ポジティブな孤独と幸せ
孤独は幸せを阻害する。という話があります。
が、元々英語では、SolitudeとLonelinessの2種類あり、
Lonelinessは、不快で苦痛を伴う経験。
Solitudeは、自ら人と関わらないことを選択するもので、否定的な感情を伴うものではない。
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で、そのSolitudeを測る指標の日本語版を作成し、その妥当性を見た研究が発表されていました。
主観的健康感、ポジティブ感情、生活満足度とも相関があったとのことで、
ポジティブな孤独は幸せにつながる😊
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ポジティブな孤独(ソリチュード)を感じているか、
設問も見てみると、面白いです😍
私は、結構ポジティブな孤独好きだなぁ。
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■日本語版Positive Solitude尺度
次の各文章について,あなたの考えを最もよく表している数字に◯をつけてください。
“自分の時間”とは,同じ空間に他の人がいてもいなくても,他の人と会話をしないで自分のために使っている時間を指します。
(例:図書館での 1 人で行う読書,家の中で家族が周りにいる状況での 1 人で行う調べ物なども含む
1:自分の時間を確保することで,私は,今後の計画が立てやすくなる
2:心地良い場所/環境で,私は,楽しむための自分の時間を確保することが好きだ
3:私は,家の外を眺めたり,景色を眺めたりする自分の時間をつくることが楽しい
4:自分の時間を確保することで,私は,集中力が高まり最高の結果を出すことができる
5:自分の時間がある時,私は,自分が必要とする高い集中力を発揮することができる
6:私は,ストレスを感じている時に,自分の時間を持つことで心が晴れやかになる
7:自分の時間が,私の人生をより意味のあるものにする
8:自分の時間が,私の新しい発想を生み出す
9:自分の時間を確保することは,私の生活の質を高めることにつながる
→全くそう思わない、少しそう思う、ある程度そう思う、とてもそう思う、極めてそう思う
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日本語版Positive Solitude尺度の開発および信頼性・妥当性の検証
日本公衆衛生雑誌,2024/7
中尾 凪沙先生, 平野 美千代先生
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jph/71/7/71_23-096/_article/-char/ja
目的
孤独はSolitudeとLonelinessに分けられ,日本では孤独を不快で苦痛を伴う体験であるLonelinessとして捉えている研究が主である。一方,Solitudeは他の人といる時でも人と関わらないことを選択することで発生するものであり,必ずしも否定的な感情を伴うものではない。本研究ではSolitudeに着目し,“一人でいることをポジティブな経験として,意識的・自発的に決定すること”を測定する日本語版Positive Solitude尺度(Japanese version of Positive Solitude Scale:JPSS)を開発し,その信頼性と妥当性を検証する.
方法
JPSSはPalgi et al.(2021)のPositive Solitude Scaleの日本語版である.対象は,札幌市A区に在住する20歳以上の男女700人とし,2023年5~8月に,無記名自記式質問紙調査を実施した.調査項目は,基本属性,JPSS,収束的妥当性を検証するために主観的健康感,主観的Well-being,抑うつ,弁別的妥当性を検証するためにソーシャルネットワーク,孤独感で構成した.分析は,主成分分析と相関分析を用いた.
結果
回収数は245部,有効回答数237部(有効回答率33.9%)であった.対象者の平均年齢は58.5±1.2歳,性別は「男性」111人(46.8%)であった.JPSS得点のCronbachα 係数は0.92であった.主成分分析の結果,9項目すべてで主成分負荷量が0.6を超えており,尺度全体の累積寄与率は62.3%であった.尺度総点は主観的健康感(ρ=0.210, P=0.001),ポジティブ感情(ρ=0.302, P<0.001),生活満足度(ρ=0.241, P<0.001)と有意な正の相関であった.また抑うつ,ネガティブ感情,ソーシャルネットワーク,孤独感とは有意な相関はなかった.
結論
JPSSは信頼性と妥当性を有したソーシャルネットワークなどの社会的関係に影響を受けない尺度である.本尺度は,孤独感とは異なるポジティブな感情として自分の時間の認識を測定できる新たな尺度であると考えられる.