2024.08.24

プラセボでも、ストレス・不安・抑うつを大幅に下げる(通常の介入と同等に。)

偽物の薬でも、効果があると思うと、本当に効果が出ちゃう。というプラセボ効果。

ストレスや不安、抑うつに対して、偽物の薬を飲んでもらった所、

通常の治療とほぼ同等(というか、期間も考慮すると、それ以上)の効果があったよ〜という最新の研究。

(しかもオープンラベルなので、偽の薬ですよ、と知らされた上で。別研究では、オープンよりも、本物ですよと言われたプラセボの方が効果が高いと言われています。(Friehs et al., 2022))

なんと、、、、まぁ対象者も少ない研究ではありますが。

でも学びとしては、

ストレスとか不安とかの解消には、これが効果的なんだ!と、信じて行うのが大事。

ということでしょうか。

研修やカウンセリング、コーチングとかでも、まずは信頼してもらうことが大事ですね。

(というか少なくともストレスや不安への影響であれば、それだけでOKなくらい。今回の研究だけから判断すると。)

幸せにも同じように効くのかなぁ?と思ったら、そういう研究もありました↓

プラセボによる気分向上期待が感情処理においてポジティビティ効果を生む(Baker et al., 2022)

Placebo induced expectations of mood enhancement generate a positivity effect in emotional processing

幸せのワークショップとかも、やっぱり幸せな人、幸せそうな人が行うと効果が高いんですね。

なので、幸せな人がやってると、きっと効果があるんだろうな。と思ってもらえて、プラセボの追い風効果も得られるんでしょうね😊

(実践という意味では、上手くプラセボの追い風も使っていきたいですね。反面、幸せ研究の難しさもありますね、、、どうやってプラセボを省いていくか。。。

例えばワークを開発したら、幸せな人にファシリってもらった後に、あんまり幸せじゃない人にもファシリってもらって、差を見るとかなんとかした方が良いのかな。。。😂何かなぁ。)

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■AIサマリー

この研究の概要は以下の通りです:

  1. COVID-19パンデミック中のストレス、不安、抑うつに対する非欺瞞的プラセボ(オープンラベル・プラセボ)の効果を検証しました。

  2. 61人の中程度のCOVID関連ストレスを抱える参加者を、非欺瞞的プラセボ群と対照群に無作為に割り当てました。

  3. 非欺瞞的プラセボ群は、2週間プラセボ錠を服用し、プラセボ効果に関する教育を受けました。

  4. 2週間後、非欺瞞的プラセボ群は対照群と比較して、COVID関連ストレス、全般的ストレス、不安、抑うつの有意な減少を示しました。

  5. 効果量は以下の通りでした:

    • COVID関連ストレス: d_rm = 0.88

    • 全般的ストレス: d_rm = 1.30

    • 不安: d_rm = 1.14

    • 抑うつ: d_rm = 1.11

  6. これらの効果量は、3ヶ月以内のオンラインCBTプログラムの効果量(ストレスd_rm = 1.09、不安d_rm = 0.93、抑うつd_rm = 0.95)と同程度でした。

  7. 参加者は非欺瞞的プラセボを使いやすく、適切で受け入れやすいと評価しました。

この研究で示された非欺瞞的プラセボの効果量は、通常の心理療法的介入と同程度か、場合によってはそれ以上の大きさを示しています。特に短期間(2週間)でこの効果が得られたことは注目に値します。したがって、この非欺瞞的プラセボ介入は、通常の介入と比較しても、効果量の点で非常に有望な結果を示したと言えます。

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■非欺瞞的プラセボ介入

  1. 教育的要素:

    • 参加者はプラセボとプラセボ効果について説明する2つの短いビデオを視聴しました。

    • 実験者が、非欺瞞的プラセボが感情的苦痛を軽減することを示す研究について情報を提供しました。

  2. プラセボ薬の服用:

    • 参加者には、朝晩1日2回、2週間にわたってプラセボ錠を服用するよう指示されました。

    • プラセボ錠は、活性成分を含まない青と白のカプセルでした。主成分は不活性な繊維質である微結晶セルロースでした。

  3. オープンな説明:

    • 参加者には、これがプラセボ介入であることが明確に伝えられました。つまり、錠剤に活性成分が含まれていないことを知らされた上で服用しました。
  4. 遠隔実施:

    • すべての介入はZoomを通じてオンラインで実施されました。

    • これには、教育セッション、プラセボに関する説明、服薬指示などが含まれます。

  5. フォローアップ:

    • 1週間後(中間時点)に、参加者はプラセボ介入について再度リマインドを受けました。
  6. 服薬遵守の確認:

    • 参加者は毎日、その日のプラセボ錠の服用状況を報告するよう求められました。

この介入の特徴は、参加者に対して完全に透明性を保ちながら、プラセボ効果を引き出そうとした点です。欺瞞を用いずに、プラセボの潜在的な効果について教育し、参加者の積極的な関与を促しました。

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遠隔投与される偽薬は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関連するストレス、不安、うつ症状を軽減する。

Remotely administered non-deceptive placebos reduce COVID-related stress, anxiety, and depression

Applied Psychology: Health & Well-Being,2024/8/14

https://iaap-journals.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/aphw.12583

偽りなく投与されるプラセボ(すなわち、非欺瞞的プラセボ)は、ストレスを管理し精神的健康を改善するための効果的で労力の少ない介入を提供する可能性があることが研究で示唆されている。 しかし、オンラインで遠隔投与される偽りのないプラセボが、高レベルの情動症状を発症するリスクのある人々の苦痛を管理できるかどうかは、まだ不明である。 COVID-19パンデミックによる長引くストレスを経験しているボランティアを無作為対照試験に組み入れ、オンラインで遠隔投与される非欺瞞的プラセボ介入の情動転帰に対する有効性を検討した。 COVID関連ストレス、全般的ストレス、不安、抑うつが、ベースライン、中間点、終点で評価された。 対照群と比較して、非欺瞞的プラセボ群の参加者は、2週間後にすべての主要な感情的転帰においてベースラインからの有意な減少を報告した。 さらに、非欺瞞的プラセボ群の参加者は、介入が実行可能であり、受け入れ可能であり、状況に適していると認めた。 非欺瞞的プラセボは、オンラインによる遠隔投与であっても、長引くストレスに対処するための代替的かつ効果的な方法を提供する。 非欺瞞的プラセボがさまざまな長引くストレスの状況や臨床集団に対して有効かどうかを判断するためには、今後大規模な研究が必要である。

論文紹介 なんとかなる 感情・レジリエンスポジティブ心理学介入

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