2024.07.07

コンパッションとウェルビーイング

コンパッション系の紹介がいくつか続いたので、

そもそもコンパッションとウェルビーイングの関係性について。

3年前の論文より。

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25ページありますが、

コンパッションとウェルビーイング、

について、ガッツリまとめて頂いています😊😊

セルフコンパッションについても。

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コンパッションとウェルビーイング

―調査,実験,介入研究とマインドフルネスとの関係性について―

2021,心理学評論

有光興記先生

https://www.jstage.jst.go.jp/article/sjpr/64/3/64_403/_pdf

※要旨直訳

本研究の目的は、自己と他者に対する思いやりについて、現在の概念化、評価尺度、実験、介入をレビューすることである。思いやりとは、感情状態または心理的傾向である。いくつかの調査や実験により、思いやりが幸福感の向上につながることが実証されている。

であることが実証されている。思いやりに基づく介入(CBI)は、仏教の慈愛や慈悲の瞑想を応用したものである。さらに、さまざまな分野のメタアナリシスから、CBIがさまざまな対象者の幸福感を向上させることが示されている。しかし、認識、態度、反応傾向などの詳細を考慮すると、CBIによって幸福度が向上する過程は依然として不明である。経験的研究は、思いやりが幸福や苦痛を管理する能力に有益であることを示している。しかし、これらの知見を拡大するためには、能動的対照群を用いてCBIのプロセスを検討する今後の研究が必要である。

1.はじめに

2.仏教におけるコンパッション

3.コンパッションに関する心理学的研究の概要

4.セルフ・コンパッションとは何か

4.1 セルフ・コンパッションの定義

4.2 セルフ・コンパッションの測定方法

4.3 セルフ・コンパッションの構成概念妥当性

5.セルフ・コンパッションとウェルビーイングの関係

5.1 SCS を用いた調査研究

5.2 セルフ・コンパッションの実験的研究

6.コンパッションとウェルビーイングの関係

6.1 コンパッションの測定方法

6.2 コンパッションの実験的研究

7.自他へのコンパッションがウェルビーイングを高めるメカニズム

8.コンパッションを基盤とする介入研究

8.1 メタ分析の結果

8.2 CBI の課題

8.3 CBI と MBI がウェルビーイングを高めるプロセスとその効果の違い

8.4 CBI と CBT の比較と統合

9.結 論

表1 セルフ・コンパッションとウェルビーイングの関係性のメタ分析結果 文献 | 研究数 | 効果量数(k) | サンプル数 | ポジティ指標の効果量 | ネガティ指標の効果量 主要なウェルビーイング指標 MacBeth & Gumley (2012) | 14 | 20 | 4007 | | 不安、抑うつ、ストレス (r=-0.54) Zessin et al. (2015) | 65 | 79 | 16416 | 主観的幸福感 (r=0.47) | Muris & Petrocchi (2017) | 18 | 18 | 3802 | | 精神病理 (SC ポジ:r=-0.31, SC ネガ:r=0.48) Brown et al. (2019) | 11 | 11 | 1124 | ヘドニック (r=0.41) ユーディモニック (r=0.49) | 抑うつ (r=-0.58) 不安 (r=-0.36) Chio et al. (2021) | 168 | 64 | 23827-28788 | 主観的幸福感 (SC ポジ: rs=0.29-0.39, SC ネガ: rs=-0.29-0.36) | | | 93 | 34589-38097 | | 心理的苦痛 (SC ポジ: rs=-0.17-0.29, SC ネガ: rs=0.44-0.45) その他 Wong et al. (2021) | 25 | 25 | 5622 | 身体活動 (r=0.27) | Phillips & Hine (2021) | 94 | 44 | 29588 | 身体的健康 (r=0.18) | | | | 91 | | 健康行動 (r=0.26) | Turk & Waller (2020) | 59 | 22 | 5132 | | 摂食障害の症状 (r=-0.34) | | | 10 | 6230 | ボディ・イメージ (r=0.52) | | | | 21 | 5966 | | ボディ・イメージの懸念 (r=-0.45) Brown et al. (2020) | 17 | 15 | 1830 | | 睡眠の問題 (r=-0.32) Ewert et al. (2021) | | 136 | 38913 | 適応的なコービング (r=0.31) 情動焦点型コービング (r=0.34) 問題焦点型コービング (r=0.21) | 不適応的なコービング (r=-0.50) Liao et al. (2021) | 60 | 109 | 12176 | 自己効力感 (r=0.35) | Suh & Jeong (2021) | 18 | 13 | 7629 | | 希死念慮と自殺念図 (r=-0.34, SC ポジのみ:-0.15 to-0.21, SC ネガ:無相関) | | | 7 | 4124 | | 自傷行為 (r=-0.29) 1) SC ポジ=SCS の自分への優しさ、共通の人間性、マインドフルネスの合計値 2) SC ネガ=SCS の自己批判、孤独感、過 表3 コンパッション瞑想による感情制御モデル(Weng et al., 2017より作成) コンパッション瞑想の ステップ 方略 反応 1. 苦しみを想像する 対象となる人の身体的、感情的な苦しみを 共感反応が増加する 視覚的にイメージする 感情経験の共有性の認識 認知的視点取得 2. 苦しみへの反応に対する 苦しみによって喚起された思考、感情、感 回避行動が減少する マインドフルな注意 覚への受容と判断することのない注意 自己注目や回避につながる感情と思考の サイクル(個人的苦痛)を減少させる 3. コンパッションの満養 金色の光(陽光)をイメージする 接近行動が増加する 思いやり、気遣い、苦しみを取り除きたい 向社会的な動機や行動につながる感情と という欲求に焦点を当てている 思考(共感的関心)を満養する コンパッションのフレーズを繰り返す 表4 コンパッションに基づく介入のメタ分析の結果 文献 | 分析対象 | 試験数 | サンプル数 | 効果量(ポジティブ指標) | 効果量(ネガティブ指標) Galante et al. (2014) | LKM RCT | 22 | 1747 | マインドフルネス(g=0.63)エンパシー(g=0.61)セルフ・コンパッション(g=0.45) | 抑うつ(g=-0.61) Zeng et al. (2015) | LKM 日ごとのポジティブ感情 | 10(RCT) | 1163 | 高覚醒ポジティブ感情(g=0.40)低覚醒ポジティブ感情(g=0.39) | | | 7(nonRCT) | 178 | 高覚醒ポジティブ感情(g=0.32)低覚醒ポジティブ感情(g=0.29) | Kirby et al. (2017) | コンパッションを基盤とする介入 RCT | 4 | 239 | コンパッション(SMD=0.55) | | | | 13 | 882 | セルフ・コンパッション(SMD=0.70) | | | | 6 | 335 | マインドフルネス(SMD=0.54) | | | | 8 | 442 | ウェルビーイング(SMD=0.51) | | | | 9 | 470 | | 抑うつ(SMD=0.64) | | | 9 | 500 | | 不安(SMD=0.49) | | | 14 | 738 | | 心理的苦痛(SMD=0.47) Luberto et al. (2018) | 瞑想会話(大部分がLKM)向社会性の指標 RCT | 11 | 756 | 向社会的行動(SMD=0.45) | | | | 18 | 1240 | 主観的向社会性(SMD=0.40) | Kreplin et al. (2018) | LKM、MM介入 向社会性の指標 RCT | 16 | 1597 | 向社会性を統統 コンパッション(r=0.37) 共感(r=0.44) | Ferrari et al. (2019) | セルフ・コンパッション介入 RCT | 27 | 1480 | セルフ・コンパッション(g=0.75) | | | | 12 | 698 | マインドフルネス(g=0.62) | | | | 5 | 470 | ポジティブ感情(g=0.48) | | | | 2 | 124 | 人生満足感(g=0.40) | | | | 4 | 161 | | 摂食行動(g=1.76) | | | 5 | 446 | | ストレス(g=0.67) | | | 15 | 889 | | 抑うつ(g=0.66) | | | 14 | 671 | | 不安(g=0.57) | | | 8 | 466 | | 自己批判(g=0.56) | | | 4 | 192 | | 反駆(g=1.37) Lv et al. (2020) | 四無量心の瞑 表4 コンパッションに基づく介入のメタ分析の結果(続き) 文献 | 分析対象 | 試験数 | サンプル数 | 効果量(ポジティブ指標) | 効果量(ネガティブ指標) ---
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