許しても記憶は消えないが、悲しみは消える
2025年のBESTウェルビーイング研究の5本目😊
"許し(forgiveness)"についての研究😊
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"許し(forgiveness)"は
海外だとウェルビーイング研究のなかでも一つの柱なのですが、
日本だと、少ないというか、一般の人への説明も難しい分野ですね。。。
というのも、
キリスト教においては、"許し"が結構色んな所に出てきていて、
罪→悔い改める→許し→回復というのが一つのモデルになっている。(カトリック教会の懺悔室とかもありますね)
一方で、仏教では、許すというよりも、執着を手放す、という観点で論じられている。
というのが、あるのかな〜と勝手に思っています。
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ちょっと話がずれましたが、
許し研究では、
許せないことをされたが、それを許すことができると、
①エピソード減退説
詳細を忘れるから、嫌な感情も薄れる
②感情減退説
事実は憶えているが、感情だけが変わる。
思い出したとしても、そこまで嫌な感情が起きない。
の2つの説が唱えられていました。
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で、今回の研究では、
②感情減退説:事実は憶えているが、感情だけが変わる。
なんだなぁ。という話でした。
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過去の過ちに対する許しが自伝的記憶に及ぼす感情的な影響
The emotional impact of forgiveness on autobiographical memories of past wrongdoings.
Journal of Experimental Psychology,2025
Fernández-Miranda, G., Stanley, M., Murray, S., Faul, L., & De Brigard
https://psycnet.apa.org/doiLanding?doi=10.1037%2Fxge0001787
DL用(ドラフト版)
https://philarchive.org/archive/FERTEI-11
許しは、不正行為に対する強力な反応です。しかし、許しの根底にある心理的プロセスとは一体何でしょうか?私たちは、許しは、不正行為を受けた時の記憶の仕方を変えることで作用するという考えを検証しました。具体的には、許しによって不正行為を受けた時の記憶の感情的な強さや否定的な価値が軽減されることを発見しました。これらの記憶が変化するにつれて、人々は不正行為者に対してより慈悲深くなり、彼らを避けたり復讐したりする意欲が低下すると報告しています。しかし、許しは過去の不正行為の内容の記憶の質には影響を与えないようです。つまり、許しは、不正行為を受けた時の記憶の仕方を変える感情変化のプロセスを通じて作用するようです。
そもそも、ゆるしって?という場合にオススメ😊
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ゆるし研究の概論
2016,関西大学 紀要論文
髙田 菜美先生
https://kansai-u.repo.nii.ac.jp/records/11911
※AIに聞く、キリスト教の「ゆるし」
キリスト教の「ゆるし」とは、神がイエス・キリストの犠牲を通して人間の罪を無条件に赦す恵みと、人間が傷つけられた相手や自分自身に対して怒りや裁きを手放し、愛をもって受け入れる行為を指し、神の赦しを土台に「赦す」こと、そして「赦される」ことの循環が信仰生活の中心となります。これは単に「許す(許可する)」ではなく、「赦す(ゆだねる)」ことであり、回復と和解を意味します。
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■神からの「赦し」
・恵みとして与えられる: 人は自分の力では償えない罪を犯すため、神がキリストの十字架によって無償で与えてくださるのが「赦し」です。
・悔い改めと感謝: この赦しを受けるには、自分の罪を認め(悔い改め)、感謝して受け入れることが必要です。この信仰から、神との正しい関係が始まります。
・「ゆるしの秘跡」: カトリック教会などでは、司祭を通して罪を告白し、神からの赦しを受ける「ゆるしの秘跡(告解)」が行われます。
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■人間が「赦す」こと
・神の赦しを土台に: 神に赦された経験があるからこそ、自分も他者を赦すことができるようになります。
・「七の七十倍」: イエスは無限に赦すことを教え、「わたしたちが人に赦すごとく、わたしたちの罪を赦したまえ」と、神の赦しと人間の赦しが切り離せない関係であることを示しています。
・内面的なプロセス: 相手への怒りや恨みを手放し、自分自身の感情をコントロールすることであり、相手と親しくなることや、加害者の謝罪が必須というわけではありません。
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■「赦し」が意味するもの
・裁きをやめる: 人を裁いたり責めたりせず、その人の中に光を見出すこと。
・和解と癒し: 赦しは、傷ついた関係の回復(和解)と、自分自身の心の癒しにつながります。
・責任と愛: 赦しは、相手の気づきや回復を支え、共に生きるための愛と努力を伴います。
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■まとめ
キリスト教における「ゆるし」は、神の無条件の愛と赦しを受け入れ、その恵みによって自らもまた他者を赦し、自らを赦すという、信仰と人生を支える中心的なテーマです。