地域幸福度LWCIの'重要だと思う度'と'幸福度への貢献度
東京大学のkudo先生らの最新研究😊(日立さんとの共同研究みたい)
地域幸福度LWCIの46問(地域における幸福度・生活満足度の4問を除く)に対して、
重要だと思う度:あなたの幸せにどの程度重要ですか?
幸福度への貢献度:実際の幸福度への影響(回帰分析)
を調べたよ。
という最新研究😊
ーー
とっても面白いです❗
重要だと思っているものが、そんなに重要でない。
重要じゃないと思っているものが、実は重要。
だったりしています。
ーー
■幸せへの貢献度上位陣
重要だと思うランクでは14位の**自己効力感(私は自分自身を好ましく感じる)**が、
実際に幸福度への貢献度では、1位。
ー
重要だと思う度1位、貢献度が2位が、健康状態2(私は精神的に健康である)
ー
重要度でも貢献度でも3位が住環境1(私の家には快適な場所がある)。居場所は大事😊
ー
**ビジネス創出1(私が住んでいる地域には新しいことに挑戦して成長する機会がある)**が、重要度だと26位と低いのですが、
貢献度だと4位。成長と挑戦めちゃ大事。
ー
**文化と芸術2(私は良い環境と文化を将来世代に残したい)**が重要度だと28位なのですが、
貢献度だと5位。
ー
公共空間1: 私が住んでいる地域の雰囲気は私にとって心地よい
が重要度でも6位で貢献度も6位。
コミュニティのつながり4(私は町(村)の人が困っているときは助ける):向社会的行動が重要度34位→貢献度7位
多様性と包摂5(私が住んでいる地域には若者が活躍できる雰囲気がある):重要度37位→貢献度8位
ーー
精神的に健康。と自宅に居場所。は重要だと思っていて、実際に幸せに効く。
自己効力感、挑戦と成長、将来世代の為に、誰かを助ける(利他)、若者が活躍できる、
あたりは、重要だと思ってないけど、実際には幸せにかなり効く。
感じ。
ーー
あと、
雇用・収入2(私が住んでいる地域にはまともな収入を得る機会がある)は
重要度で13位、貢献度で34位でした。
ーー
■幸せへの貢献度がむしろマイナスな項目
あと、案外、貢献度がマイナスな項目がある。(統計的には高いほど不幸になる)
他の研究では幸せに効いてくるというものもあるので、何でだろう・・・?
一部の人のみへの恩恵があるものであったり、その裏に隠されている因子があったり、当たり前だと思われすぎている。感じかなぁ。
- 多様性と包摂4 (46位, β = -0.15): 私が住んでいる地域には女性が活躍できる雰囲気がある
- 教育機会1 (45位, β = -0.12): 私が住んでいる地域では学びたいことを学ぶ機会が提供されている
- 子育て・児童支援1 (44位, β = -0.10): 私が住んでいる地域には手厚い子育て支援・サポートがある
- 事故・犯罪1 (43位, β = -0.09): 私が住んでいる地域は街灯、防犯カメラ、住民同士の見守りなどで安全・安心である
- 地方行政2 (42位, β = -0.08): 私が住んでいる地域の公共施設は使いやすく便利である
- 自然の恵み2 (41位, β = -0.06): 私が住んでいる地域の空気と水はきれいで清らかだと感じる
- 都市景観1 (40位, β = -0.06): 私が住んでいる地域には誇れる都市景観がある
- 事故・犯罪2 (39位, β = -0.06): 私が住んでいる地域は歩道や交通規制があり安全・安心である
- 公共空間2 (38位, β = -0.05): 私が住んでいる地域には川沿いなど快適に歩ける場所がある
- 移動・交通1 (37位, β = -0.04): 私が住んでいる地域ではいつでもどこでも移動できる
- 自然災害1 (36位, β = -0.03): 私が住んでいる地域には良い災害準備計画がある
- 多様性と包摂3 (35位, β = -0.03): 私は町(村)の人々が私をどう思っているか気になる [逆転項目]★これは逆転項目なので、そらそうだ。
- 雇用・収入2 (34位, β = -0.02): 私が住んでいる地域にはまともな収入を得る機会がある
- 初等・中等教育2 (33位, β = -0.01): 私が住んでいる地域には通いやすい場所に学校がある
- コミュニティのつながり2 (32位, β = -0.01): 私が住んでいる地域では市民のコミュニティ活動への参加が活発である
ーー
うーん、ずっと見ていられる。
&
やっぱり、幸せに重要なものって、分からないんだなぁ。
貢献度上位はやはり研究でも言われているものばかりなので、知るって大事だ。
あと、貢献度を中心に見てきましたが、重要度もやっぱり大事で。重要度が高い所のスコアが低いと、人が出て行っちゃいますからね。
※なお、順位やスコアは、添付資料(別PDFファイル)に記載されています😊
ーーー
日本における幸福感領域の多次元分析:充実感、重要性、そして全体的な幸福感への貢献
Multidimensional Analysis of Well-Being Domains in Japan: Fulfillment, Importance, and Contribution to Overall Well-Being
urban science,2025/5/6
https://www.mdpi.com/2413-8851/9/5/155
市民の幸福度(Well-Being: WB)を測定し、その結果を政策立案に取り入れる取り組みが世界的に活発化している。本研究では、WB指標を構成する領域を、充実感、重要性、そして全体的WBへの貢献の3つの側面で評価し、その結果を政策や都市開発戦略に効果的に活用する。1394名の日本人成人(女性630名、男性764名)を対象にオンライン調査を実施し、日本で広く用いられている「住みよい都市」指標の24領域(46項目)について、これら3つの側面における順位付けを分析した。分析の結果、充実感に関しては生活環境関連領域の項目が最も高く、重要性に関しては「本物の暮らし」や「生活環境」関連領域が最も高かったことが明らかになった。一方、全体的WBへの貢献に関しては、「地域社会との関係」や「本物の暮らし」関連領域の項目が高い傾向にあったが、これは統計的に有意ではなかった。これらの結果は、評価における各側面の不一致を示唆しており、政策立案と政策改善に三次元評価を取り入れる必要性を浮き彫りにしています。さらに、コミュニティ・リレーションシップに焦点を当てた戦略は、WBの強化と、実行可能な政策設計・実施ガイダンスの提供において特に効果的である可能性があることを示唆しています。