2026.05.23

第7回 思いやりとウェルビーイング(秋山 美紀先生)

〜みんなが幸せな世界を創る「ウェルビーイング学」入門〜

職場の幸福の基盤PERK(目的・没頭・レジリエンス・親切心)、

親切と思いやりの違い、共感と思いやりの違い、

思いやりのある職場を作る4ステップ(気付く→理解する→感じる→行動する)

思いやりの循環(他者から思いやられる→他者を思いやる→自分を思いやる)

自分への思いやりの3要素(自分に対する優しさ、共通の人間性、マインドフルネス)

マインドフルネスが必要な生物学的理由、

自己批判・自己甘やかしとセルフコンパッションの違い

などなど😍

AIさんに動画解説も頂きました😊

https://youtu.be/4DMQivFHc4Y

ウェルビーイング学を考える上で、最高のテキストである、

みんなが幸せな世界を創る「ウェルビーイング学」入門😍

日本語なので、読みやすいですし、是非読んで頂きたいのですが、

せっかくなので1話ずつ、AIさんにスライドに起こして頂きました😊

併せて本編も御参照ください❗

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みんなが幸せな世界を創る「ウェルビーイング学」入門

令和7年度(2025年度)武蔵野市寄付講座

武蔵野大学ウェルビーイング学部

https://wb.musashino-u.ac.jp/archives/3303

第1回 みんなが幸せな世界を創る「ウェルビーイング学」とは!?(前野 隆司先生)

第2回 東洋思想が示すいのち(下田 正弘先生)

第3回 「ウェルビーイングの哲学」入門(一ノ瀬 正樹先生)

第4回 ブータンに学ぶ「幸せ」の根っこ(西本 照真先生)

第5回 人と社会のつながりとウェルビーイング(菅原 育子先生)

第6回 助け合いとウェルビーイング(吉野 優香先生)

第7回 思いやりとウェルビーイング(秋山 美紀先生)

第8回 共に生きるためのウェルビーイング(楠 聖伸先生)

第9回 ウェルビーイング教育を実現する3つのポイント(浦谷 裕樹先生)

第10回 「対話」を通じてつながる世界(中村 一浩先生)

第11回 これからの生き方・働き方 ― 一次産業 × ワーケーション ―(島田 由香先生)

第12回 ウェルビーイング介護とは?(グスタフ・ストランデル先生)

第13回 ひとと地域の幸せを高める「幸せのおカネ」のつくり方(保井 俊之先生)

第14回 自然環境とウェルビーイング(山田 博先生)

みんなが幸せな世界を創る「ウェルビーイング学」入門 第7回 思いやりと ウェルビーイング (コンパッションと幸せの関わり) 講師:武蔵野大学教授 秋山 美紀 先生 ケアする人のための 「思いやり」の科学 自己懸性から、持続可能な ウェルビーイングへのパラダイムシフト 武蔵野大学ウェルビーイング学部 秋山美紀 教授 講義録より 思いやり(コンパッション)を科学的に紐解き、 他者と自分を同時に生かすための実践的フレームワーク。 ウェルビーイングを構成する5つの要素(PERMA) 従来の心理学が「マイナスをゼロに近づける」ことを目的としていたのに対し、ポジティブ心理学は「強み(ストレングス)にフォーカスし、プラスをさらに繁栄させる」ことを目指します。 P (Positive Emotion): ポジティブ感情(ううき、楽しい) E (Engagement): 没頭・やりがい A (Accomplishment): 達成感 R (Relationships): 他者とのつながり M (Meaning): 人生の意義・意味 「ポジティブ・シンキング」の罠と、ネガティブ感情の生存価値 無駄な感情は一つもありません。辛い時に無理やりポジティブに変換することは、かえって心を 傷つけます。 誤解:ポジティブ・シンキング 誤解:ポジティブ・シンキング • どんな時も前向きに考えるべきだ • ネガティブな感情は排除すべきだ • 「コップに水が半分"も"ある」と無理 に思い込む 真実:ポジティブ心理学のアプローチ [象のイラスト] • 「私は今悲しんだ」ありのままを受け止める • 生存のメカニズム:「怖い」「恥ましい」という 感情は、太古の昔から他者との危険(マンモスなど)を 察知し、生き残るための重要なアラート機能。 職場の幸福の基盤「PERK」と、コンパッションの定義 UCバークレー校の研究が示す職場の幸せの基盤(PERK)。 中でも重要なのが「親切心」ですが、学術的には対象者の状態によって2つに区別されます。 P urpose (目的) E ngagement (没頭) R esilience (困難を乗り越える力) K indness (親切心) カインドネス(一般的な親切): 相手が困っていなくても行う、 ちょっとした助け合い。 コンパッション(思いやり): 痛みや苦しんでいる人を見て、 「その苦しみを和らげたい」と 願う特化したアクション。 Notebook LM 援助者のバーンアウトを防ぐ境界線:エンパシーとコンパッション 対人援助職(医療、介護、マネジメント)において、相手の苦しみにどう反応するかが、支援者の持続可能性を決定付けます。 比較の次元 エンパシー(共感) 感情の境界線 内面の状態 行動の結果 リスク要因 境界が曖昧(他者の痛みを自分の痛みとする) 「あぁ、私も痛い、辛い、辛い」と同調する 共に疲弊し、身動きさ取れなくなる 共感疲労(Compassion Fatigue)による共倒れ コンパッション(思いやり) 境界が明確(他者の痛みは理解するが同じにしない) 「あの人は苦しんでいるな」と客観的に理解する 苦しみを和らげるための前向きな行動を起こす 自他のウェルビーイングの促進 コンパッションは天性の才能ではなく「スキル」である スタンフォード大学の研究に基づく、思いやりのある職場をつくるための4つのステップ。 この手順を踏めば、誰でもコンパッションを実践できます。 1. 気づく(Notice): 「最近ミスが多いな」 「相手が苦しむ」と 変化に自を留める。 2. 理解する (Understand): 「何があった?」と声をかけ、 背景にある理由を知る。 3. 感じる(Feel): 「それは大変だったね」と 相手の苦しさを認識し、寄り添う。 4. 行動する(Act): 「この部分、少し手伝おう」 と苦しみを和らげる具体的 な支援を行う。 思いやりのエコシステム:循環を支える「3つの流れ」 コンパッションが雛全に循環している状態こそが、ウェルビーイングの鍵である。多くの人が「他者へ向ける」ことは得意ですが、残り2つの流れが滞りがちです。 他者から受け取るコンパッション: 助け舟を出された時、遠慮せに「ありがとう」と喜びを出して受け取る。 他者へのコンパッション: 困っている人を助ける。(※「自分は大切にすることは、回り回って自分を幸せにするという科学的説明) 【盲点】自分へのコンパッション(Self-Compassion): 失敗した自分自身に対しても、思いやりの心を向ける。 私たちはなぜ、大切な親友のように「自分」を扱えないのか? ケアする人ほど陥りやすいパラドックス。他者には優しくできるのに、 自分自身に対しては最も過酷な批判者になっていませんか? 大切な友人が失敗した時 ・「どうしたの?辛問くよ」 ・「それは辛かったね」 ・「美味しいものでも食べに行こう」 自分自身が失敗した時 ・「なんで私ってこんにダメなんだろう」 ・「本当に悔しる、情けない」 ・「もっと厳しくやられなきゃ」 「美味しいものでも 食べに行こう」 結果:共感と回復のサポート 結果:自己批判と抑うつ・自己効力感の低下 セルフ・コンパッションを構成する「3つの柱」 セルフ・コンパッションは、単なる精神論ではなく、以下の3要素が揃って初めて機能する心の充電システムです。 心のバッテリー充電 (Self-Compassion) 1. 自分に対する優しさ (Self-Kindness): 大切な友人に接するように、自分自身に温かく、理解ある言葉をかけること。 2. 共通の人間性 (Common Humanity): 「失敗したり苦しんだするのは、人間である以みんな同じだ」と、孤独感を払拭する感覚。 3. マインドフルネス (Mindfulness): 自分の心の中で何が起きているかを、「良い・悪い」とジャッジせずに、ありのまま認識し、今ここに集中すること。 マインドフルネスが必要な生物学的理由:シマウマと人間の脳 人間の悩みの大半は「過去の後悔」か「未来の不安」です。 これは前頭前野(新しい脳)による想像力が引き起こす副作用です。 ライオン出現 ↑ きっ く パ ニ ッ ク 人間の脳 シマウマの脳(古い脳): ライオンから逃げ切れば、すぐに草を食べ始める(今ここを生きている)。 シマウマの脳 人間の脳(新しい脳): ライオンが去らなくなっても、「また来たらどうしよう」と未来を想像し、存在しない危威に怯え続ける。 ライオン去る ─ ─ ─ ─ → 時間 マインドフルネスの役割: 暴走する人間の「想像力」を一旦止め、 シマウマのように意識を「今、ここ(現在)」に引き戻す技術。 マインドフルネスは「無」になることではなく「字幕」を読むこと マインドフルネス=瞑想ではありません。ネガティブな感情を押し殺すのではなく、心の中の思考をスクリーンに流れる「字幕」のように観察する技術です。 あの人苦手だなあ 失敗したらどうしよう 誤った対応:「人を苦手だなんて思ってはいけない」と蓋をする(苦しさの増幅)。 マインドフルネスの対応:「あ、私い
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