達成目標と幸福感
〜前向きな目標は幸せにつながる〜
夢や目標に向かって歩んで行くのは基本的に幸せに繋がります。
が、
目標をどのように設定するか、によっても違うのでは?という研究。
(欧米日比較も。)
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端的に言えば、
日本はこうなりたい!という前向きな目標は幸福度を高める。
他者と比較して(周りからの高い評価を得たい等)もしなくても(自分の能力を向上させたい等)。
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失敗をしたくない!という防衛的な目標は、
他者と比較だと、不幸せ。(周りから低い評価を受けたくない等)
他者と比較せず、だと、関係性はなかった。(今持っているスキルを失いたくない)
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■達成目標の4種類
(接近型・回避型 × 遂行型・習熟型)
●方向性の軸
接近型:「~できるようになりたい」「~を達成したい」という前向きな目標
回避型:「~できないのを避けたい」「~を失敗したくない」という防衛的な目標
●基準の軸
習熟型:自分自身の成長や能力向上を基準とする(内的基準)
遂行型:他者との比較や評価を基準とする(外的基準)
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■日本における達成目標と幸福感
日本で言うと、
こうなりたい!とかの前向きな目標は幸福度を高める。
(内的基準でも、外的基準でも)
一方で、
失敗したくない!とかの防衛的な目標は、
人と比べてとか外的基準だと幸福度を下げる。
内的基準だと、特に幸せとの相関はなかった。
要は、
こうなりたい!これができるようになりたい!という前向き目標が幸せを育みます😊
(人と比べても、幸福度高まるのか。。第一人者になりたい!とか、営業成績1番になりたい!とかでも良いのか。)
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■文化による違い
▼前提となるホフステッドの文化指標
●日本:
競争性:非常に高い(95点)
個人主義:中程度(46点)
不確実性回避:非常に高い(92点)
⇒特徴:競争と協調の両立、失敗を避ける傾向が強い
●アメリカ:
競争性:高い(62点)
個人主義:非常に高い(91点)
不確実性回避:中程度(46点)
⇒特徴:個人の成功を重視、競争を肯定的に捉える
●オランダ:
競争性:非常に低い(14点)
個人主義:高い(80点)
不確実性回避:中程度(53点)
⇒特徴:協調を重視、自己実現に焦点
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▼今回の結果
●習熟接近型目標(内的基準のこうなりたい)
全ての文化で幸福度が高まる。
●遂行接近型(外的基準のこうなりたい)
日本とアメリカは幸せ。
オランダは競争よりも協調が重視されるので、幸せにつながらない。(相関なし)
●遂行回避型(外的基準のこうなりたくない)
日本とオランダは不幸せ。
アメリカは、相関無し
●習熟回避型(内的基準のこうなりたくない)
アメリカは、幸せにつながる。(ビックリポイント!)
日本・オランダは相関なし。
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世界中での繁栄と努力:達成目標と繁栄の関係についての異文化間の調査
Thriving and Striving Around the World: A Cross-Cultural Examination of the Relationship Between Achievement Goals and Flourishing
Journal of Happiness Studies,2024/11/25
https://link.springer.com/article/10.1007/s10902-024-00828-6
本研究では、人間開発は同等だが文化的価値観が異なる3か国(米国、日本、オランダ)において、達成目標(習熟アプローチ、パフォーマンスアプローチ、パフォーマンス回避、習熟回避目標)と繁栄(感情的、社会的、心理的幸福)との関係を調査します。これまでの研究では、達成目標と幸福の関係が示唆されていますが、文化を超えてこれらの関係について結論を導くことはできませんでした。私たちは、3か国の成人の比較可能なサンプル(N = 919)を使用して、達成目標と幸福の関係における各国の違いを調査しました。結果は、習熟アプローチ目標と幸福の関係は3か国で同じであるのに対し、パフォーマンスアプローチ目標とパフォーマンス回避目標については異なる関係が見られることを示しまし た。これらの結果は、競争と集団主義の文化的価値観によって部分的に説明できます。