太陽光パネルが存在する景観と幸せ
筑波大学の和泉先生、岡田先生らの最新研究。
環境心理学という観点からの幸せ、って面白いですね😍
ーー
・太陽光発電に良いイメージがある人は、幸福度高まる。
(再エネってこれから欠かせないよねとか、社会に必要だ、とか。)
・それ以外は幸せに影響していなかった。
ー
・太陽光パネルをポジティブに捉えてもネガティブに捉えても、地域参画意識が高まる。
→太陽光パネルが景観を崩す!などネガティブなイメージを持つ人は、
そのネガティブを、地域参画のポジティブ効果で打ち消しているのかも。
ー
とのこと。
メガソーラーとか太陽光パネルは景観を崩す、とか自然を壊す、みたいな論争になることもありますが、
それを幸福度という観点から見るというのは面白いですね。
ただ結果はシンプルなようで複雑で、、これからの研究が楽しみ😊
ーーー
太陽光パネルが存在する景観認知と幸福感に関する研究
― Gifford の包括的解釈を用いた量的検証 ―
環境心理学研究,2025/5
和泉 茂一先生、岡田 昌毅先生(筑波大学大学院人間総合科学学術院)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jenvpsy/13/1/13_11/_pdf
本研究では、環境心理学における Gifford の包括的解釈(以下、Gifford モデル)を量的に検証することによって、
太陽光パネルのある景観と幸福感の関係を明らかにすることを目的とした。Gifford モデルにおいて、独立変数とさ
れる「現実の測定」には「太陽光発電の現状イメージ」を設定し、従属変数とされる「セッティング(特定場面の設定
など)による結果」には「太陽光パネルの景観イメージ」、「地域参画(対話の場)」、「協調的幸福感(Well-being)」を
設定することから、これら関係を説明する要因図を作成した。新規尺度として作成した「太陽光発電の現状イメージ」
からは「太陽光発電がもたらす価値」因子と、「太陽光発電によって生じる問題」因子の 2 つが抽出された。SD 法に
おける 17 項目の形容詞対を用いた「太陽光パネルの景観のイメージ」からは、「太陽光パネルの感覚的評価」因子
が抽出された。これら因子分析の結果を用いて導かれた3水準要因図では、パス解析から許容できる範囲内の適
合度指数(c2=3118.898,df=1357,p<.001, RMSEA=.042, CFI=.915)が得られた。本研究の総括として、環境心理
学における包括的な概念モデルの妥当性が説明できたと考える。日本における太陽光発電と言った 1 事例のみの
限られた結果ではあるが、科学技術への取り組みが幸福感につながる可能性が示唆されたと考える。