2024.04.18

ネガティブケイパビリティ

ちょっと昔の論文ですが、とても面白いのでシェア。

ネガティブケイパビリティとは、

「すぐには答えの出ない、どうにも対処しようのない事態に耐える能力」

現代社会において、とても重要な考え方ですね😊

評価判断を一旦置いておくという、対話にも繋がってくる考え方。

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でも、ネガティブケイパビリティ自体は、詩人の方が使った言葉で、あまり心理学では語られない。

心理学だと、tolerance of ambiguity (TOA)もしくはambiguity tolerance(AT)といったワードで研究されていて、

TOA(曖昧さへの耐久性、寛容性)が高いと幸福度も高いという調査も結構出ています😊

(ただ、微妙に違う気も。)

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多様性が求められる現代に必要な能力に関する一考察:曖昧さ を抱えた状況を生き抜くための negative capability の可能性

2020,関西大学臨床心理専門職大学院紀要

https://kansai-u.repo.nii.ac.jp/record/15923/files/KU-1100-20200316-05.pdf

現代は利便性や効率の追求が高い優先度を持つ社会から、多様性が必要とされ、曖昧さを抱え る社会へと変化してきている。我々はこのパラダイムシフトに適応していくために必要となる態度 や能力として negative capability(ネガティブケイパビリティ)に注目する。Negative capability は詩人の Keats, J. によって提唱された概念であり、芸術、心理臨床、宗教、教育など様々な領域 でその概念が用いられている。本論では negative capability の概念を概観し、曖昧さや待つという行為との関連を検討した。negative capability は曖昧さへの受容や、外見からは判断できないが、 葛藤を踏み堪える過程、無私の状態、不確実性との関係の成熟の心的過程が生じている可能性に ついて指摘した。また、多様性と曖昧さを抱える現在の社会に negative capability の概念を拡張 させるために、negative capability を「事柄や状況に対し、答えの見えなさ、相反する考えや感情、あるいは同時多発的に生じる複数の思考や感情を、有機体的な自己へ貯蔵し熟成させることができ る力」と定義した。不安定で不確実、複雑、曖昧な社会で答えのない問いを立て、それを問い続 けるためには、negative capability を発揮することが重要になると考えられる。今後は negative capability を身に付ける方法の検討や評価スケールの作成が望まれる。

論文紹介 ありのままになんとかなる 感情・レジリエンス主観的幸福・幸福測定文化と幸福・日本的幸福

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