2025.09.27

シンプルに生きると幸せ

というニュージーランドの最近の研究😊

シンプルな生活をしている人は幸福度が高い😊

そして、それは快楽的幸福でも、自己実現的幸福でも。

ただし物質的な簡素化や節約そのものが幸せにつながるのではなく、それによる地域活動への参加、他者との分かち合いが幸せにつながっていた。

なお、女性の方が、シンプルな生活をすると、より幸せにつながる傾向にあった。年齢や収入は関係なく、幸せにつながっていた。

具体的には、

シンプルな生活をしている。を整理すると、

①地域調達、②資源節約、③共有・貢献、④物質的簡素性、⑤自給自足

の5要素に分かれた。

(シンプルな生活している人からのインタビュー調査→尺度化)

が、快楽的幸福にも、自己実現的幸福でも、

相関があったのは、③共有・貢献のみ。他は相関がなかった。

ただし、①ー⑤の総合値では幸せと相関有り。

③共有・貢献

・私は身近な家族以外の人々と労働の成果を分かち合う

・地域社会への関与と発展に力を注ぐ

・仕事中でなくても、自分の技能と労力を他者と共有する

が、幸せに効くということ😊確かに効きそう。

ただ、他の①②④⑤も効きそうな気がしましたが。まぁでも、連動しているんでしょうね😍

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■自発的シンプルさ実践尺度

1. 地域調達 (Procurement, α=0.745)

食品を購入する際、できるだけ地元で生産されたものを選ぶようにしている (因子負荷量:0.706)

生産者が適正な対価を得られるよう、生産者から直接購入している (0.606)

可能な限り、包装された製品を避けている (0.468)

2. 資源節約 (Resources, α=0.746)

電力、水、燃料(ガスや薪を含む)の使用量に非常に注意を払っている (0.727)

新しいものを購入するのではなく、手元にあるもので間に合わせている (0.600)

短期間で陳腐化するように設計された製品の購入を避けている (0.549)

壊れたものは買い替えるのではなく、修理している (0.525)

3. 共有・貢献 (Beneficence, α=0.707)

自分の労働の成果を、直近の家族以外の人々と分かち合っている (0.738)

コミュニティに関わり、構築することに努力を注いでいる (0.632)

仕事中でなくても、自分のスキルや労働を他者と共有している (0.510)

4. 物質的簡素性 (Material Simplicity, α=0.568)

充実した人生を送るために多くの物質的なものは必要ない (0.742)

多くの所有物を持っていない (0.488)

地位や所有物で他人に遅れを取らないようにすることは重要ではない (0.373)

5. 自給自足 (Self-sufficiency, α=0.718)

自分が食べる食品は、自分で育て、飼育し、または生産している (0.847)

旬の果物や野菜を、後で使用するために保存している (0.609)

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※論文

消費を減らし、豊かに生きる:自発的なシンプルさと幸福感の関係性における側面と調整因子の検討

Consume Less, Live Well: Examining the Dimensions and Moderators of the Relationship Between Voluntary Simplicity and Wellbeing

2025/5/21,Journal of Macromarketing

https://journals.sagepub.com/doi/10.1177/02761467251339399

↓DL用

https://www.researchgate.net/publication/391976816_Consume_Less_Live_Well_Examining_the_Dimensions_and_Moderators_of_the_Relationship_Between_Voluntary_Simplicity_and_Wellbeing

本稿は、自発的シンプルさ(VS)というレンズを通して、消費と幸福感の関係性への理解に貢献する。研究ではVSと幸福感は正の相関関係にあると示唆されているが、この関係性の側面と調整因子は十分に解明されていない。ニュージーランドの消費者の代表サンプルから得られた結果は、VSと快楽的幸福感およびエウダイモニック幸福感の両方との関係性、そして年齢、収入、性別の調整役割を実証的に裏付けている。これらの結果は、この分野における最新の尺度開発の初めての検証であり、VSの心理的充足感と達成感、つまり社会的なつながりや地域社会への関与から得られるものが、幸福感に正の影響を与えることを示している。消費行動の変化を求める声と人間の幸福感への懸念を踏まえ、本研究はVSのようなライフスタイルが、この両方に対処する方法を提供することを示唆している。

投稿者によるコメント・補足(1件)
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■研究の前提となる既存研究の流れ

  1. 消費と環境・幸福の問題認識(2000年代~)
    ●過剰消費の問題提起
    Wiedmann et al. (2020) "Scientists' warning on affluence" Nature Communications
    ・2000-2019年に世界の物質消費が66%増加、1970年代の3倍に人間の消費が「自然システム、経済、社会に実存的脅威をもたらす」と警告
    ・一人当たり消費の削減が緊急に必要と主張

    国連(UN, 2023)
    現在の生産・消費パターンが地球資源の枯渇、環境悪化、個人の幸福低下の主因と認識
    ーー
    ●マクロマーケティングの視点
    Mittelstaedt et al. (2014) Journal of Macromarketing
    ・マクロマーケティング:市場システム、公共政策、個人選択の相互関係とその社会的影響を研究する分野
    ・持続不可能な消費パターンを生み出すマーケティング実践の分析が必要
論文紹介 ありがとうありのままに 主観的幸福・幸福測定感謝・親切・向社会性文化と幸福・日本的幸福

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