キャントリルのラダーの問題点
・キャントリルのラダーは最も広く実施されている主観的幸福尺度のひとつ。
考え得る最良の人生と最悪の人生があるとして、あなたの人生は現在どの位置にありますか?(最良:10点、最悪:0点)
・毎年、ギャラップ世界世論調査で140カ国以上から収集され、ワールドハピネスレポートで報告されている。
・キャントリルのラダーでは広範な幸福や人間関係の概念よりも、権力や富を強調することがわかった。
・キャントリルのラダーのような形式で、10を最も調和(ハーモニー)のとれた人生として聞くと、
人間関係、バランスのとれた生活、平和や愛といった言葉が想起された。
→もう、こっちの方が良いのでは?
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とのこと。
キャントリルのラダー質問を色々ちょっと変えて質問しつつ、自由記入で色々書いてもらって分析した論文です。
しかし、キャントリルのラダーは、富と権力を想起させるのに、北欧が上位だったりするので、この研究はあくまでイギリスで聞いたら、という前提もあります。
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3/20にワールドハピネスレポートもでますが、
まぁ参考までに。というくらいが良さそうです😊
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キャントリル・ラダーは権力と富について考えさせる
The Cantril Ladder elicits thoughts about power and wealth
Scientific Reports,2024/2/1
https://www.nature.com/articles/s41598-024-52939-y
要旨
カントリル・ラダーは、最も広く実施されている主観的幸福尺度のひとつである。
毎年、ギャラップ世界世論調査で140カ国以上で収集され、世界幸福報告で報告されている。
この尺度は、回答者に自分の人生を最悪(下)から最高(上)までのはしごで評価するよう求めるものである。
先行研究では、カントリル・ラダーのスコアは社会的比較に敏感で、所得分布における相対的地位を反映することがわかった。
これを理解するために、回答者がカントリル・ラダーをどのように解釈しているかを調べた。
英国の成人1581人の回答を分析し、(a)梯子のイメージ、(b)最悪から 最良の人生、(c)最下位から 最上位という尺度のアンカーが与える影響を検証した。
3つの言語分析技法(辞書、トピック、単語埋め込み)を用いた結果、カントリル・ラダーのフレーミングは、他の研究条件と比較して、より広範な幸福や人間関係の概念よりも権力や富を強調することがわかった。
さらに、フレーミングを変えることで、好ましい尺度レベルは8.4から8.9に上昇した(Cohenのd= 0.36)。
アンカーとして調和を導入すると、カントリル・ラダーから最も強い乖離が生じ、権力と富に関する言及が最も減少した(コーエンのd= -0.76)。
この発見は、過去のカントリル・ラダー・データの理解を深めるとともに、今後の幸福の指標やガイドラインの進化を導く一助となるだろう。