準貧困層はウェルビーイングか?
という日本の研究が出ていました。
一般層、貧困層、その間の準貧困層と分けた時に、
幸福度の順としては、一般層>準貧困層>貧困層となるんですが、
大きなギャップは一般層と準貧困層の間にあり、準貧困層と貧困層の間はあまり変わらないよ。とのこと。
(ちょっと統計処理をした結果なので、シンプルな幸福度を記載してあるグラフからは読み取りづらいですが。)
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だいたいですが、
一般層:世帯年収500万以上
準貧困層:世帯年収500万未満
貧困層:世帯年収250万未満
くらいぽいです。
(準貧困層は名前に反して、結構な割合の家庭が入りますね。)
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ただ、こうして層ごとの平均値を見ると、
貧困層と一般層も、あんまり幸福度の差がないなぁ〜
と感じました。
キャントリルのラダーで1.03ptなので、日本とアメリカくらいの違い。フィンランドとは1.8-9くらい違う。
ちょっと、やってみようと思う事を見つけるとか、ちょっと周りへの感謝が多かったら、埋められるくらいの差。
(もちろん、お金の問題でとっても苦しんでいる方もいらっしゃると思います。
が、平均値としては、そんなに幸福度に差がない。)
ということで、なかなか興味深い結果でした。
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定義 1(準貧困層,一般層,貧困レベル)
等価可処分所得が貧困線以上だが,中央値未満のとき,その世帯を準貧困層とよぶ.
中央値以上のとき,一般層とよぶ.貧困層,準貧困層,一般層というグループを貧困レベルとよぶ
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準貧困層のウェルビーイングは平等なのか
─ 2018 年社会階層とライフコース全国調査(SSL-2018)による分断の統計分析 ─
成蹊大学文学部紀要,2024/5/19
http://repository.seikei.ac.jp/dspace/bitstream/10928/1692/1/bungaku-59_33-40.pdf
この論文は,貧困層と一般層のあいだで両者に隣接する準貧困層が,ウェルビーイングにおいて他のグループと平等なのか,不平等だとしたらどこに分断があるのか,というリサーチクエスチョンを検討する.
そのために,2018 年社会階層とライフコース全国調査(SSL-2018)をデータとしてもちいた(2018 年にランダムサンプリングで実施,有効回収数 1126 人,有効回収率 40.2%).
現在の幸福感,人生の階段,生活満足度,健康の 4 つの主観的ウェルビーイングを従属変数とした.
分散分析,カイ二乗検定の結果,ウェルビーイングには不平等があり,一般層がもっとも高く,準貧困層,貧困層へと悪化した.
多重比較の結果,準貧困層が貧困層とサブグループを形成し,準貧困層と一般層のあいで分断ができることがあった.
ただし,準貧困層と貧困層のあいだに分断はなかった.
準貧困層であってもなくても,分断なくサステナブルな幸せを追求できる──そうした社会の実現のために,準貧困層に固有のリスク解明が求められる.