2024.05.25

はぴテク相談室:多様なつながりと、似たような人とのつながりのバランス

相談者

最近、職場でも友人関係でも、なんか似たような人とばかりつるんでいる気がして…。もっと多様な人とつながった方が幸せになれるのかなって、ちょっと悩んでいます。

はぴテクさん
はぴテクさん

なるほど、「多様なつながりを作らなきゃ」ってプレッシャーを感じている感じですね。実は2024年に発表された面白い研究があって、その悩みにぴったりのヒントがあるんですよ。

相談者

どんな研究ですか?気になります!

はぴテクさん
はぴテクさん

イギリスの約2万5千人を対象にした大規模な調査なんですが、「多様なつながり」と「似たような人とのつながり」のバランスと、幸福度の関係を調べたんです。タイトルがなんと『多様性は人生のスパイスである』というんですよ(笑)。

相談者

スパイス!おもしろいですね。で、結果はどうだったんですか?

はぴテクさん
はぴテクさん

結果がなかなか興味深くて、「似たような人とのつながり」と「多様なつながり」がバランスよく混ざっている人が、社会的なまとまり感(社会的結束)が最も高くて、幸福度も高かったんです。どちらかに偏りすぎるのはあまりよくないみたいで。

相談者

へえ!じゃあ多様なつながりだけを増やせばいいわけじゃないんですね。

はぴテクさん
はぴテクさん

そうなんです。似たような人とのつながりが全くないのも問題で、研究では「内集団の支持が弱まる」という言い方をしています。つまり、安心して頼れる身近なつながりが薄くなってしまうイメージです。逆に似た人ばかりだと、外の人への偏見が生まれやすくなるリスクもあると書かれています。

相談者

バランスが大事なんですね。具体的にはどのくらいの比率がいいんですか?

はぴテクさん
はぴテクさん

研究によると、似たような人とのつながりが「半分よりちょっと多いくらい」、でも100%ではない、というのが幸福度と結びついていたようです。まず土台として似た人とのつながりがあって、そこにスパイスのように多様なつながりを足していく、そんなイメージですね。

相談者

なるほど!じゃあ今の自分の状況、似た人とつながりがち、というのはそこまで悪くないんでしょうか?

はぴテクさん
はぴテクさん

そうですね。土台はしっかりしているとも言えますよ。人間はそもそも自然と似た人とつながりやすい性質があるので、似たような人とのつながりは自然とできていくものなんです。だから意識的に「多様なつながりも少し増やしてみよう」というくらいで十分かもしれません。

相談者

少し気持ちが楽になりました。でも、多様なつながりって、どんなイメージで作ればいいんでしょう?

はぴテクさん
はぴテクさん

研究では年齢・民族・収入・学歴が違う人とのつながりが「多様なつながり」として測られていました。たとえば年代の違うコミュニティに顔を出してみるとか、普段接しない職種や背景の人と話せる場に行ってみるとか。「完全に別世界の人」じゃなくていいので、ちょっと違う人と話す機会を増やすくらいから始められますよ。

相談者

それなら試せそうです!今まで「多様なつながりをたくさん作らなきゃ」ってプレッシャーを感じていましたが、スパイス感覚でいいんですね。

はぴテクさん
はぴテクさん

まさにそのイメージです!まず今ある似た人とのつながりを大切にしながら、スパイスをちょっと足していく。それが幸福度とも関連していると、この研究は示唆しています。焦らず、自分のペースで試してみてくださいね。

■ 今日のまとめ

  • 似たような人とのつながりと多様なつながりのバランスが取れている人が、社会的なまとまり感・幸福度ともに高い傾向があることがわかっています。
  • 似たような人とのつながりが「半分ちょっと超えるくらい」で、かつ多様なつながりも少しある状態が、最もよい結果と関連していました。
  • 人は自然と似た人とつながりやすいので、意識的に「多様なつながりをスパイスとして少し足す」くらいの感覚が実践しやすいアドバイスです。

■ 出典・注意事項

  • 出典:Variety Is the Spice of Life: Diverse Social Networks Are Associated With Social Cohesion and Well-Being / Psychological Science, 2024年4月25日 / https://journals.sagepub.com/doi/10.1177/09567976241243370

  • 注意事項①:この研究は相関関係を示したものであり、多様なつながりを作ることが幸福度を直接高める(因果関係がある)とは言えません。

  • 注意事項②:対象はイギリス在住の成人約2万5千人であり、文化・社会背景が異なる国や集団への一般化には限界があります。

  • 注意事項③:社会的結束や幸福度は自己申告(主観的な評価)に基づくものであり、測定方法の限界があります。

投稿者によるコメント・補足(1件)
コメント 1

研究自体の紹介はこちら😊
多様なつながりと、似たような人とのつながりのバランス
https://wellbeing-archive.pages.dev/posts/2024-05-25-1716674409/

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