創造性と幸せ/キャリアの成功の遺伝調査
約25万人の遺伝子データからの最新研究😊
1. 創造性の遺伝子は、幸せに関係する遺伝子とつながりがあります
• 例えば、長生きや主観的な幸福感に関係する遺伝子と似た傾向があります
• でも、うつ病などの精神疾患の遺伝子とも関係があるので、複雑です
2. 創造性の遺伝子は、仕事の成功に関係する遺伝子とも関連があります
• 高い収入や高い社会的地位に関係する遺伝子と似た傾向があります
• つまり、創造的な人が成功しやすい可能性があります
3. 創造性には3つのタイプ(芸術的、科学的、管理的)があり、それぞれ違う特徴があります
• 例えば、科学的創造性は知能との関連が強いです
• 管理的創造性はリスクを取る傾向との関連が強いです
4. 創造性の遺伝子は、子供を持つ時期や数にも関係があるかもしれません
• 創造的な人は、より遅い年齢で最初の子供を持つ傾向があります
• また、子供の数が少ない傾向もあります
5. これらの結果は、遺伝子の傾向を示しているだけで、個人の運命を決めるものではありません
• 環境や個人の努力も大きな影響を与えます
• 遺伝子は可能性を示すものであり、それをどう活かすかは個人次第です
とのこと。面白いですね😍
ーー
■創造性の3つのタイプ
・創造性はばっくり3種類あり、それぞれ遺伝するが、遺伝率が異なる。
芸術的創造性 (個人差の22%が遺伝):新しい芸術的表現や作品を生み出す能力に関連
科学的創造性 (個人差の18%が遺伝):新しい科学的知識や技術的解決策を生み出す能力に関連
管理的創造性 (個人差の8%が遺伝):組織や事業の管理において新しいアイデアや実践を生み出す能力に関連
⇒遺伝はするが、遺伝以外の影響も大きい。
ーー
■創造性の遺伝子は何に相関するか?整理
・創造性の遺伝子は、以下と相関する。
※ただし遺伝的相関なので、単純に創造性が高い人は↓の特徴だ。という訳ではなく、
創造性に関係する遺伝子と、↓の特徴に関係する遺伝子が、似たような傾向で現れやすい。ということ。
ー
強い正の相関:
• 知能 (特に科学的創造性との相関が最も強い, rg = 0.68)
• 教育達成度
• 開放性(パーソナリティ特性)
ー
中程度の正の相関:
• 所得 (芸術的創造性との相関は比較的弱い)
• 職業的地位
• 自閉症
• 双極性障害
• 統合失調症
• 初産年齢
ー
弱い〜中程度の正の相関:
• 主観的幸福感 (管理的創造性との相関がより強い)★
• 長寿
• リスク耐性 (特に管理的創造性との相関が強い)
ー
弱い〜中程度の負の相関:
• 神経症傾向
• BMI(肥満度)
• 非がん疾患
• 子供の数 (科学的創造性との負の相関がより強い)
ー
弱い負の相関:
• ADHD(注意欠陥多動性障害)
ーーー
職業上の創造性と幸福感およびキャリアの成功との関係に関するゲノムワイド関連研究
communications biology,2024/9/5
https://www.nature.com/articles/s42003-024-06686-5
創造性は、人類を定義する特性の 1 つです。創造性と幸福の関係についてはさまざまな知見が得られており、キャリアの成功との関係についてはほとんどわかっていません。私たちは、職業上の創造性の遺伝的構造と、幸福およびキャリアの成功との遺伝的相関関係を調べるため、大規模なゲノムワイド関連研究を実施しました。SNP- h 2推定値は、0.08 (管理職の創造性) から 0.22 (芸術家の創造性) の範囲です。職業上の創造性と自閉症、および肯定的な特性と幸福の変数 (例: 身長、神経症傾向の低さ、BMI、非がん疾患) との間には、正の遺伝的相関関係が記録されています。創造性は、高いキャリアの成功の指標 (収入、職業上の地位、仕事への満足度など) と正の遺伝的重複を共有していますが、初産年齢との正の遺伝的相関、および子供の数との負の遺伝的相関も示しており、創造性に関連する遺伝子が生殖の成功を低下させる可能性があることが示されています。