幸福観は3つのグループに分かれる
幸せ懐疑派、ハピネス追求派、成長志向派
啓明大学のMohsen Joshanloo先生による最新研究😊
人は幸福をどう見ているのかを調査して、どのようなパターン(クラスター)に分けられるかを調査。
対象はカナダの660名。
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すると、
①幸せ懐疑派(Skeptics):約40%
②ハピネス追求派(Happiness seekers):約20%
③成長志向派(Growth seekers):約40%
に分けられた。
そして、幸福度は①<②<③の順でした。
(人生への満足も心理的幸福も、ポジティブ感情も、ネガティブ感情の少なさも。)
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●各グループの特徴
①幸せ懐疑派(約40%)
幸せは変化しにくいものであり、外的要因で決まり、壊れやすく、必ずしも良いものではない。
が、幸せは大事。
②ハピネス追求派(約20%)
幸せは大事だが、壊れやすい。でも、増やしたり減らしたりはできる(変化できる)。
今この瞬間を楽しむ、快楽重視。
③成長志向派(約40%)
幸せは、変えられるし、外的要因に寄らない内的なものである。
快楽よりも人生の意味・成長・自己実現を重視。
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⇒論文には記載されていませんが、それぞれ↓が重要かと。
●各グループで重要なこと
①幸せ懐疑派(約40%)
まずは小さな幸せや成功を思い出す、もしくは増やして自己効力感の向上。
幸せ=怖いという認識を解きほぐす。(理論と感情で。)
行動することで幸せを育んで行くプロセスの体験。
②ハピネス追求派(約20%)
ユーダイモニックな幸せの理解。と、価値明確化、目標設定、貢献の機会提供
今の楽しい体験を、意味や成長につなげる。
利他活動の楽しさを味わってもらう。
③成長志向派(約40%)
成長の為には、今を楽しむ事が重要であることを理解。(理論)
自分を大切にする習慣の体得
他者との協働や利他活動を通して、幸せを拡張する。
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一つ補足をしておくと、
幸せは他者や環境との関係の中にある。という信念については、
①ー③で、あまり差はありませんでした。
なので、どのパターンであっても、他者との関係性の中での幸せを味わうのは大事ですね。
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とのことで、とても分かりみが深い結果でした。
日本だと、①幸せ懐疑派がもう少し多いかなぁ。
②ハピネス追求派と③成長志向派の方は、ちょっと学んで、実践していくと、すぐに幸福度が高まりますね。
①幸せ懐疑派の方には、時間はかかるものの、少しずつ、一つ一つ解きほぐしていけると、大きく変わってきますね😊
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※補足:上記のパターン分けの元となっている幸せの7つの信念
幸福の性質に関する信念
①幸福の柔軟性の欠如:幸福は変化しにくいものなのか
②幸福の脆弱性:幸福は壊れやすいものなのか
③幸福の外在性:幸福は外的要因で決まるものなのか
幸福の価値や意味に関する信念
④幸福への恐れ:幸福は必ずしも良いものではないのか
⑤幸福の価値付け:幸福はどれだけ重要なのか
⑥変容的苦痛:苦痛を乗り越えることは幸福につながるのか
幸福の関係性に関する信念
⑦包括的幸福:幸福は他者や環境との関係の中にあるのか
以前、↓で共有したものです😊
https://www.facebook.com/groups/wellbeinginfo/permalink/1785179238959433/
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人間中心の幸福概念と快楽的幸福およびエウダイモニック幸福との関係の探究
A Person-Centered Exploration of Happiness Conceptions and Their Relation to Hedonic and Eudaimonic Well-Being
Mohsen Joshanloo(啓明大学)
2025/9/7,Journal of Happiness Studies
https://link.springer.com/article/10.1007/s10902-025-00953-w
本研究では、カナダの成人660名を対象に、パーソンセンタードアプローチを用いて、個人の幸福観と経験的幸福感との関連性を調査しました。8つの異なる幸福観をクラスター分析した結果、懐疑派、幸福追求派、成長追求派という3つの重要なサブグループが明らかになりました。懐疑派は幸福を高く評価していましたが、幸福は脆く、外的要因によって決定され、柔軟性に欠けるものと認識し、幸福に対する恐怖心が比較的高い傾向を示しました。幸福追求派は「今を掴む」という姿勢で、幸福は変化しやすく、制御可能で、つかみどころのないものであるものの、喜びや楽しみのために追求する価値があると考えていました。成長追求派は、意味、成長、自己実現を重視し、幸福は比較的永続的で、内的制御可能であると信じていました。クラスターの所属は、参加者の快楽的幸福感(生活満足度、感情)とエウダイモニック幸福感(心理的、社会的)に有意なばらつき(6~13%)を示しました。成長追求派は全体的な幸福感が最も高く、懐疑派は最も低かったことが分かりました。研究結果は、幸福観の多様性と、それらが幸福感とどのように関連しているかを浮き彫りにしています。画一的なアプローチでは不十分な場合があり、介入は個人の具体的な信念体系に合わせて調整する必要があることを示唆しています。本研究は、明確なサブグループを明らかにすることで、幸福感の概念化における多様性についての洞察を提供し、幸福感の促進における個別化されたアプローチの重要性を強調しています。