おやつを使ったウェルビーイングワーク
おやつを使って、1ヶ月間
「商品の背景について知ること」「人と分け合うこと」「人にプレゼントすること」
を取り組む。
そうすると、幸福度が目に見えて高まったよ!
とのこと。
森永さんの"こころく"という考え方も面白いですね。
><森永 6 つの心の健康『こころく』>
>「学術的視点(ポジティブ心理学)」+「消費者視点」 →森永 6 つの心の健康『こころく』
「おやつへの関与活動がウェルビーイングに及ぼす効果」
第 12 回日本ポジティブサイコロジー医学会学術集会
2023/11/22
https://www.morinaga.co.jp/public/newsrelease/web/fix/file655c93482c76a.pdf
<実験方法>
森永製菓コミュニティサイト「エンゼル PLUS」に登録のある、健常な 20 代~70 代 311 名を対象とし、2023 年 2 月~3 月に実験を行いました。年代、性別が均等になるよう割り付けを行い、関与あり群 156 名には「おやつに関与するワークプログラム」を、関与なし群 155 名にはワークプログラムなしでお菓子の喫食のみを行っていただきました。
関与あり群が体験する「おやつに関与するワークプログラム」は、おやつを通して日常かつ自然に行われている活動である、「商品の背景について知ること」「人と分け合うこと」「人にプレゼントすること」により構成されています。これらの活動を、おやつを活用しながら 1 ヶ月間意識的に活動していただくことにより、心理的ウェルビーイングや主観的ウェルビーイングにどのような変化があるかを、ポジティブ心理学の研究で用いられる評価尺度を使用して測定しました。また、ウェルビーイングの変化量について、関与なし群との比較も行いました。
主要評価項目には心理的ウェルビーイングを測定する「Flourishing Scale(以下 FS)」を、副次評価項目には主観的ウェルビーイングを測定する「Scale of Positive and Negative Experience(以下 SPANE)」「Satisfaction With Life Scale(以下 SWLS)」を使用し、主観評価により得られた結果を統計学的に解析しました。
<結果>
関与あり群は関与なし群と比較し、心理的ウェルビーイング(FS 得点の平均値)の改善度合いが有意に高いことが確認されました、これはおやつへの関与の活動が向社会的行動(他者に分け与える、贈与する)の性質があり、親切な行為が行為者の心理的ウェルビーイングを高める効果があるように、おやつへの関与に見受けられる向社会的行動が関連している可能性があると言えます。
関与あり群は関与なし群と比較し、主観的ウェルビーイング(SPANE、SWLS 得点の平均値)の改善度合いも有意に高いことが確認されました。この結果も向社会的行動が行為者のポジティブな感情を高める効果があることに関連している可能性が示唆されました。
関与あり群は関与なし群と比較し、心理的ウェルビーイング(FS 得点の平均値)の改善度合いの有意差が、主観的ウェルビーイングの改善度合いとは異なり、介入1ヶ月後から見受けられました。これは向社会的行動により、まずポジティブな感情が誘発され、拡張形成理論に基づき、社会的な関係性が強化された結果、心理的ウェルビーイングの改善に繋がった可能性があります。
以上の結果から、おやつが単なる補食や短期的な幸福感をもたらす役割に留まらず、日常的かつ自然な活動の中で向社会的行動を促進させウェルビーイングを高めるためのひとつのスイッチとして有効である可能性があることが示唆されました。
※参考_Flourishing Scale(以下 FS)
1.私は興味深く、意味のある人生を送っている。
2.私は自分の人生に満足している。
3.私は自分が他の人に良い影響を与えていると感じる。
4.私は社会的に活動的で、周囲の人々と良い関係を築いている。
5.私は人生でやりたいことがたくさんある。
6.私は自分が社会に貢献していると感じる。
7.私は自分の人生をコントロールできている。
8.私は自分が自己実現をしていると感じる。
https://ggsc.berkeley.edu/images/uploads/The_Flourishing_Scale.pdf