プランドハプンスタンス理論とキャリア
飴(報酬)への感度が高い人の方が、偶発的なチャンスやキャリアを上手く活用しやすい。
という論文。日本語なので是非。
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キャリアに偶然の出来事が影響することを肯定的に捉え、偶然の出来事を学習するための機会として認識し作り出し、キャリア形成に取り入れることの重要性を指摘したのが、
Happenstance Learning Theory(HLT; Krumboltz, 2009; Mitchellet al., 1999)である。(プランドハップンスタンス理論)
こうした偶然の出来事を計画的に起こすためのスキルとして、
「好奇心(curiosity)」
「粘り強さ(persistence)」
「柔軟さ(flexibility)」
「楽観性(optimism)」
「リスクテイキング(risk taking)」
の5つがあげられている。
※↓のような診断もあり。
Planned Happenstance Career Inventory(PHCI)
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それを活用できる力という意味で、
■境遇活用スキル尺度(CPFOST)
興味探索スキル
継続スキル
変化スキル
楽観的認識スキル(以下、楽観スキル)
開始スキル
紐帯スキルの6つのスキル
(浦上他,2017)。
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Gray(1982, 1987)の強化感受性理論(Reinforcement Sensitivity Theory:RST)に着目する。
この理論では、個人の気質の違いは動機づけシステムにあるとし、
行動抑制システム(Behavioral Inhibition System: BIS)と
行動賦活システム(Behavioral ActivationSystem: BAS)の
2つのシステムを位置づけている。
※BIS:ムチ、BAS:飴
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研究1では、浦上他(2017)で作成されたCPFOSTのさらなる信頼性・妥当性を確認する。
そのうえで、研究2では、境遇活用スキルの気質的基盤についてBIS/BASとの関連性から検討する。
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BISとBASの間には相関がない。(独立の神経学的基盤を有しているものと考えられる。)
BIS:ムチによって、行動の抑制や、ネガティブ感情が生起しやすい気質的傾向が高いと、境遇活用スキルを形成しがたいことを導けよう。
BAS:飴によって、行動の賦活や、ポジティブ感情を生起しやすい気質的傾向が高いと境遇活用スキルを形成しやすいといえる。
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Happenstance Learning Theoryに基づく境遇活用スキルの気質的基盤
―Grayの行動抑制/行動賦活システムからの検討-
キャリア教育研究,2023/10
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jssce/42/1/42_15/_pdf
本研究の目的は、状況活用能力尺度(CPFOST)の信頼性と妥当性を確認し、状況活用能力の気質的基盤を明らかにすることである。状況活用能力尺度(CPFOST)の信頼性と妥当性を確認し、行動抑制・活性化システム(BIS/BAS)との関連で状況活用能力の気質的基盤を明らかにすることである。行動抑制・活性化システム(BIS/BAS)との関連における状況活用スキルの気質的基盤を明らかにする。研究1では、大学生228名を対象にCPFOSTの信頼性と妥当性を検証した。228名の大学生を対象に、CPFOSTの信頼性と妥当性を検証した。その結果、CPFOSTは十分な内的一貫性と妥当性を有していた。研究2では BIS/BASとの関連において、状況活用能力における気質的基盤を検討した。145名の大学生 その結果、BISは状況活用能力の形成を阻害し、BASは状況活用能力の形成を促進することが明らかになった。BASは状況活用能力の形成を促す可能性がある。また、BISとBASの交互作用が「対人関係」において確認された。また、状況活用能力の「対人関係」スキルにおいて、BISとBASの相互作用効果が確認された。これらの結果は、以下のことを示唆している。BIS/BASが状況活用能力の気質的基盤であり、このような個人差を考慮したキャリア教育・支援の必要性が示唆された。このような個人差を考慮したキャリア教育・支援の必要性が示唆された。