内閣府さんからのWell-Being レポート😊を先月出して頂いておりました。
元々、内閣府さんは「満足度・生活の質に関する調査」を毎年出して頂いていますが、
これは生活満足度を中心として、それに何が効くか(分野別主観的満足度)。を調査したレポート。
今回のESRI調査はOECDのガイドラインに則り、
①生活満足度、②感情(幸福感及び不安感)、③エウダイモニア(やりがい)
の3つを中心とした調査😍
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ただし、全体的には、あまり①②③の違いによる傾向はあまり見られない感じ。
まぁ、結構相関が大きいので、似ている傾向が出ていました。
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一方で、面白いのは、
分野別満足度の中に、「生活の楽しさ・面白さ」という項目を入れて頂いています。
(これまでは分野別の満足度は、家計と資産とか住宅とか、教育水準などだった。)
で、この生活の楽しさ・面白さというのが、
生活満足度や幸せへの影響で無双していました😊
生活満足度への影響では、家計の2倍以上、幸福感への影響では約5倍❗(重回帰)
満足度調査系は、与えられるもの、外的なものとの関係性を見ているものが多いのですが、
生活の楽しさ・面白さといった、自ら得ていくもの、内的なものが入ってくると、やはり強いですね。
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※参考
13.生活の楽しさ・面白さ
趣味や生きがいの有無
友人との交流頻度
ボランティアや地域コミュニティへの参加頻度
主観的健康状態
仕事をする時間
自由に使える時間
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主観的 well-being の多面的評価と規定要因の解明
-主観的 well-being の政策活用に向けて-
内閣府,2025/5
https://www.esri.cao.go.jp/jp/esri/archive/e_rnote/e_rnote090/e_rnote090.pdf
はじめに 3
主観的 well-being の多面的評価 6
(1) 主観的 well-being の定義と構成要素 6
(2) 日本における先行調査 7
(3) 調査概要と使用するデータセット 8
(4) 結果と考察 10
- 分野別主観満足度と客観指標との関係 14
(1) 問題意識 14
(2) 使用するデータセットと主たる特徴 14
(3) 分析モデル 17
(4) 結果と考察 18
- 政策的インプリケーション 22
(1) 主観的 well-being の多面的評価 22
(2) 分野別主観満足度と客観指標との関係 22
むすびに 25
補論 1 OECD ガイドラインに掲載されている設問(英語) 26
補論 2 特定分野に対する関心の有無の影響 27
(1) 主観的well-beingの定義と構成要素 OECDガイドラインでは、主観的well-beingは「肯定的なものから否定的なもの まで、人々が自分の生活に対して行うあらゆる評価と、人々が自身の経験に対 して示す感情的反応を含む良好な精神状態」と定義されている。この定義は、心 理学の分野で長年議論されてきた主観的well-beingの様々な側面を包含する幅 広さを特徴とする。OECDガイドラインでは主観的well-beingを次の3 つの要素に分類している。 1. 生活評価:ある人の生活又はその特定の側面に対する自己評価 2. 感情:ある人の特定の気持ち又は情動状態(通常は特定の時点を参照して 計測する) 3. エウダイモニア:人生における意義と目的意識、または良好な精神的機能 表4・主観的well-being間の相関係数(ESRI調査) 生活満足度 やりがい 幸福感 不安感 生活満足度 1.00 0.81 1.00 やりがい 幸福感 0.78 0.75 1.00 不安感 -0.41 -0.39 -0.44 1.00 表8:主観的well-beingと分野別主観満足度との関係(全体) ESRI調査(2023.11) 分野別主観満足度 | 対象サンプル サンプルサイズ | 全体 3,120 生活満足度 | 全体 3,120 やりがい | 全体 3,120 幸福感 | 全体 3,120 充実感 1. 家計と賃金 | 0.193 *** | 0.058 *** | 0.107 *** | -0.088 *** 2. 雇用環境と賃金 | 0.032 ** | 0.025 | -0.002 | 0.095 *** 3. 住宅 | 0.155 *** | 0.042 *** | 0.057 *** | -0.027 4. 仕事と生活(ワークライフバランス) | 0.072 *** | 0.108 *** | 0.109 *** | -0.064 ** 5. 健康状態 | 0.092 *** | 0.083 *** | 0.112 *** | -0.153 *** 6. 教育水準・教育環境 | 0.031 * | 0.068 *** | 0.020 | 0.005 7. 交友関係や コミュニティなど社会とのつながり | 0.070 *** | 0.132 *** | 0.121 *** | -0.036 8. 政治・行政・裁判所への信頼性 | 0.000 | 0.006 | -0.025 * | 0.101 *** 9. 生活を取り巻く空気やみどりの自然環境 | -0.017 | -0.008 | 0.045 ** | -0.029 10. 身の周りの安全 | 0.003 | -0.063 *** | -0.079 *** | -0.050 11. 子育てのしやすさ | -0.011 | 0.022 | -0.001 | 0.000 12. 介護のしやすさ・されやすさ | -0.051 *** | -0.048 *** | -0.011 | 0.037 13. 生活の楽しさ・面白さ | 0.428 *** | 0.476 *** | 0.497 *** | -0.322 *** 定数項 | 0.394 *** | 0.756 *** | 0.506 *** | 7.481 *** 修正済み決定係数 | 0.682 | 0.622 | 0.588 | 0.182 (備考)***、**、*はそれぞれ1%、5%、10%水準で有意 表7:生活満足度と分野別主観満足度との関係(全体、男女別) ESR1調査(2023.11) 生活満足度調査(2024.2) 対象サンプル 全体 男性 女性 全体 男性 女性 サンプルサイズ 3,120 1,527 1,593 10,633 5,296 5,337 生活満足度 生活満足度 生活満足度 生活満足度 生活満足度 生活満足度 分野別主観満足度 1. 家計と資産 0.193 *** 0.154 *** 0.221 *** 0.234 *** 0.223 *** 0.241 *** 2. 雇用環境と賃金 0.032 ** 0.042 * 0.023 0.030 ** 0.076 *** −0.005 *** 3. 住宅 0.155 *** 0.139 *** 0.163 *** 0.082 *** 0.073 *** 0.089 *** 4. 仕事と生活(ワークライフバランス) 0.072 *** 0.070 *** 0.078 *** 0.081 *** 0.103 *** 0.063 *** 5. 健康状態 0.092 *** 0.119 *** 0.066 *** 0.128 *** 0.127 *** 0.130 *** 6. 教育水準・教育環境 0.031 * 0.030 0.034 0.044 *** 0.045 *** 0.046 *** 7. 交友関係やコミュニティなど社会とのつながり 0.070 *** 0.065 *** 0.070 *** 0.061 *** 0.092 *** 0.023 *** 8. 政治・行政・裁判所への信頼性 0.000 0.015 −0.019 −0.015 −0.008 −0.025 9. 生活を取り巻く空気や水などの自然環境 −0.017 −0.052 * 0.012 −0.027 ** −0.024 −0.031 10. 身の周りの安全 0.003 −0.030 0.038 0.013 −0.002 0.035 11. 子育てのしやすさ −0.011 0.010 −0.027 0.035 *** 0.055 *** 0.016 *** 12. 介護のしやすさ・されやすさ −0.051 *** −0.032 −0.062 *** −0.085 *** −0.106 *** −0.065 *** 13. 生活の楽しさ・面白さ 0.428 *** 0.469 *** 0.399 *** 0.394 *** 0.350 *** 0.043 *** 定数項 0.394 *** 0.352 *** 0.437 0.488 *** 0.297 *** 0.068 *** 修正済み決定係数 0.682 0.679 0.687 0.637 0.654 0.624 (備考)***、**、*はそれぞれ1%、5%、10%水準で有意。