はぴテク相談室:楽しさや喜びを追求する1日と、未来の為に頑張る1日は、どっちが幸せなの?
最近、毎日がなんとなく充実していない気がして…。仕事や将来のために頑張る日もあれば、ただ楽しいことをして過ごす日もあるんですけど、どっちが「正しい」過ごし方なのかなって迷っています。
それは大事な悩みですね!実は2024年にオランダで行われた研究が、まさにその「楽しさを追求する日」と「将来のために頑張る日」、どちらが幸せにつながるかを調べているんです。結論から言うと、どちらも幸せにつながることが分かっています😊
えっ、どっちもいいんですか?なんか「楽しいだけじゃダメ、将来のために頑張らないと」って思ってたんですけど。
よく分かります!この研究では2種類の動機を調べています。ひとつは「快楽的動機」、つまり楽しさや喜びを求める気持ち。もうひとつは「ユーダイモニック動機」、これはちょっと難しい言葉ですが、自分の最善を尽くしたり、スキルを伸ばしたり、誰かに貢献しようとする気持ちのことです。どちらも高い人は、幸福度や日々のポジティブな感情が高いという結果が出ているんですよ。
じゃあ、将来のために頑張る日って、今この瞬間は苦しいけど後から幸せになるっていうことですよね?
それがですね、実は研究の面白いところで、「将来のために頑張ること(ユーダイモニック動機)」は、今この瞬間の幸せにもつながっていたんです!従来は「今の楽しさには関係ない」と思われていたんですが、瞬間レベルで見ても、頑張っているその瞬間のポジティブな感情や満足感が高かったんですね。
へえ!つまり、筋トレとかって、マッチョになった将来が楽しみなだけじゃなくて、筋トレしてる今この瞬間も幸せを感じてるってこと?
まさにそういうことです!研究でもちょうどそんなイメージで説明されています。「将来のために頑張る」という動機自体が、その行動をしている今に幸せをもたらしていた、という結果ですね。これは多くの人にとって意外な発見だったようです。
じゃあ、楽しさを追求しながら、将来のためにもなることをすれば最強ってことですか?
その通り!この研究では、2つの動機を両立した日は、平均的なポジティブ感情と瞬間的な満足度が特に高いことが示されています。ただ、ひとつ注意点があって、2つを同時に高めすぎると、プラスの効果に「限界」が生じるという結果も出ています。つまり、どちらも無限に追い求めれば追い求めるほど良い、というわけでもないみたいです。
あー、なんか「もっと楽しまなきゃ!もっと頑張らなきゃ!」って焦ると逆効果になることもありそうですね。
鋭いですね!それに近いかもしれません。研究では「幸福追求的動機とネガティブな感情の間には曲線的な関係がある」という結果も出ていて、頑張りすぎるとネガティブな感情が増える可能性も示唆されています。バランスが大事ということですね。
なるほど。じゃあ毎日「楽しいことをしながら、自分の成長にもつながることをやる」のを意識するといいんですね。でも、毎日それができるわけじゃないし…。
もちろん毎日完璧にやる必要はないですよ!この研究は7日間、161人の参加者のリアルタイムのデータを集めたものですが、「その日その日で動機の高さが変わっても、両方を意識できた日は幸福感が高い」という結果です。「今日は楽しいことをしながら、ちょっとでも成長できたな」と感じられる日が増えると、積み重なっていくイメージですね😊
なんかすごく気が楽になりました!楽しむことも、頑張ることも、どっちも大事にしていいんだなって。今日から少し意識してみます!
それが一番です!「楽しさ」と「自分の成長や貢献」の両方を、日々の行動の中で少しずつ意識してみてください。どちらか一方を我慢する必要はないし、どちらも幸せにつながっているということが、研究から見えてきていますよ😊
■ 今日のまとめ
- 「楽しさを追求する動機(快楽的動機)」と「将来や成長のために頑張る動機(ユーダイモニック動機)」は、どちらも幸福感やポジティブな感情と関連していることが研究から示されています。
- 「将来のために頑張ること」は今この瞬間の幸せにも関連していることが分かりました。つまり、頑張っているその瞬間にもポジティブな感情や満足感を感じている可能性があります。
- 2つの動機を両立した日は特に幸福感が高い傾向がある一方、どちらも追い求めすぎると効果に限界がある可能性も示されています。バランスを意識することが大切です。
■ 出典・注意事項
- 出典:Warre Van der Auwera et al., 'Understanding the Dynamics of Hedonic and Eudaimonic Motives on Daily Well-Being: Insights from Experience Sampling Data', Journal of Happiness Studies, 2024/10/4. https://link.springer.com/article/10.1007/s10902-024-00812-0
- 注意事項①:本研究は相関関係を示すものであり、因果関係(動機が幸福を直接引き起こす)を証明するものではありません。
- 注意事項②:参加者は161人、7日間という比較的小規模・短期間の研究です。結果をすべての人・状況に一般化するには限界があります。
- 注意事項③:経験サンプリング法(日々の自己報告)によるデータであるため、回答の主観性や回答バイアスの影響を受ける可能性があります。
研究自体の紹介はこちら😊
楽しさや喜びを追求する1日と、未来の為に頑張る1日は、どっちが幸せなの?
https://wellbeing-archive.pages.dev/posts/2024-10-07-1728338404/