2025.02.15

都市部(人口増加地域)と地方(人口減少地域)の各種満足度。

日本における人口増加地域(都市部)ー人口減少地域(地方)間での移住と、各種満足度についての研究。

経済産業研究所さんの最新研究😊

※人口増加地域を都市部、人口減少地域を地方、としている点は注意が必要。

1万人に対して、キャントリルの梯子(生活全体の満足度。これを幸福度とも言ったり)と、↓の10の領域での満足度調査の分析。

①仕事環境と賃金 ②健康 ③教育 ④保育 ⑤高齢者介護

⑥人との出会いの機会 ⑦空気と水の環境 ⑧緑地空間 ⑨安全性 ⑩コミュニティとのつながり

まず、

人口が増加している地域は、人口が減少している地域よりも、生活満足度が僅かに高い。

(人口減:5.71、人口増:5.91)

差が大きく、有意なのは、"人との出会いの機会"。

移住に特化して見ると、

人口減地域から人口増地域に移住すると、満足度が大きく向上。

(全体的な生活満足度、出会いの機会、仕事と賃金、保育、介護、コミュニティで有意に向上)

逆に、

人口増地域から人口減地域に移住すると、満足度が低下。

(全体的な生活満足度、介護、空気と水において、有意に低下)

とのことで、

人口増加地域は、満足度が高いからこそ、

人口が増えてるんだなぁ。

特に、人口減少地域では、人との出会いの機会

に対する満足度を高めるのが大事そう。

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ただ、あくまで転勤とかで無理矢理の移住とかも含むので、

自ら移住した人だと、違う結果もでそうです😊

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Impacts of Urban-rural Migration on Domain-specific Satisfaction

都市部と農村部の間の人口移動が専門分野別の満足度に与える影響

独立行政法人 経済産業研究所

熊谷 惇也(福岡大学)/兪 善彬(九州大学)/馬奈木 俊介(ファカルティフェロー)

2025/2

https://www.rieti.go.jp/jp/publications/summary/25020005.html

本稿では、都市部と地方部の間の移住が幸福度に与える影響について、全体的な生活満足度と領域別満足度に焦点を当てて分析する。これまでの研究では、人口減少地域への移住は主観的幸福度を低下させることが明らかになっているが、都市・地方間の移住が特定の生活領域にわたる満足度にどのように影響するかについては未だ明らかでない。本稿では、日本国内の個人を対象に実施したオンライン調査のデータを使用して、都市部への移住は全体的な生活満足度を向上させ、地方部に留まる人々と比較して生活満足度が 7.39% 高くなることを発見している。さらに、都市部への移住は、仕事や賃金、育児、介護、人との出会いの機会などの領域での満足度を高める。対照的に、地方部への移住は、環境、安全、コミュニティ満足度などの領域での満足度の向上が予想されたが、そのような結果は示されていない。一方、地方部に留まる人々は都市部への移住者よりも教育と健康に対する満足度が低いという一般的な考えに反して、これらの領域で有意な差がないことも明らかにしている。分野別の満足度に焦点を当てることで、本稿では、全体として都市部への移住がもたらす顕著な利点を浮き彫りにしている。分析結果は、地方部が長期的な持続可能性を確保するために、これらの主要分野の水準を改善する緊急性を強調している。

論文紹介 主観的幸福・幸福測定地域・自治体ウェルビーイング

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