2025.07.12

何で日本では感謝→幸せにつながらなかったりするのか。

早稲田大学の今泉先生、小塩先生の最新研究😊

ーー

海外では、感謝は自尊感情や幸福度を高める。と一貫して出るのですが、

日本では、実は一貫した結果が出ていなかったりします。

そして、その原因として、心理的負債感(恩恵を受けた時に、返さなきゃいけない感)があるのではないか。

と言われていました。

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ということで、本研究では、

感謝、自尊感情、心理的負債感、そして年齢を調査してみたよ。

(別研究ではありますが、自尊感情は幸福度を高めます😊)

すると、

感謝は自尊感情を高める。

が、一方で、

年齢が低い(32歳以下)では、感謝は心理的負債感を高め、それが自尊感情を下げる。

年齢が高い(60歳以上)では、心理的負債感が自尊感情を下げる効果はあまりない。

とのこと。

ーー

なので、若い方は、

感謝の効果が打ち消し合って、自尊感情への影響がない。

とのことでした。。。

ーー

ちなみに、アメリカでは、感謝が高まると、むしろ心理的負債感は下がる。

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うーむむむむ。個人的には、

感謝が多い人は、気持ちが優しすぎて、負債感を感じやすく、自尊感情が下がっているのかなぁとも思いました。

感謝+図太さ(鈍感力、なんとかなる因子・ありのまま因子)

というのが大事なのかなぁ。

あとは、

負債感を感じない、自然や環境などに感謝するのは、負の側面がなくて良いですね。

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また、一方で、感謝のワークとか講座をすると、自尊感情や幸福度も高まりますけどね。

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感謝特性尺度(白木・五十嵐2014)7件法

1 私が今までに感謝したことのすべてを数えようとしたら、きりがないだろう。

2 私の人生には感謝すべきことが多い。

3 ※世の中には、感謝すべきことは多くはない。[逆転項目]

4 私は広くたくさんの人々に感謝している。

5 年を取るにつれて、自分の人生で出会った人々や出来事、境遇に対して、もっと感謝できると気付くようになるだろう。

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心理的負債感尺度(相川・吉森1995)6件法

1:私は友達から世話になったら、友情を保つためにできるだけ早くそのお返しをする。

2:誰かが私の命を救ってくれるようなことがあれば、私は一生その人に恩を感じるだろう。

3:私は誰かに借りがあっても、気にならない。[逆転項目]

4:私は、自分から人に助けを求めるとその人に頭が上がらなくなると思う。

5:もし人から「あなたには貸しがある」と言われれば、私は決まりが悪くなる。

6:私は普通お返しができないと思うときは、その人の世話にはならない。

7:人におごってもらうと、次は私がおごらなければならないと思う。

8:人から借りていた物を返し忘れていたことに気づいたとき、私はあわてる。

9:わざわざ人が私を助けてくれた時には、その人に単なるお返し以上のことをしなければならないと思う。

10:私は人に何かしてもらったら、その人にお返しをすべきだと思う。

11:私は見知らぬ人から助けてもらった時には、お返しをする必要はないと思う。[逆転項目]

12:なくした物を届けてもらったら、私はその人にお返しをする。

13:私はたとえ嫌いな人にでもお返しをする。

14:私は人に何か物をもらうと、お返しのことが気になる。

15:私は人から何かをしてもらっても、必ずしもお返しをする必要はないと思う。[逆転項目]

16:私は人に何かをしてもらうより、自分が何かをしてあげる方が気が楽だ。

17:ちょっとした好意にも、ありがたいという感謝の気持ちは必要だと思う。

18:私はお返しする時、多少の負担(金銭、時間など)は気にしない。

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感謝と自尊感情の関連――年齢と心理的負債感による検討

今泉 里香先生, 小塩 真司先生

パーソナリティ研究,2025

https://www.jstage.jst.go.jp/article/personality/34/1/34_34.1.9/_pdf/-char/ja

本研究の目的は,感謝と自尊感情の関連における年齢の調整効果および心理的負債感の媒介効果を検討することである。研究1では,20–69歳の参加者204名(男性103名,女性101名,M=45.73歳,SD=14.04)を分析対象とした。調整媒介分析の結果,年齢が若いほど,感謝が心理的負債感を媒介することで自尊感情を抑制する可能性が示された。一方,年齢を重ねるほど心理的負債感の媒介効果は見られなくなった。研究2では,別サンプル262名(男性127名,女性135名,M=45.62歳,SD=14.07)を用いて研究1の結果の再現性を検討した。その結果,年齢が若いほど結果は再現される傾向が見られ,年齢を重ねるほど再現性は部分的なものとなった。

パーソナリティ研究 The Japanese Journal of Personality Psychology 2025 第34巻 第1号 55-65 原 著 DOI: https://doi.org/10.2132/personality.34.1.9 J-STAGE First published online: June 19, 2025 © 日本パーソナリティ心理学会 2025 Japan Society of Personality Psychology 感謝と自尊感情の関連1),2) ―年齢と心理的負債感による検討 今 泉 里 香 小 塩 真 司 早稲田大学大学院文学研究科 早稲田大学文学学術院 本研究の目的は、感謝と自尊感情の関連における年齢の調整効果ならびに心理的負債感の媒介効果を検討 することである。研究1では、20-69歳の参加者204名(男性103名、女性101名、M=45.73歳、SD= 14.04)を分析対象とした。調整媒介分析の結果、年齢が若いほど感謝が心理的負債感を媒介することで 自尊感情を抑制する可能性が示された。一方、年齢を重視するほど心理的負債感の媒介効果は見られなくなった。研究2では、別サンプル262名(男性127名、女性135名、M=45.62歳、SD=14.07)を用いて研究1 の結果の再現性を検討した。その結果、年齢が若いほど従属は再提示される傾向が見られ、年齢を重視するほ ど再提性は個分的なくなるとなった。 キーワード:感謝、自尊感情、心理的負債、年齢、調整媒介効果 問題と目的 とする)を扱う。 他者に対して感謝の気持ちを持つ人は、自分が 他者から愛され、気遣われていると感じる可能性 が高い(e.g., McCullough et al., 2001)。また、他 者から価値を受け入れられていると感じた場合 を認識した人は、自尊感情を増加させる可能性が 高くなる(Leary & Baumeister, 2000)。つまり、感 謝と自尊感情の関連を考えるなら、自尊感情は感 謝に伴って高まる可能性があろう。 感謝は自尊感情や社会的支援の感謝を高め、幸 福感や自己評価の向上につながることが認識されている (McCullough et al., 2002)。gratitude 他者が意図的に自分に価値をもたらす思慮をされてくれ たと認識したときに経験する肯定的な感情反応 (Tsang, 2006)と定義される。一方、自尊感情 (self-esteem)は、人々が自分自身を好ましく有 能であると信じている程度を反映した自己の評価 的側面(Zeigier-Hill, 2013)と定義される。なお、 感謝は感情現象としての一時的な状態を表す感謝 と安定した感謝傾向を表す自尊感情として分別 されているが(e.g., Watkins & McCurrran, 2021)。 本研究では個人差特性としての感謝(以下、感謝 感謝と自尊感情の関連における年
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本研究のウェルビーイング小話はこちら😊
はぴテク相談室:何で日本では感謝→幸せにつながらなかったりするのか。
https://wellbeing-archive.pages.dev/posts/2025-07-12-1752361802/

論文紹介 ありがとうなんとかなるありのままに 感謝・親切・向社会性文化と幸福・日本的幸福主観的幸福・幸福測定

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