怒りの制御についてのメタ論文
名古屋大学の金谷先生、川合先生の最新論文😊
怒りの制御についての研究をまとめて下さっています❗
ちょっとズバりウェルビーイングについてではないですが。
でも怒りが多い程、ウェルビーイングが下がるという研究もあるので、つながってきます。
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怒りの感情を減らす効果がガッツリ出ていたのは、
①気を紛らわせる(注意配分)
②考え方を変える(認知再評価)
→視点を変えたり、何故そうなったのかを冷静に考えたり
攻撃的な行動を抑えるには、
①悲しい気持ちになること
→悲しい出来事を思い出す。ちょっとトリッキーですね😊
②環境や姿勢を変えること
でした。
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一方で、怒りの感情を受容したり、発散したり、抑制したりは、効果が限定的。
とのこと。
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■AIサマリー
1. どんな方法が効果的だったか?
【主観的な怒り(怒りの感情)を減らすのに効果的な方法】
● 気を紛らわすこと
- 例:別のことに集中する、音楽を聴く
● 考え方を変えること
例:違う視点から状況を見直してみる
例:「なぜそうなったのか」と冷静に考える
【攻撃的な行動を抑えるのに効果的な方法】
● 悲しい気持ちになること
- 例:悲しい出来事を思い出す
● 環境や姿勢を変えること
例:暗めの場所に移動する
例:椅子に寄りかかってリラックスする
2. あまり効果がなかった方法
● 怒りを我慢して抑え込む
● 感情をそのまま受け入れようとする
● パンチングバッグなどで怒りを発散する
3. 大切なポイント
● 同じ方法でも、人によって効果は違う
- 例:怒りっぽい人は、環境を変える方法が特に効果的
● 状況によって効果的な方法が変わる
ストレスが強いときは、考え方を変える方法が効きにくい
そんなときは、環境を変えたり、気を紛らわしたりする方が効果的
● 一つの方法に頼りすぎない
- 状況や目的に応じて、複数の方法を組み合わせるのがよい
4. 実生活での活用のヒント
● 事前の準備が大切
- 「もし怒りそうになったら、こうしよう」と計画を立てておく
● 自分に合った方法を見つけることが重要
- いろいろな方法を試してみて、自分に効果的なものを見つける
● 時と場合に応じて方法を変える
- 仕事中、プライベート、友人との衝突など、状況によって使う方法を変える
このように、怒りをコントロールする方法は一つではなく、状況や個人によって最適な方法が異なります。
自分に合った方法を見つけ、場面に応じて使い分けることが大切です。
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怒りの制御方略に関する研究動向と展望1, 2
――実験研究を対象とした検討――
金谷 悠太, 川合 伸幸(名古屋大学)
心理学研究,2025/1
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjpsy/advpub/0/advpub_96.23402/_html/-char/ja
要旨(自動翻訳)
怒りの制御は重要である。なぜなら、怒りは攻撃的な運転や虐待などの社会問題につながる可能性があるからだ。本研究では、怒りの制御戦略を系統的にレビューし、その特性、懸念事項、有効性に関する研究を統合することを目的とした。Web of Scienceを用いた文献検索と引用文献のスクリーニングにより、怒りの制御に関する76件の論文が特定された。感情制御のプロセスモデルの枠組みに基づき、各怒りの制御戦略は状況修正、注意転導、認知変化、反応変調、怒りの制御効果を高める戦略という特定のグループに分類され、主観的な怒りの経験、生理学的反応、攻撃的行動における妥当性が評価された。主観的な怒りについては、認知の変化や注意の転換(例えば、再評価や気晴らし)が最も効果的であることが示されたが、反応の変調(例えば、受容、発散、抑制)は効果的ではないことが示された。攻撃的な行動については、悲しみを引き起こすことによる反応の変調や接近動機に対抗する状況の変容が、再評価よりも効果的であることが示唆された。目的や状況に応じて、最も適切な怒りの制御戦略を用いることが重要である。
■感情制御のプロセスモデル(Gross, 1998)
※怒り意外にも色んな感情制御に使える。
①状況を変える
状況修正(situation modification)
例:ヒートアップした議論の会場を,会議室から落ち着いた雰囲気のカフェに変更したり(状況修正)
②注意を向けるものを変える
注意配分(attention deployment)
→気晴らし
→反すう(あまり良くない)
例:イライラする状況から注意を逸らすために他者と世間話をしたり(注意配分)
③考え方を変える
認知変容(cognitive change)
→認知再評価
→相手の幸せを祈るのも効果的
例:怒りの対象へ同情を試みたり(認知変容)
④感情の表し方を変える
反応調整(response modulation)
→表出抑制
→思考抑制
→受容
例:物体に八つ当たりして発散したりすることもある(反応調整)。
⑤これらの方法をより効果的に工夫する
状況選択(situation selection)
→上記を良い感じに選択する
受容があまり効果ないのは意外でした。
が、受容するだけではダメで、
あくまで客観的に、あぁこんな思考プロセスで心が動いているなぁと、横から眺める感じが大事。
みたいですね。
受容
受容は,情動体験を変化させようとせずに,そのまま受け入れる意図的な試みを指す。ただし,これは主観的な怒りを減少させない。受容は再評価と比較し主観的怒りを高く維持し(Szasz et al., 2016; Szasz et al., 2011),怒り減少方略を実施しない統制群と比較して,怒りは減少しない(Szasz et al., 2016)。情動の受容はAcceptance and Commitment Therapy(以下,ACTとする)の中核技法であり(Hayes et al., 2006),怒りを含む否定的な情動に対し有効な方略であるとみなされてきた(Eifert & Heffner, 2003)。受容はACTの特徴の1つだが,ACTに基づく介入の有効性を予測する中核的要因は,自己の抱いた思考や情動を,心の中の思考プロセスにすぎないと認識できるようになることだとされる(Arch et al., 2012)。怒りの受容を検討した2つの研究は,このような認知的脱フュージョン(cognitive defusion; Luoma et al., 2007)を実験参加者に実施させていなかった。そのために怒りの減少に失敗した可能性がある。