変化の多い時期における、親切な行為は7種類の幸福を予測する
カナダのサイモンフレーザー大学の先月発表された研究。
人生の転機、例えば大学に入学したてとか、会社入社したばかりとか、は、
日常生活やアイデンティティの変化を伴うため、それだけでストレスがかかることが多いです。
そんな時には、ストレスへの対処とか、メンタルヘルスを保つための取り組みが有効とされてきました。
が、
そんな変化の多い時期だからこそ、自分のメンタルケアより、周りに親切にする方がストレスに打ち勝ててウェルビーイングにもつながるのでは?
という研究。
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実際に調査では、変化の多い時期に、周りの人に親切なアクションをすると、
happiness, flourishing, thriving, optimism, resilience, anxiety and loneliness
の7つの幸福を改善する。
と分かりました。
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ストレスのかかる時期だからこそ、周りの人への親切が、自分のメンタルヘルスとウェルビーイングにつながる❗
以前紹介した、
自分が幸せになろうと思ったら、
自分を幸せにする行動を取るよりも、
周りの人を幸せにする行動を取った方が、
結果として自分の幸福度がより高まる。
という話にも似ていますね😊(ちょっと紹介した投稿が見つからなかったのですが、↓の論文。)
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幸福は、自分よりも他人を喜ばせようとすることから生まれる
Happiness comes from trying to make others feel good, rather than oneself.
The Journal of Positive Psychology. 17. 1-15.
**Titova, Milla & Sheldon, Kennon. (2021). **
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■参考_親切なアクションのリスト
誰かの負担を軽くするために余分な仕事を引き受ける,近所のゴミを出したり、返したりする,友人や同僚、家族のために用事を済ませる。,ロードアシスタンスを提供する,レジ係と会話をする,他のドライバーに感謝,サプライズ・トリートを計画する,席を譲る,困っている人に耳を貸す,譲る/譲られる,エッセイや宿題の編集を手伝う,バリスタに様子を尋ねる,賞賛や賛辞を贈る,クラス/ミーティング/ハングのリンクを共有/リマインドする,列に並んでいる人を先に行かせる,紛失物の返却,道に迷っていないか尋ねる,役立つリマインダーを提供する,理由もなく他の人にプレゼントを買う,レジで足りない人にお金を渡す,中小企業を支援する,頼まれもしないのに頼みごとをする,授業ノートを共有する,食料品の買い出し,他の人がいじめや嫌がらせを受けているときに介入する。,チャリティー募金,困っている人々にケア・パッケージを寄付する,お菓子を作って友達に配る,他人を守るために自分を危険にさらす,社会的弱者のためのマスクを作る,献血,地域社会でのボランティア活動,寄付をする,隣人のためのハウスシッター,誰かのために予定を変更する,荷物を運ぶのを手伝う,困窮者の権利向上を求める請願書,道案内をする,手指消毒剤の共有,コーヒーやスナックをおごる,チャリティーショップに商品を寄付する,ゴミ拾い
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■参考_上がった7種類の幸福
①happiness:主観的幸福尺度(リュボミアスキー&レッパー、1999年) この尺度は、ある人が幸福か不幸かを主観的にグローバルに評価するものである。
②flourishing:フラリッシング・スケール (Diener et al.,2009) この尺度は、人間関係、自尊心、目的といった分野における成功の実感を測定するものである。
③thriving:繁栄の簡易目録(Suら、2014年) この尺度は、肯定的な機能を幅広く把握するために、さまざまな幸福の構成要素を評価する。
④resilience:レジリエンス尺度 (Connor & Davidson,2003) この尺度は、ストレスの多い出来事の後に、どの程度立ち直る能力があるかを測るものである。
⑤optimism: 改訂版楽観主義人生志向テスト(Scheierら、1994年) この尺度は、将来について楽観的か悲観的かを評価するものである。
⑥loneliness:改訂UCLA孤独感尺度(Russellら、1980年) この尺度は、主観的な孤独感や社会的孤立感を測定するものである。
⑦anxiety:状態特性不安検査 (Spielberger,1983) この尺度は、その人の現在(状態レベル)の不安を測定する。
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日常的な親切の積み重ねが、大学進学時の幸福感を高める
Everyday acts of kindness predict greater well-being during the transition to university
Social and Personality Psychology Compass
2024/5/27
https://compass.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/spc3.12972
ティーンエイジャーから大学入学まで、人生の転機は人間存在の避けられない一部である。エキサイティングである一方で、人生の転機はアイデンティティ、日常生活、期待の変化を伴うため、ストレスになることもある。このような変化の時期に、何が人々を支えることができるのだろうか。向社会的行動の情緒的有益性を実証した過去の研究を参考に、私たちは、大学に入学する学生(N = 193; 1544観察)を対象に実施した6週間の事前登録日記研究を用いて、日常的な向社会的行為が人生の転機における幸福を予測しうるかどうかを検討した。事前登録された仮説と一致して、参加者は、自己の平均よりも多くの向社会的行為を行った週に、幸福、繁栄、楽観、回復力、不安、孤独を表す尺度においてより高い幸福を経験した。この研究は、拡大した多面的な個人的ストレス要因など、新たな理論的関連性のある文脈に向社会性と幸福の関係の理解を拡大し、人生の転機における幸福への有用な経路の1つとして、他者を助けることが考えられることを示唆している。