2025.09.15

見返りを求める愛と求めない愛

見返りを求めないとラブラブ

「パートナーに何かしてあげたら、何かを返してもらいたい」という交換志向。

この交換志向と、パートナーとの関係満足度についての7000組、13年にもおよぶ追跡調査😊(ドイツ)

●交換志向は、時間とともに下がっていく

付き合いたての最初は交換志向が高めなのですが、時間とともに減少していく傾向にありました。

ただし、この減少の速度には個人差がありました。

●自分の交換志向と関係満足度

自分の交換志向が高まると、2年後の関係満足度が低下する。

つまり、この交換志向が減っていくと、関係満足度が高まります😊

要は、見返りを求めないと、ラブラブ😍

逆方向(関係満足度→交換志向)の効果はありませんでした。(ラブラブだから見返りを求めなくなる訳ではない。)

●相手の交換志向と関係満足度

これは複雑で、

同じ時点で見てみると、相手の交換志向が低いと、自分の関係満足度が高まる。

が、

一定の期間で見てみると、

相手の交換志向は、2年後の自分の関係満足度への影響は有意ではありませんでした。

(自分の交換志向は、同じ時点で見ても、一定の期間で見ても、関係満足度に影響)

なので、相手がどう思っているか、よりも、

まずは自分が見返りを求めなくなるのが重要ですね。

●自分と相手の交換志向と関係満足度

同じくらい見返りを求めると、上手く行くのでは?

とも思いましたが、交換志向が似ているかどうかは、関係満足度には影響しませんでした。

似てる似てないとかじゃなく、

お互いに見返りを求めないのが重要。


●まとめ

ということで、見返りを求めない愛が、ラブラブ度を高めるよ。

という研究でした😊

面白いのは、見返りを求めないと、自分の関係満足度が上がっていくんですね。(相手のではなく)

関係満足度は幸せにもつながってきますから、自分の幸せの為にも見返りを求めない方が良い。

相手から何かが返ってくることを期待するのではなく、

絆を深める、相手のためを思って行動する、というのが愛を育んでいくのですね😊

研究内で見ているのはあくまで相関。なので因果ではありません。

ただし、ある時点と、2年後のスコアで見ているので、完全ではないものの因果に近いと考えられます。

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“Pay Me Back”: Testing the Implications of Long-Term Changes and Partner Similarity in Exchange Orientation Within Intimate Relationships

「返済して」:親密な関係における交換志向における長期的な変化とパートナーの類似性の含意の検証

Personality and Social Psychology Bulletin,2025/5/6

https://journals.sagepub.com/doi/10.1177/01461672251330700

親密な関係についての過去の研究では、交換志向性(利益を提供した場合に直接の見返りを期待する傾向)は、関係の幸福度を低下させると示唆されている。しかし、この関連の長期的な関連性や、交換志向性におけるパートナーの類似性の影響を調査した研究は限られている。本研究では、ドイツの恋人同士の全国サンプル(N = 7,293 組)から 13 年にわたる縦断的データに対する一連の厳密な分析を採用することで、このギャップに対処した。構造化残差付き潜在曲線モデル(LCM-SR)により、恋人同士は平均して、関係の過程で交換志向性が全体的に低下することが明らかになった。交換志向性の低下が緩やかなパートナーは、関係満足度の低下がより急激だった。個人内での交換志向性の増加は、関係満足度の将来的な低下を予測した。二者間反応面分析(DRSA)では、類似性効果の証拠は示されなかった。全体的に、これらの調査結果は、交換志向性が親密な関係に及ぼす悪影響を裏付けている。

論文紹介 ありがとう 人間関係・恋愛主観的幸福・幸福測定

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