2025.12.21

ネットでのヘイト活動は、基本的心理欲求の充足につながるっている

というショッキングな最新研究。うーむむむ。

先ほど紹介した通り、基本的心理欲求(自律性・有能感・関係性)はウェルビーイングにつながります。

(自己決定理論)

なんですが、

ネットでヘイト活動を行っている人は、活動の中でこの基本的心理欲求を満たしているよ。

とのこと。

研究では、SNS(Discord)上での約2000万件の投稿をAIで分析。

過激派なグループでの投稿をしている人を調査頂きました。

すると、

過激派なグループで投稿している人(ヘイト用語無し)は、

自律性と有能感と投稿数・活動期間が相関していると。。。

(皆が知らないこと投稿してて自分凄い!みたいな。)

そして、

ヘイト用語(悪い言葉)を使って活動している人は、

自律性と有能感は減るんだけれども、関係性の充足につながっている。

(周りからはヤバい人だなと思われつつも、一定の賛同者が出る。)

うーん、ネットでのヘイト活動は、幸せを求めて行われているという側面があるのですね。

逆に言えば、

既に基本的な心理欲求(自律性・有能感・関係性)が満たされている人は、そういった活動に参加していない。という面もありそうです。

基本的心理欲求も使い方を誤ると危険なんだな〜。

日々の生活や職場で、基本的心理欲求が満たされる、というのが、やっぱり大事ですね😊

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※紹介記事:日本語なので是非

ネットのヘイト行動は“人間の基本的な心理欲求”で説明できる

ナゾロジー,2025/12

https://nazology.kusuguru.co.jp/archives/189498

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※論文

基本的な心理的欲求は過激派チャットルームでの関与とヘイト用語の使用に関連している

Basic Psychological Needs Are Associated With Engagement and Hate Term Use in Extremist Chatrooms

Jeremy J. Rappel , David D. Vachon, and Eric Hehman

Social Psychological and Personality Science,2025/11/12

https://journals.sagepub.com/doi/10.1177/19485506251389642

過激派グループは、勧誘や組織化の活動にオンライン空間を頻繁に活用しています。この研究では、過激派チャットルームのユーザーにおける基本的な心理的ニーズの表現が、フォーラムへの関与やヘイトワードの使用にどのように関連しているかを評価しました。公開されているデータベースから、233のDiscordチャットルームの約9万人のユーザーによる約20,000,000件の投稿が収集されました。自然言語処理アプローチを使用して、投稿とニーズ指標の意味的類似性に基づいて、ユーザーに3つのニーズのスコアが与えられました。マルチレベルモデルを使用して、ニーズの表現と投稿数、チャットルーム活動の長さ、ヘイトワードの使用との関連を評価しました。結果は、自律性と能力を高く表現したユーザーは、より積極的に関与し、ヘイトワードをより少なく使用することを示しました。関連性については、より小さく、より堅牢でない効果が観察されました。結果は、基本的な心理的ニーズが過激派チャットルームでの行動に関連しており、基本的な心理的ニーズに関する数十年にわたる研究が過激化と過激派の行動をよりよく理解するために活用できることを示唆しています。

オンライン過激化の裏にある心理的ニーズ 研究の概要と主要な発見 20M+ 2,000万件の投稿を分析 233の過激派チャットルーム、約万人のユーザーが対象。 自律性・有能性 Autonomy & Competence 高い (More Engagement) 少ない (Less Hate Speech) エンゲージメント (技術的・活動的側面) ヘイト語録の使用 関係性 Relatedness 関連性が弱い (Weaker Association) 多い (More Hate Speech) 過激化防止への示唆 心理的欲求を満たす健全な代替手段を提供することが重要でもある可能性。 過激派チャットルームの心理学: エンゲージメントを煽る「基本的欲求」の力 なぜ人々は過激なオンライン空間に耽きつけられ、活動を続けるのか? Jeremy J. J. Rappel, David D. Vachon, & Eric Hehman (2025) Social Psychological and Personality Science Notebook4AI オンライン過激主義の再燃:デジタル空間が現実世界の脅威を加速させる 近年、極右過激派グループとそのイデオロギーが再び勢いを増している。ソーシャルメディアやインターネットフォーラムがそのコミュニケーションを容易にし、世界的な脅威となっている。 民族的・宗教的暴力の世界的増加(Leidig, 2020; Yakutenko, 2021) 極右政党の台頭(Golder, 2016) イデオロギーに動機付けられた銃乱射事件の増加(Anti-Defamation League, 2022) この現象の背後にあるメカニズムの理解は、依然として限定的である。 NotebookLM 過激化を理解する上での「失われたピース」 精神疾患 経済的・社会的剥奪 サイコパシー 合理的行動 深層心理にある「動機」 ? これまでの理論は、なぜ個人が過激なグループに深く「エンゲージ」するのか、その核心的な動機を十分に説明できていない。より統合的な心理学的フレームワークが必要とされている。 NoteBookLM 人間の普遍的な「基本的心理的欲求」が、過激なオンライン空間での行動を、説明する鍵となりうるのか? 新たな視点:基本的心理的欲求理論(BPNT) 自己決定理論の主要な下位理論の一つであり、人間のモチベーションに関する最も支持されているフレームワーク。この理論は、文化や背景に関わらず、人間が本質的に持つ3つの普遍的なな心理的欲求を仮定する。 自律性(Autonomy) 自身の思考や行動が本物であると感じたい、自己の価値観と一致した選択をしたいという欲求。 有能性(Competence) 自身の望むことや必要なことを成し遂げる能力があると感じたい、効果的に環境に関わりたいという欲求。 関係性(Relatedness) 他者と意義のある関係を持ち、コミュニティに属していると感じたいという欲求。 調査の対象:流出データから見る過激派チャットルームの実態 233 Discordチャットルーム(Channels) 86,111 ユーザー 20,229,010 ポスト Discord ファシスト、 ネオナチ 民民組織 白人至上主義 陰謀論者など、広範 なグループを網羅。 Methodological Note: 「流出データ」を用いるゆえ、社会的な望ましいバイアスを排除した知る、より率直な実現を分析対象とすることが可能になった。 Source: Unicorn Riot (2023) の公開データベースから収集された、流出した過激派チャットログ。 NoteBookLM 言語から心理を測定する:革新的なNLPアプローチ Step 1: POST ユーザーがDiscordに投稿。 Step 2: ENCODE 各投稿をUniversal Sentence Encoder (Cer et al., 2018)を用いて、512次元の意味内容ベクトルに変換。 Step 3: COMPARE 投稿のベクトルと、確立された選別度(BPNT尺度)の文章ベクトルとの意味的類似度(相関)を算出。 Step 4: SCORE 各ユーザーの全投稿の平均スコアを算出し、ユーザーレベルの「自律性」「有能性」「関係性」の欲求表現スコアを定量化。 この手法により、2000万件以上の投稿を大規模かつ客観的に分析し、テキストに埋め込まれた心理的欲求を測定することが可能になった。 発見①:「自律性」と「有能性」の欲求が高いユーザーほど、 エンゲージメントが深くなる 自律性(Autonomy) 有能性(Competence) Number of Posts Number of Posts 自律性のスコアが高いほど、 投稿数が増加する傾向 (b = 7.68)。 有能性のスコアが高いほど、 投稿数が顕著に増加する傾向 (b = 27.05)。 Need Score Need Score 自身の行動に意味を見出し、能力を発揮できると感じるユーザーは、より頻繁に投稿し、フォーラムに積極的に参加していた。特に「有能性」はエンゲージメントの最も強力な予測因子であった。 発見②警くべき逆相関:「自律性」と「有能性」の欲求が高いユーザーは、ヘイト用語の使用が少ない エンゲージメントとは対照的に、ヘイト用語の使用については逆のパターンが見られた。 自律性(Autonomy) 欲求スコアが高いユーザーほど、ヘイト用語を含む投稿が少ない (b = -10.67)。 有能性(Competence) 欲求スコアが高いユーザーほど、ヘイト用語を含む投稿が少ない (b = -6.79)。 Possible Interpretation: 自己の主体性や有能性を感じられていないユーザーが、自尊心を守るための一つの手段として、他者(アウトグループ)への敵意表現を用いている可能性が示唆される。 発見③「関係性」の複雑な役割:エンゲージメントとヘイト利用における両義的なシグナル 「自律性」や「有能性」とは異なり、「関係性」の効求は、分析モデルによって異なる、より複雑な関連性を示した。 投稿数ごと負の関連 (b = -19.85)。 ヘイト用語の使用とは 正の関連(b = 4.95)。 エンゲージメント (Engagement) 関係性 (Relatedness) ヘイト用語利用 (Hate Term Use) 活動期間とは負の関連 (b = -134.83)。 →グループへの安全を求める手段として、適応な親密(ヘイト表現)をより強く 内面化している可能性を喝唱。 →結果の一貫性が低く、堅牢ではない。 「関係性」は過激派グループへの初期の参加動機に関わるかもしれないが、その後の行動への影響は「自律性」「有能性」とは異なるメカニズムを持つ可能性がある。 調査結果の統合:過激派チャットルームにおけるモチベーションの構造 心理的欲求(Psychological Need)|エンゲージメント(投稿数・活動期間)|ヘイト用語の使用(Hate Term Use) 自律性(Au
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本研究のウェルビーイング小話はこちら😊
はぴテク相談室:ネットでのヘイト活動は、基本的心理欲求の充足につながるっている
https://wellbeing-archive.pages.dev/posts/2025-12-21-1766353958/

論文紹介 ありのままに 主観的幸福・幸福測定感情・レジリエンス

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