2.7倍という数字が出ています。反対に、親のスクリーンタイムが1日5時間以上だと、子供もそうなる確率が約2.4倍というデータも。

相談者

つまり、子供だけに「スマホやめなさい」と言っても、親が同じことをしていたら効果が薄い…ということですか?

はぴテクさん
はぴテクさん

この研究の結果はまさにそれを示唆していますね。「子供を変えようとする前に、まず親自身の余暇の楽しみ方を見直してみる」というアプローチが、データと合致しているわけです。強制ではなく、親が楽しそうにしている姿を子供が見て、自然と似てくるイメージです😊

相談者

でも正直、仕事や家事で疲れていて、自分の余暇を楽しむ余裕がなくて…。

はぴテクさん
はぴテクさん

それは本当につらいですよね。研究者たちも「まず余暇時間を取れる環境を整えることが大切」と述べています。大きなことをしなくても、週1回家族で一緒に食事を楽しんだり、30分だけ本を読んでみたりと、小さなことから始めるのが現実的かもしれませんね。

相談者

週1回の家族の時間なら、なんとかできそうな気がしてきました。それも研究に出ていましたよね?

はぴテクさん
はぴテクさん

はい!家族で一緒に過ごす時間(週1以上)も、子供が同じことをする確率が約2.5倍という関連が見られています。一緒に過ごすこと自体が、子供の余暇の質にも影響しているというのは、なんだかほっこりしますよね😊 まずはできることから、一歩ずつ試してみてください!

■ 今日のまとめ

  • アクティブな余暇活動(家族・友人との時間、スポーツ、文化活動など)は青少年の幸福度の高さと関連し、スクリーンタイムが長い受け身な過ごし方は幸福度の低さと関連していた(因果関係ではなく関連)。
  • 親の余暇の過ごし方は子供の余暇の過ごし方と強く関連しており、読書・コンサート観賞・家族時間などを親が実践している場合、子供も同様の活動をする確率が2〜3倍高かった。
  • 子供の余暇を改善するには、子供だけに働きかけるのではなく、まず親自身がアクティブな余暇を楽しむ習慣を持つことが、研究の知見と合致するアプローチである。

■ 出典・注意事項

  • Wanka F, et al. 'Leisure activities of adolescents—associations with demographic characteristics, well-being and parental leisure engagement.' Pediatric Research, 2025年1月23日. https://www.nature.com/articles/s41390-025-03866-9

  • 【注意事項】本研究は横断的な観察研究(アンケート調査)であり、余暇活動と幸福度の『関連』を示すものであって、因果関係(原因と結果)を証明するものではありません。

  • 【注意事項】対象はドイツの10〜18歳の青少年959名であり、文化的背景や生活環境が異なる集団にそのまま当てはまるとは限りません。

  • 【注意事項】余暇活動の頻度や幸福度はアンケートによる自己申告・保護者申告のため、実態と一致しない可能性があります。

投稿者によるコメント・補足(1件)
コメント 1

研究自体の紹介はこちら😊
余暇活動と幸せ〜親が余暇活動を楽しんでると、子供もそうなる〜
https://wellbeing-archive.pages.dev/posts/2025-01-26-1737928802/

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