2025.06.14

信頼はウェルビーイングを育み、ウェルビーイングは信頼を育てる

ユトレヒト大学のシャンシャン先生らによる最新研究😊

信頼と幸せのメタ分析(様々な論文の統合的な研究)。

ーー

まず、

信頼と主観的幸福感は、相関する。(r=0.21)

年齢や、文化などに寄らず。

その上で、

信頼は、後の幸福感を育み、

幸福感は、後の信頼を育てる。

(どちらも同じくらいの影響、若干、信頼→幸福感の影響の方が大きい)

なお、信頼には、

対人信頼(知人への信頼)(r=0.25)

一般化信頼(一般的な他者への信頼)(r=0.20)

制度信頼(政府や機関への信頼)(r=0.17)

の3種類があり、対人信頼が最も幸福感に効く。

信頼は、

ポジティブ感情(r=0.20)やネガティブ感情(r=0.19)にも効くが、

人生満足度(r=0.23)に最も効く。

年齢では、

子供・青年期(r=0.25)と高齢期(r=0.22)で特に効く。

若年成人期(r=0.20)、中年期(r=0.18)では、ちょっとだけ影響が小さい。

性差はない。

とのこと😍

信頼は大事だし、幸せだと信頼できる😊

また、↓信頼は、被信頼感にもよるので、

人を信頼すると共に、信頼されるような人間を目指すのも大事ですね😊とのこと。

しかし、信頼は信頼の対象(信頼を置かれる人物や機関)の特性にも依存するため(Hancock et al., 2023)、単に個人に信頼度を高めるようアドバイスするだけでは不十分です。あるいは、オニール(2018)が強調したように、信頼は必然的に目標や目指すものでもあり、獲得しなければならないものである。その対象(個人、機関、プロセスなど)が真に信頼に値する場合にのみ、信頼は有益な結果をもたらす。この観点からみると、当研究は、多様な社会主体が信頼性(Balliet & Van Lange, 2013; Spadaro et al., 2023)に満ちた雰囲気を育成し維持する共同の責任を強調している。

ーーー

※論文

生涯にわたる信頼と主観的幸福感:横断的・縦断的関連のマルチレベル・メタ分析

Trust and Subjective Well-Being Across the Lifespan: A Multilevel Meta-Analysis of Cross Sectional and Longitudinal Associations

Psychological Bulletin,2025/6/12

Shanshan Bi , Marlies Maes , Gonneke W. J. M. Stevens, Coriena de Heer , Jian-Bin Li ,Yue Sun , and Catrin Finkenauer (ユトレヒト大学、香港大学)

https://www.apa.org/pubs/journals/releases/bul-bul0000480.pdf

他者や機関への信頼は、人生のあらゆる段階における人々の幸福感と関連しています。しかし、これらの関連性の強さは研究によって大きく異なり、その差異を説明する要因は不明確なままです。さらに、一部の縦断的研究では、信頼が幸福感を予測するだけでなく、主観的幸福感が信頼のレベルを予測することも示されています。この事前登録されたメタ分析は、この広範な研究分野の包括的な統合を提供し、信頼と主観的幸福感の関連性の方向性と強さを確立しています。991の効果サイズ(合計2,518,769名の参加者)に基づく多レベルメタ分析の結果、信頼と主観的幸福感の間には全体として正の関連性が認められました(r = .21)。この関連性の強さは、信頼のタイプや主観的幸福感の構成要素、参加者の年齢、および研究が行われた国の国家レベルでの一般化された信頼によって異なりました。しかし、これらの変動にもかかわらず、信頼と主観的幸福感の関連性は、検討されたすべてのサンプルと研究の特徴において確認され、この関連性の頑強さを示しています。さらに、縦断的メタ分析の結果は、信頼が後の幸福を予測する(k = 55)こと、および幸福が後の信頼を予測する(k = 49)ことを示しました。

これらの結果は、信頼と幸福が相互に強化し合う循環的な関係にあることを示唆しています。

信頼は築かれる必要があるため、これらの結果は、個人として든機関として든、真に信頼できることが重要であることを強調しています。

投稿者によるコメント・補足(4件)
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EY JAPANのウェルビーイング経営
(ここの記載だと健康経営寄りですが。)
https://www.ey.com/ja_jp/services/long-term-value/well-being

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徒歩旅行プログラム

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以前の紹介
EY Americaですが。
チーフ・ウェルビーイング・オフィサー(CWO)のインタビュー
https://www.facebook.com/groups/wellbeinginfo/permalink/1874428633367826/

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以前の紹介
EYさんのWell-Beingへの取り組み。
https://www.facebook.com/groups/wellbeinginfo/permalink/1831791517631538/

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