2024.06.29

コーチの自律性サポートは選手の活力を高める。さらに感謝の風土があると効果が高まる

というjournal of positive psychologyの最近の研究。

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自律性をサポートする(自分の頭で考えることサポート)と、活力が高まる。

そして、感謝の風土があると、その効果が高まる。

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本論文はアスリートが対象の研究ですが、

最近は企業でも、キャリア自律とかも叫ばれていますが、そこでも同じような流れがあると思います😊

働く人の自律性をサポートすると、活力が高まる。そして感謝の風土があると、効果がさらに高まる。

高まる理由は↓に記載しますが、②の所の

>支援的な行動に対して、狭い視野での対立的な反応ではなく、思慮深い考察をもって応じる可能性が高くなります。

が大きそうな気がします。

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何故、感謝の風土が活力を高めるかというと、↓の3つじゃないかとのこと。

①注意の範囲の拡大:

感謝に満ちたチーム環境にいる選手は、コーチからの支援や援助をより敏感に意識するようになります。これは、Fredricksonの拡張・形成理論(Broaden-and-Build Theory)に基づいており、感謝の感情が注意の範囲を広げるという考えに沿っています。

②認知の範囲の拡大:

感謝の風土の中にいる選手は、人生で持っているものの重要性をより深く内省し、理解する傾向があります。また、支援的な行動に対して、狭い視野での対立的な反応ではなく、思慮深い考察をもって応じる可能性が高くなります。これにより、自律性支援的な行動をより肯定的に解釈し、主観的活力などのポジティブな結果につながります。

③感謝行動の認識と評価:

高い感謝の風土の中では、選手はチーム内での感謝を表す行動をより認識し、評価するようになります。これには、コーチの自律性支援に対する感謝も含まれます。

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コーチの自律性サポートがアスリートの主観的活力の変化を高めるのはどのような場合か?感謝する風土の多階層的な調整役割

When does perceived coach autonomy support enhances change in athletes’ subjective vitality? The multilevel moderating role of grateful climate

journal of positive psychology,2024/6/10

https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/17439760.2024.2362434?src=exp-oa

本研究は、自己決定理論に基づき、コーチの自律的なサポートがアスリートの主観的活力に及ぼすポジティブな影響について検討する。さらに、社会文化的構造として機能する感謝の風土が、重要なクロスレベルモデレーターを果たすと仮定する。

32のスポーツチームに所属する合計203人のアスリートを分析対象とした。時差デザインを採用した結果、認知されたコーチの自律性支援と主観的活力の変化の間に有意な予測関係があることが明らかになった。さらに、感謝する風土のレベル横断的な調整効果が注目された。感謝の風土が高いチームでは、コーチの自律性サポート知覚とアスリートの主観的活力との関係が強化され、感謝の風土が低いチームでは、そのような効果は検証されなかった。これらの知見は我々の予想と一致しており、先行研究の再現性を確認するだけでなく、この文脈における文化的構造因子としての感謝の風土の重要性を強調している。

論文紹介 ありがとうありのままに 感謝・親切・向社会性ポジティブ心理学介入身体・運動・健康

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