日本の働く女性の収入と幸福度の関連性
聖路加国際大学のTakao Suzuki先生らの最新研究。
日本人の働く女性1万人を対象にした収入と幸福度の関係性調査。@2023年時点
幸福度は、①生活満足度、②人生で行ったことの価値、③幸福感、④不安の4つで測った。
(イギリスの国家統計局での測り方)
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・世帯年収は800万以上で幸福度があまり伸びなくなる
・精神衛生上の問題、不眠症があると、所得に寄らず幸福度低い
(一方で月経問題、貧血、頭痛などの影響は、収入が増加すると軽減される)
・在宅介護を行う女性は、収入が増加しても幸福感の改善が少ない
・子供の数が増えると幸福感も増加。
とのこと。
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世帯収入と幸福度の曲線を、
様々な観点で記載頂いています😍あとでじっくり見る。
図1:基本特性別(添付)
図2:女性特有の健康状態別(添付)
図3:パートタイム労働者の基本特性別
図4:パートタイム労働者の女性特有の健康状態別
図5:フルタイム労働者の基本特性別
図6:フルタイム労働者の女性特有の健康状態別
図7:配偶者がいる世帯
図8:配偶者がいる女性特有の健康状態別
図9: 配偶者のいない世帯
図10:配偶者のいない女性特有の健康状態別
※横軸は、世帯収入が
200万円未満、2~400万円、4~600万円、6~800万円、800~1000万円、1000~1200万円、1200~1400万円、1400万円以上
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日本の働く女性の収入と幸福度の関連性
Association Between Income and Well-Being Among Working Women in Japan
healthcare,2025/1/25
by Takao Suzuki,Kiriko Sasayama,Etsuko Nishimura,Noyuri Yamaji ,Erika Ota ,Eiko Saito andDaisuke Yoneoka,
https://www.mdpi.com/2227-9032/13/3/240
背景: 所得は幸福の重要な決定要因であるが、その影響は非線形であることが多い。日本では、働く女性は、男女間の大幅な賃金格差、介護の責任、女性特有の健康状態など、幸福に対する独特の制約に直面している。本研究は、潜在的な非線形パターンとさまざまな要因による影響修正に焦点を当て、所得と幸福の関係を調査することを目的とした。
方法: 2023年に日本で20~64歳の働く女性10,000人を対象に全国調査を実施した。幸福は、国家統計局第4版質問票の4つの項目を使用して評価され、それぞれ0~10のリッカート尺度で評価された。人口統計学的、社会経済的、健康関連の要因を調整した後、トービット回帰モデルを使用して世帯収入と幸福の関係を評価した。
結果: 年間世帯収入は、年収800~1,000万円の女性では幸福と正の相関関係にあったが、それを超えると効果は減衰した。精神衛生上の問題や不眠症のある女性は、所得水準にかかわらず、幸福度スコアが有意に低いことが報告されている(p < 0.05)。婚姻状況や介護責任は中程度の影響があったが、年収800万円以上の高所得世帯では、子供の数が多いと所得のプラスの影響が減った。
結論:本研究は、日本の働く女性の幸福度を向上させるには、経済格差と健康関連の課題の両方に対処する統合的な政策が必要であることを強調している。女性特有の健康状態に焦点を当てた標的介入が特に重要である。