2025.02.09

リーダーがポジティブな関係エネルギーを引き出せるチームは、幸せだし、パフォーマン

職場で、この人と関わるとなんか元気づけられるなぁ。みたいな人っていますよね。

そんな人を、ポジティブな関係エネルギー(Positive Relational Energy)を引き出せる人、と言います😊わりと最近の概念です。

ちなみに定義は、↓

「他者との相互作用を通じて生成される心理的資源の増加で、仕事の能力向上につながるもの(Owens , 2016)」

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そんなポジティブな関係エネルギーをリーダーが産み出せると、

幸せで、パフォーマンスもめちゃ高いチームになっていく。(Cameron 2021)

という理論についての、色んな調査をまとめた論文。

クレアモント大学院のビクトリア・カブレラ先生の研究。

IPPAにもいらしていたスチュアート・ドナルドソン先生の研究室ぽいです。

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まず、

メンバーのエネルギーを引き出せるリーダーシップ5選

①リーダーの謙虚さ(効果:大)

→リーダーの誠実さも合わさるとさらに効果大

→また、リーダーの影響力や権力が大きい場合にも効果がさらに高まる。

②リーダーのオーセンティシティ(効果:大)

③リーダーの仕事への情熱(効果:中)

→アジアよりも、欧米で効果が大きい

④リーダーのユーモア(効果:中)

→ガッチガチの組織だと効果が減る

⑤リーダーの信頼構築(効果:小)

でした。

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また、リーダーがポジティブな関係エネルギーを引き出せる人だと、

チームの職務パフォーマンス、タスクパフォーマンス、サービスパフォーマンス、創造性、顧客サービス行動を引き出すよ。

とのことで、パフォーマンスも大きく高める😍

細かく言うと、↓の効果が特に強かったそうです。

リーダーのユーモア → 関係エネルギー → 従業員の創造性

リーダーの謙虚さ → 関係エネルギー → タスクパフォーマンス

スピリチュアル・リーダーシップ → 関係エネルギー → 職務パフォーマンス

信頼感 → 関係エネルギー → サービスパフォーマンス

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ということで、

リーダーがポジティブな関係エネルギーを引き出せるチームは、

やっぱり幸せだし、パフォーマンスも高い❗

ということでした。

みつを先生で言えば、「おてんとうさまのひかりをいっぱい吸ったあったかい座ぶとんのような人」のような感じでしょうか😊(を、ちょっと仕事仕様にした感じですかね。)

そういうひとに、わたしはなりたい。

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■ポジティブな関係エネルギー(Positive Relational Energy)

①この人と関わると活力がわいてくる

②この人と関わった後は、仕事をする気力がより湧いてくる

③この人と関わると活力が増してくる

④元気づけが必要な時は、この人のところに行きたいと思う

⑤この人とやり取りした後は、仕事への持久力がより増す

※自分自身ではなく、周りの人が回答する。

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リーダーのポジティブな関係エネルギー: 体系的レビュー

Leader Positive Relational Energy: A Systematic Review

2025/1/18,International Journal of Applied Positive Psychology

https://link.springer.com/article/10.1007/s41042-024-00214-w

職場での良好な人間関係は有益であることがわかっており、幸福感や仕事のパフォーマンスの向上などの結果につながる。良好な人間関係が職場で有益であると考えられている理由の1つは、それが良好な人間関係のエネルギーの源であるためである。良好な人間関係のエネルギーとは、他者との交流を通じて生み出される心理的な機知のレベルが高まり、仕事の能力が向上することである。リーダーは、良好な人間関係のエネルギーを生み出すために特に重要であるとされている。例えば、キャメロン(2021)は、最も成功しているリーダーは通常、積極的にエネルギーを与えるリーダーであり、ポジティブなリーダーシップの特徴である高潔な行動を通じてフォロワーを活性化し、それがより良い仕事のパフォーマンスにつながると主張している。この体系的なレビューの目的は、実証的証拠を検討し、ポジティブなリーダーシップがフォロワー間にポジティブな人間関係のエネルギーを生み出し、それが彼らの仕事のパフォーマンスの向上につながるかどうかを判断することである。

投稿者によるコメント・補足(2件)
コメント 1

既存研究の流れを整理してご説明します:

  1. ポジティブ心理学研究の基礎
  • 20年以上の研究により、ウェルビーイング(幸福・健康)とポジティブな機能の基本要素が特定されてきました(Donaldson他, 2023)
  1. PERMA+4フレームワークの登場
  • ウェルビーイングの9つの構成要素を定義・研究・ケアするためのフレームワーク(Donaldson他, 2022)
  • PERMA:Positive Emotions(ポジティブな感情)、Engagement(没入)、Relationships(関係性)、Meaning(意味)、Accomplishment(達成)の頭文字
  1. PERMA+4の有効性の確認
  • 様々な研究や状況において、ウェルビーイングとポジティブな機能を強く予測することが確認されています(Cabrera & Donaldson, 2024)
  • 特に「ポジティブな関係性」は、仕事と私生活の両方において、最も重要な要素の一つとして特定されました
  1. ポジティブな関係性の重要性の発見
  • 仕事満足度と生活満足度の向上につながる
  • ストレス、バーンアウト(燃え尽き)、うつ病、不安の減少に寄与する
    (Cabrera & Donaldson, 2024)
  1. エネルギーの重要性の認識
  • 職場におけるエネルギーは重要な資源として確立(Hobfoll, 1989; Quinn他, 2012)
  • エネルギーの種類:
    • 身体的エネルギー
    • 精神的エネルギー
    • 感情的エネルギー
      (Baker他, 2019; Cameron, 2021; Spreitzer他, 2011)
  1. 関係エネルギーの概念化
  • Owens他(2016)が「関係エネルギー」を定義
  • 定義:他者との相互作用を通じて生成される心理的資源の増加で、仕事の能力向上につながるもの
  • 5項目の測定尺度を開発(例:「この人と交流すると活力が増す」「この人との交流後、仕事へのエネルギーが増す」)
  1. 関係エネルギーの特徴の解明
  • 他の関係概念(知覚された社会的支援、リーダー・メンバー交換など)とは異なることが確認
  • ポジティブ心理学の他の概念(ポジティビティ共鳴、高品質のつながり)とも異なる
  • 他のエネルギー形態と違い、活性化時に上昇し、時間とともに減少しない唯一のエネルギー形態
    (Cameron, 2021)
  1. リーダーの重要性の認識
  • Cameron(2021)が、最も成功しているリーダーは部下をエネルギー付けするリーダーであると提唱
  • ポジティブ・リーダーシップの特徴的な美徳的行動(謙虚さ、感謝、共感的傾聴、誠実さなど)を通じて部下をエネルギー付けし、業績向上につながるという理論を展開

この理論的背景を踏まえ、本研究では、ポジティブ・リーダーシップが部下の関係エネルギーを生み出し、それが業績向上につながるという仮説を、実証的に検証しています。

コメント 2

※ポジティブな関係エネルギーが発表された論文
職場における関係エネルギー:仕事への関与と仕事のパフォーマンスへの影響(Owens , 2016)
Relational Energy at Work: Implications for Job Engagement and Job Performance
https://www.researchgate.net/publication/279066497_Relational_Energy_at_Work_Implications_for_Job_Engagement_and_Job_Performance
エネルギーは組織にとって重要なトピックとして浮上していますが、職場の目標達成に向けて、エネルギーが対人関係レベルでどのように役立つかについてはほとんど理解されていません。ここでは、関係エネルギー構成の開発、検証、テストを目的とした 4 つの研究の結果を紹介します。研究 1 では、職場での関係エネルギーの経験と機能について 64 人の定性的な洞察を報告します。研究 2 では、3 人の従業員サンプルから関係エネルギーの尺度に関する探索的および確認的因子分析を行い、関係エネルギーを関連構成と区別します。新しい関係エネルギー スケールの予測妥当性をテストするために、研究 3 では、医療サービスのコンテキストでリーダーとのやり取り中に経験した関係エネルギーのレベルを評価する従業員のデータで構成されています。結果は、従業員が時間 1 でリーダーと経験した関係エネルギーが、競合する構成である社会的サポートの認識を制御しながら、時間 2 (1 か月後) の仕事へのエンゲージメントを予測することを示しました。研究 4 では、関係エネルギーとリーダー・メンバー交換 (LMX) のさらなる違いを示し、関係エネルギー (時間 1) と職務への関与 (時間 2) の正の関係を再現し、職務への関与のメカニズムを通じて、関係エネルギーが従業員の職務パフォーマンス (時間 3) と正の相関関係にあることを示しています。私たちは、私たちの発見の理論的意味について議論し、今後の研究分野を強調します

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