心理的豊かさは、良い人生への第三の道を提供する
というシカゴ大学大石先生らの4月くらいに出ていた研究😊
(有償で、35$くらいなので迷っていたのですが、
4$で6時間読み放題プランみたいなのが見つかって、見てみました😊)
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良い人生の道である
幸せな人生、意味のある人生に続く、
第三の道、心理的に豊かな人生についてのまとめとなる論文です😍
幸せな人生や意味のある人生は、どちらかというと安定的。
心理的に豊かな人生は、挑戦的で多様な、変化に満ちた人生である。と。
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■心理的に豊かな人生とは
定義: 多様で興味深い経験に満ち、視点の変化をもたらす人生
特徴:
・新しく挑戦的な体験を求める
・様々な経験を通じて視点が変わる
・「死ぬ間際に『たくさん見て学んだ』と言えるような人生」
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■幸せな人生、意味ある人生との相関
心理的に豊かな人生は、
・幸せな人生(人生満足度)(r = 0.19)と相関
・意味のある人生(r = 0.44 )と相関
→幸せな人生との相関が思ったより小さいですね。むむむ。
でも、全部盛りで、幸せで、意味があって、心理的に豊かな人生が良いですね。
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■誰が豊かな人生を送るか
パーソナリティ:
・経験への開放性が最も強い予測因子★
・外向性も重要な要因
※経験への開放性と心理的豊かさ:r = 0.47(7研究のメタ分析)
※外向性と心理的豊かさ:r = 0.44(メタ分析)
政治的志向:
・保守的でない傾向
・平等主義や型破りな価値観を重視
認知的複雑さ:
・物事を多角的に捉える
・全体論的思考をする
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■豊かな人生に関連する経験
外の世界の探索:
・旅行や留学
・困難や挫折を含む挑戦的体験
・COVID-19のような予期しない出来事さえ豊かさに寄与
内なる世界の探索:
・文学作品の読書(特に幼少期)
・一人で考える時間
・創作活動
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■心理的豊かさの性差(日本)
男性 > 女性(心理的豊かさ)
女性 > 男性(人生の意味)
人生満足度:性差なし
日本では女性は家庭に留まることが多く、
子育てなどを通して人生の意味を感じやすいが、
豊かな経験をする機会が少ない?
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心理的豊かさは、良い人生への第三の道を提供する
Psychological richness offers a third path to a good life
2025/4/24,Trends in Cognitive Sciences
Shigehiro Oishi (大石繁宏),Erin C. Westgate
https://www.cell.com/trends/cognitive-sciences/abstract/S1364-6613(25)00081-6
●心理学者は、快楽的幸福(幸福、ポジティブな感情、生活の満足度など)とエウダイモニック幸福(人生の意味、目的、個人の表現力など)の利点について長い間議論してきました。
●既存の尺度は、ビッグファイブの性格特性のうち、外向性(社交的、明るい)、感情の安定性(あまり心配しない)、誠実性(勤勉、目標志向)、協調性(温厚、親切)の 4 つに関連する幸福感を捉えていますが、経験に対する開放性(知的好奇心、美的鑑賞)に関連する幸福感は捉えていません。
●心理的に豊かな人生とは、経験に対するオープンさと関連した豊かな人生の側面を捉えた新しい概念です。
●心理的に豊かな人生は、帰属の複雑性や全体論などの肯定的な相関関係と独自に関連付けられています。
要旨
心理学者たちは長年、幸せな人生と有意義な人生の相対的な利点について議論を重ねてきました。これらは良い人生を構成する主要な2つの要素に過ぎないと考えられてきたからです。本稿では、代替案として、心理的に豊かな人生、つまり多様で興味深い経験に満ちた人生を提案します。心理的に豊かな人生は、有意義な人生や幸せな人生とは感覚が異なるだけでなく、相関関係も異なります。幸福や人生の意味とは異なり、経験へのオープンさは、心理的に豊かな人生を予測する最も強力な性格特性です。幸せで有意義な人生は保守的な世界観と結び付けられますが、心理的に豊かな人生はそうではありません。むしろ、そのような人生は、帰属の複雑さ、全体論、そして視点を変えるような類まれな経験によって特徴づけられます。私たちは、この心理的に豊かな人生こそが、良い人生への第3の道であると提唱します。