2024.01.21

リモートワーク時代のインクルーシブなリーダーシップ行動

インクルーシブ・リーダーシップとは、

周囲の社員の資質・能力を引き出し、組織全体の力を向上させるリーダーシップ。

支配型のリーダーシップや、サーバントリーダーシップとは異なります。

なお、インクルーシブ・リーダーシップは、組織の成果やWell-Beingによい影響をもたらすことが知られています。

そんなインクルーシブなリーダーシップを、リモートワークという難しい環境で、

どう発揮するか。という論文。

インクルーシブなリーダーとメンバー(フォロワー)へのインタビューを元にした質的研究です😊

結論は↓。

■4つのインクルーシブなリーダーシップ行動

①メンバーの仕事に気づき、認め、評価する

②意思決定にメンバーを巻き込む

③メンバーの帰属意識を高めるために、つながりと歓迎の雰囲気を育む

④メンバーのユニークな資質やニーズに基づき、メンバーをサポートする

→これなんですよねぇ・・・どれも幸せの4つの因子につながる。

ただ、これをやるだけ。で、凄まじい効果がでます。

■リモートワーク時代の難しさ

①会っていなさが、個人の貢献に対する認識と支援を妨げている

②物理的な分散が帰属意識と信頼構築を妨げる

③家庭と職場の境界線の崩壊と孤独が幸福に負担をかける

■じゃあ、どうやって乗り越えるの?

①メンバーとつながり、メンバーを認識するための新しいツールやフォーマットを試験的に導入する

 (zoomやチャットツールなどを、上手く利用する。)

②新しい共感的な方法でメンバーとの関わり方を調整する

 (より定期的に連絡を取る、頻繁に1対1の会話をする)

③メンバーの意見に応じて、行動を調整する

 (メンバーからのフィードバックを受ける)

④メンバーのメンタルヘルスケアを責務に組み込む

ーーー

“It doesn't make sense to stick with old patterns”: How leaders adapt their behavior to foster inclusion in a disruptive context

「古いパターンに固執するのは意味がありません」: 破壊的な状況でのインクルーシブを促進するためにリーダーがどのように行動を適応させるか

2024/1/2,Journal of Organizational Behavior

https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/job.2766

インクルーシブ(包括的)な組織を作るためには、リーダーの行動が不可欠である。COVID-19の大流行という破壊的な状況下では、多くの人々がリモートワークを余儀なくされ、リーダーはチームのワークフローや仕事の取り決めの混乱に対処しなければならなかった。しかし、リーダーの行動の固定的なセットや、安定し共有された物理的なコンテクストは、インクルーシブ・リーダーシップに関する現在の知識や理論化の暗黙の前提となっている。

そこで本研究では、まずインクルーシブ・リーダーシップに関する文献を、リーダーの適応性や文脈に敏感なリーダーシップに関する研究と統合する。

次に、リーダーとそのフォロワーとの47件のインタビューをもとに、パンデミックに関連した混乱によって、インクルーシブ・リーダーシップの望ましい行動の実践がどのように妨げられたかを解明し、こうした困難に対応してリーダーがどのようにインクルーシブな行動を調整したかを説明する。

これらの知見から、静的な一連の包括的リーダー行動ではなく、文脈に対するリーダーの認識とフォロワーの包括的感情に関する継続的な調整を通じて、包括的リーダーシップが実現されることを示唆するモデルを構築する。

投稿者によるコメント・補足(1件)
コメント 1

※参考
【インクルーシブ・リーダーシップ】リーダーシップ研究からの発展(Hollandar, 2009)
note,インクルーシブ・リーダーシップ駆け出し研究者 佐々木孝仁さん,2023/4/6
https://note.com/takahitosasaki83/n/n95f0c9a84890
>インクルーシブ・リーダーシップはWell-beingや組織の成否によい影響をもたらす。
この方の、note、凄い😍😍
インクルーシブ・リーダーシップってまだ日本語の、これだ!という本がないのですが、論文や洋書を背景に、これ以外にもたくさん投稿頂いています😍

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