主に西洋における、ウェル(善き)の概念が、どう変化してきたのか。
を整理頂いた論文😍めっちゃ面白いですね。
ここではおなじみの啓明大学のモフセン・ジョサンロー先生らの1年前くらいの研究。
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伝統的な世界観における善き(well)とは何か?
現代的な世界観における善き(well)とは何か?
そしてそうなった時代背景。
さらに、この伝統と現代が混ぜ合わさって、たどり着いた、
"自分らしさ(真正性)"とは?
😍
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webページを自動翻訳すれば、日本語で読めるので是非😊
AI資料に載っていない話も多々。
■目次
1 はじめに
2 伝統的な世界観における善き人間とは?
3 ウェルビーイングの伝統的な概念
4 現代の世界観における善き人間とは?
5 ウェルビーイングの現代的な概念
①自律性: 自分自身の価値観や好みに基づき、外部からの圧力や制限を受けずに、独立して意思決定や思考ができる。
②能力/環境の習熟: 自分の周囲を形作り、自分の状況に影響を与え、自分が望む結果を達成する能力。
③自己表現: 自分の信念、行動、選択を通じて本当の自分を表現すること。
④意味と目的: 自分の人生経験の中に意味を見出し、人生における目的意識と方向性を与える個人的な目標を持つこと。
⑤自己受容と自尊心: 自分の良い面も悪い面もすべて受け入れ、自分自身の内的基準に基づいた肯定的な自己評価と価値観を持つこと。
⑥良好な人間関係: 自分の個性と個人的な境界を維持しながら、他者との充実したつながりを構築し、育むこと。
6 自分らしくあること
6.1 伝統的な時代からの脱却
6.2 本質主義と実存主義の2つのタイプの真正性(オーセンティシティ)
6.3 真正性と心理学
6.4 現代の公共言説
7 結論
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時代を超えた理想の人間像:近代における幸福の概念の系譜を辿る
Ideal personhood through the ages: tracing the genealogy of the modern concepts of wellbeing
Mohsen Joshanloo(啓明大学),Dan Weijers
HYPOTHESIS AND THEORY article,2024/12
本研究は、人格と幸福に関する近代的概念化の近現代史を辿る。社会的埋め込み、外的義務、宇宙的意義を重視する伝統的枠組みから、自己決定、真正性、自己表現を優先する近代的見解への一般的な移行を探求する。本研究は、啓蒙主義の精神、自由主義的理想、ロマン主義、実存主義、反体制運動、現代心理学といった諸影響が漸進的に蓄積される過程を通じて、西洋文化において現代的な幸福観念が形成されてきたことを示す。現代の幸福論における中核的価値として「真正性」の重要な役割を検証し、それは現代の人格観と整合する。現代的視点は、自己決定・自己発見・意志的な自己構築・創造的アイデンティティ表現を統合する包括的パラダイムとして、真正な自己実現の理想を位置付ける傾向があると論じられる。また、現代における本物の自己実現モデルの広範な支持は、人間主義心理学とポジティブ心理学の成功に一部起因すると論じられる。このモデルの普及は、現代的な人格概念が支配的な地域、すなわち西洋文化圏、そしてやや程度は低いものの豊かな非西洋文化圏において特に顕著である。本研究は、現代的なウェルビーイング概念の西洋的起源に光を当てることで、その普遍性が当然視されている現状に疑問を投げかける。
ウェルビーイングの進化:集団的義務から「ありのままの自分」へ 現代のあんたが考える「ウェルビーイング(幸福)」は、農適のものではなく、ご自身当初の願いに適合化で形成された概念です。 これまでの幸福観から、個人の幸福へ。力強さ中間に揺らいています。 伝統的な視点:共同体の中の幸福 「我ら」は「共同体の一部」 アイデンティティは、社会的役割と 集団の幸めによって定義される 幸福とは「関れと貢献」 幸福は、社会的規範を 遵守することによって実現される 意味は「外部」に見出される 人生の目的は、社会の規範、伝統、越すと いった絶対的価値のために存在する 結論 西洋的理性であり、普遍的真理ではない 「ありのままのありでいること」を重視する価値観は 文化的相対性であり、その人自身に適合する必要もまた ある。 現代的な視点:個人の内なる幸福 自分は「自律した個人」 アイデンティティは、個人的特性、 興味、そして価値についている。 幸福とは「ありのままの自己実現」 独自の価値観や天性の才能を 活かせる環境の開発による。 意味は「内部的に」創造される 人生の目的は、自己実現、個人の夢、 そして心を充実させること。 幸福の系譜学: 理想的な「人間像」は いかにして作られたか 「あなたらしく生きることが幸福であると いう現代の常識を疑う Based on "ideal personhood through the ages" by Mohsen Joshanloo & Dar @NotebookLM 人間観 → 幸福観 (Concept of Personhood) (Concept of Wellbeing) 幸福(Wellbeing)は普遍的な生物学的事実ではなく、その時代・文化が定義する「理想の人間像(Ideal Personhood)」の産物である。私たちが「良い人生」と呼ぶものは、実は「良い人間とは何か」という定義に完全に依存している。歴史的視点で見れば、現代の科学的な幸福観(自己実現、自律など)は、特殊な文化的支脈の中で生まれた「発明品」に過ぎない。 Wellbeing encapsulates an ideal state of existence for a Person. 伝統的世界観:「つながり」としての自己 Homo Religious ◇ 埋め込まれた自己(Embeddedness) 個人は分離した存在ではなく、社会・自然・コスモスという巨大な枠序の一部である。 ◇ 調和と義務(Harmony & Duty) 幸福とは、割り当てられた役割を果たし、全体の調和を乱さないことにある。 ◇ 外面的な聖性 聖なるもの、あるいは価値の源泉は、個人の内側ではなく、外側の世界(共同体、神、伝統)に存在する。 ケーススタディ(Case Studies) • マオリ族(NZ):10世代前の部族の戦いを語る際、彼は「私が敵を倒した」と称を使う。自己と部族は不可分である。 • ピントゥピ族(Australia):幸福(pukulpa)とは、親族と共にあり、妻情を示し合うこと。一人で座って「幸せ」を感じることは、彼らにとって異常なことである。 近代的・現代的世界観:「内なる宇宙」としての自己 The Psychological Person • 心理学的転回(The Subjective Turn):近代化に伴い、人は意味や道徳の源泉を「外側」ではなく「内側(主観的体験)」に求めるようになった。 • 自律と分離(Autonomy):個人は周囲から切り離された独立した宇宙であり、自己決定こそが尊厳の源である。 • 深層の発見:私たちには「表面(社会的役割)」とは異なる、発見されるべき「深層(本当の自分)」があるという前提。 "The massive subjective turn of modern culture... we come to think of ourselves as beings with inner depths." — Charles Taylor 🔍 NotebookLM 幸福の定義における決定的な断絶 伝統的モデル (Traditional) 近代的モデル (Modern) Locus of Control 外部規範への適合 (Conformity) 自律的選択 (Autonomy) Self-Definition 与えられるもの (Given / Role) 創り出すもの (Created / Found) Virtue 自己抑制・義務 (Self-control) 自己表現・本本性 (Self-expression) The Goal 調和・名誉 (Harmony) 本物であること (Authenticity) NotebookLM 歴史的背景:なぜ私たちは「内面」に向かったのか 封建社会の崩壊 固定された身分制度が消滅し、人は「生まれ」によって定義されなくなった。 都市化と市場経済 見知らぬ他人の中で生きる流動的な社会へ。伝統的な共同体の拘束力が弱化。 アイデンティティの不安 「私は何者か?」を外部が教えてくれなくなり、答えを自分自身の内側に探さざるを得なくなった。 近代の「自由」は、伝統的な意味の喪失とセットだった。 これが「自分探し」の始まりであある。 価値の転換:「誠実」から「本来性」へ Sincerity(誠実) Pre-modern Virtue 定義:外面と内面の不一致がないこと。 目的:他人に対して嘘をつかないこと(社会的徳)。 Authenticity(本来性) Modern Virtue 定義:独自の「真の自己」を発見し、それを貫くこと。 目的:自分自身に対して嘘をつかないこと(実存的徳)。 分析:ルソー以降、社会はしばしば「個人の純粋さを汚すするもの」と見なされるようになった。幸福のためには、社会的な仮面を剥ぎ取り、内なる声(Inner Voice)に従うことが至上命令となった。 「本当の自分」の二つの源流 本質主義的モデル (Essentialist) ルソー(Rousseau) 「発見」のメタファー。自分の中に眠る「資金(真の自己)」を掘り起こす。 それは最初からそこにあり、不変である。 実存主義的モデル (Existentialist) サルトル(Sartre) 「創造」のメタファー。 あらかじめ決まった本質などない。 自らの選択と行動によって、自己を 彫刻のように創り上げる。 現代の幸福観 (Modern Wellbeing) この「発見」と「創造」の ハイブリッド。 「自分を見つける」と同時に 「自分を創れ」と迫られるのが 現代人である。 表出される個人主義:ライフスタイルとしての自己 Expressive Individualism 定義:内なる独自性をただ知っているだけでは不十分であり、それを外的な行動やライフスタイルとして「表現」しなければならないという規範。 ● 人生は、内面的な真実のパフォーマンスとなる。 ● 「あなたらしくない」ことは不誠実であり、不幸の原因とされる。 私たちは自分自身の人生の「著者」であることを求められている。─ Be
本研究のウェルビーイング小話はこちら😊
はぴテク相談室:近代におけるウェルビーイングの概念の系譜を辿る
https://wellbeing-archive.pages.dev/posts/2026-01-18-1768773603/